夏です!

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江の島観光もピークを迎えるこの時期。

気温は30度続きでめちゃくちゃ熱い…

いくらウォーキングが優れていても、この酷暑の中で江の島の中を歩き回るのは健康上良くないので、
新たな江の島移動ルートを開拓しようというのが今回の狙いです。

指標としては、なるべく1万歩歩かずに、江の島を満喫する方法というものを研究しています。
スマホの歩数計なので定量的データが得られていないのですが……


さて、江の島に行くというと、ウォーキングスポットが多数存在します。

・すばな通り
・江の島弁天橋
・江島神社参道

さらにここをショートカットするために、
交通機関が存在します。
・小田急江ノ島線
・バス
・エスカー
・べんてん丸

この中で最も有力なものはエスカーに乗ってべんてん丸で戻ってくる方法なのですが、
べんてん丸は天候や波の高さによって不定期に欠航するため、岩屋まで歩いてきたけどまた歩かなきゃいけないの……みたいなことが多々起こります。

とくに、現在ヨットハーバーで開催されている超国民的スポーツ大会の影響で、べんてん丸は8月中旬まで欠航が確定しています。

つまり、岩屋まで行こうとすると島内をほぼほぼ歩かなくてはなりません。

あついーーーー…………。

ということで、
なるべく島に入る前は体力を温存しようということで、
島に入るまで乗り物を利用して移動しようというのが、今回の実験です!


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江ノ電腰越駅で降ります。
今回の乗り換え旅はここがミソです。


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改札を出て、神戸橋に向かいます。


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江の島が見えますが、今回は反対側に歩きます。


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大船方面に歩くと、駐車場があります。
ここが「腰越駅」というバス停なのです。


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やってくるのは、N3系統、大船駅から湘南モノレールに沿って走り、腰越を経由して江の島に至ります。


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バスの時間は1時間に1本、
かつ、平日と土休日で時刻が違うので注意が必要です。
下手したらすばなを歩いた方が楽かも知れません。

このとき役に立つのが「江ノ電バスナビ」です。
このシステムを利用すると、腰越駅を何時に発車するかの見込み時間が計算されているので、腰越に向かうべきか江ノ島で降りるべきかを判断する基準になります。

バスはここから江の島方面へ。

国道134号線に入るところが若干ボトルネックになる気はしますが、江の島から先が4車線になることもあってスムーズに流れていきます。

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国民的スポーツ大会期間につき交通規制中の江の島大橋をスイスイ渡って行きます。

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国民的スポーツ大会にあわせて3車線化工事が行われていました。
毎度毎度、島内の駐車場が大渋滞するのですが、
最近の混雑具合はいかがでしょうか。

江の島へ車で行くと言う発想がすでに地元民からしたら"あり得ない"ので、島内の道路事情というのはノーマークだったのですが……。今後は様子を見て行きたいと思います。

最近は江の島の海にいる魚を観察するのが日課なのですが、
取材日は波が荒く、よく見えませんでした。


ということで、こんどは逆向き、江の島から楽に向かいたいと思います。
写真は別の日に撮影したものです。

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江ノ島(バス停)は江の島の中にあって、
江ノ島(駅)と江ノ島駅前(バス停)が隣接している
この辺結構分かりにくい名前だなぁと思ってます。


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おすすめはF3系統藤沢行き。


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こちらも江の島大橋をスムーズに走っていきます。


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もし江ノ電の切符を持っていなくても、
Emotの「デジタル版のりおりくん」を購入すれば、
バス車内でサクッと切符購入。
これを有人改札で見せれば通過できます。

大船行きは腰越に向かいますが、
藤沢行きは龍口寺の前を通って、境川に沿って藤沢駅へ向かいます。

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湘南モノレールの前の交差点を過ぎたところでバスは停車しました。

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一般の観光客の方がどうやってバスの時間を調べているのかわかりませんが、ここで降りていく乗客が多いと感じました。
時刻表の上だとバスと電車の乗り継ぎ時間はあんまりアテにならなくて、実際、この日も5分遅れくらいで走行していました。

江ノ電バスナビで江の島海岸の時刻表を見て、到着時間を見積もっておくとよいです。

バス停から駅までの時間を測ってみると、
約40秒で歩いてこれました。
踏切があるので少し条件は変わるかも知れません。

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国民的スポーツ大会を彷彿とさせます。

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ホームにも装飾がぎっしりされた駅
ここからは10分で藤沢駅に着きます。

こんな風にすると、江ノ島に行くまで余計な体力を削ることなく移動ができます。


ここで、私が往路を腰越、復路を江の島とする理由は、
ただ一つ、交差点で信号待ちをしなくて良いというところに尽きます。
このおかげで、乗り継ぎ成否の要素として足の速さのウェイトが大きくなってきます。

逆回りをしてしまうと、バス停が駅から見て道路の対岸にあるため、かならず横断歩道で信号待ちをします。
龍口寺のあたりの横断歩道は待つし、見通しが悪いところもあるので、なるべく渡らずに行きたいという個人的な事情でルートを決めました。
逆に湘南モノレールから江の島に行くときは、江ノ電バスのバス停が目の前にあるということになります。


ただ、藤沢~腰越~江の島というのは乗り継ぎの時間を考えると手間で、
藤沢駅からF3系統のバスに座ってバスに乗ってしまった方が良いかもしれません。

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江ノ島行きはOPAの近くの3番バス停から発車します。
この日はカステラとよばれる開業100周年記念カラー車が担当です。


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藤沢駅ロータリー~藤沢市民会館の前の交差点が割と日常的に混むので、
Googleマップでその辺の道路が赤くなって居たら、
電車を使って移動することをお勧めします。
お昼の江の島行はまだ何とかなっていたのですが、
夕方の藤沢行は柳小路から先がなかなか進まなくなり、10分程度の遅れで走行していました。


しかし、実は江ノ島駅前に行く方法は、
もう一つあるんです。

それが


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神奈中バス!!!!
いやぁうそだうそだって思うでしょ?

それがウソじゃないんです。

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藤77系統 藤沢駅北口~江の島~辻堂駅南口 という路線です。


ただこの路線、長らく運行休止してまして、
2021年夏にやっと運行再開となったのですが、

運行本数が非常に少ないのも事実。

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運行間隔はなんと年に1本。
ざっと計算して、一時間あたり0.000114本という驚きの本数です。

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江の島弁天橋を神奈中バスが渡る極めて貴重な光景です。


あとは番外編ですが、
ちょっとだけ涼しく移動する方法があるので紹介しましょう。


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江の島は陸繋島と言って、陸との間に砂州があります。
これは江の島の岩で海の波が二手に分かれ、橋の下でぶつかり合うときに、
流れてきた砂がここに沈殿することで起こります。

そしてこの砂州は、干潮のときに干潟として出てくるのです。


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北緑地から見るとこの通り

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2つの波がぶつかり合うところに

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砂州が出来ます。

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この砂州、ちょっと江の島側で柵を超えてよっこらせと砂浜に降りてこないといけないのですが、
波打ち際をてれてれ歩いていくことが出来ます。
だいたい半月に1度ざっと潮が引く時間帯があるのでおすすめです。

ただし
潮が満ち始めるとここは急速に海の底に沈むので、周囲の状況をよく見てください。
砂浜が狭くなるのではなく、もともと細い部分が最初に分断されてしまいます。
そうすると取り残されてしまうので、急いで渡るようにしてください。


ということで、
暑い湘南の夏、
みなさま熱中症にお気をつけてお過ごしください。
それでは。