この引きこもりがちな日常生活で
どうしても不足してしまう、

鉄分。

みなさんはどのように摂取していますか?



8月23日、2度目の開催となりました、
江ノ電沿線新聞社主催の「免疫力フェスタ」へ行ってきました。

6月28日に開催された1度目は用事があって行っていなかったんですが、
今回は空いてて、ミニ江ノ電が走ると聞いて足を運んでみることに。

場所は江ノ電第二ビル。

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江ノ電藤沢駅が貫いているこのビルが、江ノ電第二です。


社史によると、江ノ電ビルには自社ビルの第二ビルに加えて、江ノ電第三ビルを借りていた時代があるらしいんですよね。
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駅シリーズ記念乗車券に映る、今とは外装が異なる建設当初の江ノ電ビル。
第二ビルの背後、右側に見えるグレーのビルが
江ノ電百貨店の駐車場として利用されていた江ノ電第三ビルなのではないかと私が推測しています。

その後建物の名前が変わりながらも、
小田急百貨店の駐車場として使われていたようですが、
2015年ごろに閉鎖され、取り壊されて今は平面駐車場になっている様子。

まぁその話はおいおい語っていくこととしましょうか。


江ノ電第二ビルの中に入ってみます。
”普通は”こういう用事でもなければ、めったに入ることないですからね・・・。

江ノ電沿線新聞の看板
これもなかなかレトロで趣がありますね。
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エレベータで7階まで行きます。
沿線新聞社さんには、世を忍ぶ仮の姿でアレコレお世話になっているのですが、そのたびに親切にしてもらってます…。

アットホームな雰囲気がいいなぁと思ってて、
むかしバイトの募集があったときに応募しようかなとか思ったんですけど、
大学がクソ忙しかったんですよね…

いま仕事もガチ凹むようなことばっかりなんですが、
それでもなお大学のほうが辛かったとか苦しかったとか思うので、無茶しなくてよかったなと。


さてさて話を戻しましょう。
エレベーターは三菱製。
アルコール消毒をお願いしますという江ノ島電鉄の貼り紙。

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かつては小田急百貨店の人達が出入りしていましたが、
小田急湘南ゲートができた時に撤収したようで、
今は塾が入っているんですねぇ。
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会議室の中は、テーブルがあるわけですが…

その周りに…

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ミニ江ノ電が! 


乗りますか?と聞かれるので、
ぜひ…と答え、2週乗ることに。


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切符の発見までやってくれるハイテク仕様!
入鋏もしてくれます。
鋏の形は複数あり、駅ごとに違う形が割り当てられています。
この形は鵠沼駅にある鋏と同じものですね。


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写真もどうぞって言われて
もうお言葉にデレデレと甘えていきましょう。

前照灯つけてもらいました。Vです!


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5インチゲージうちにあったら
こうやってセルフ検車区ごっこできて楽しそうですねぇ…


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会員OBという方にお話を聞くと、
この模型は足回りが既製品で、車体は会員のフルスクラッチなんだとか。



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台車枠は江ノ電用に作ったように見えますが、
この台車、吊り掛け駆動をちゃんと再現しているので若干それっぽい音がするのがGOOD

小田急百貨店で見ていましたが、なかなか乗る勇気がなく。
でもやっぱり大人になっても楽しいものですね、こういうのは。

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後ろの車両は方向幕付き。
製造当初に運転会を行っていたであろう地区センターのような名前が込められているようです。

200円で2周する列車に加え、
非売品の記念誌を2000円で売っていました。
郷土の乗り物を研究するからには、買わない手はありません。

奥付を見たら江ノ電沿線新聞社が製本していました。なるほどね、とw

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藤沢SL少年団という名前は聞いていたのですが、
藤沢鉄道車両保存会という別組織でC11の管理をしているというのは知らなかった…。

同好の士が集まる趣味活動とはいえ、
その主軸は組織によるボランティア活動。
上級生として、どうしてもお喋りに夢中になっしまう下級生を指導する難しさとか、まぁそんな日常話を聞いたりしました。


社会に出てみると、年功序列ってあるようでなくて、
逆に同い年でも下請けは立場が違うみたいな名札による違いを強く感じるんです。
裏を返せば、新人がいきなりおっさんの面倒見るような場面もあるのです。
そういう場所を初めに経験するのと、ある程度テンプレ化された年功序列を経験したうえで臨むのとは未来が違うのではないかと最近思うんですよね。
それが正しいかどうかは、この文集の子供たちの生の声を読んでみることとして…。



他のブースの話をすると、
江ノ電ファンクラブのN氏が、ご自身が自費出版した書籍の販売をしていました。
いつかやってみたいよね、自費出版…。

タンコロの連結器の話とかをちょっと聞いてみることに。
氏も写真まではみたことがなかったようで、
相方について心当たりがないか尋ねてみたものの、
時代的には、600が搬入されたものの竣工まではしていない時期、とのことで、
大型の連結器をつけていたのはほかに電動貨車2くらいと。

うーん、謎が深まる…。

プラモブロックのコーナーでは
プラモブロックのアマビエを購入

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実は積みプラと化している江ノ電駅舎。
指でバリ取りができるとのことで、
今度作ってみようと思ってます。

ダイソーのケースも手に入れたし。

金型職人さんがいらしてて、
てっきり金型って海外とかに外注するのが一般的だと思っていて、
まさかそこから製造販売していたとは…
大変失礼致しました…!!

かなり重いものだそうで、
藤沢産業フェスタなどでは展示もしていたらしいです。
この製造元である、合同会社フィールドワンという会社の製品で一番気に入ってるプラ製品が、
プラモブロックではなくてプラスチックキーホルダーなんですけど、
接着剤使わずに単色プラを嵌め合わせて作っている江ノ電という面白いもの。


こういうのも金型から作ってたんだなぁと
江ノ電グッズショップで手に取ってみて欲しいんだな
サンゴーと1000ってのがもうわかってるポイント1251355点って感じでしょ?



ちなみに会場は「好きです江ノ電」コンサートの映像がヘビロテされていて、
なんともマニアックな空間となっておりました。
しかも下を電車の駅が貫通しているのでたまに電車の音が響くんですよこのビル。
もう江ノ電の夢が溢れんばかりの空間が好きすぎるんですよね…。
ここにホテルとか作らねえかな小田急…。

そしておもむろに置いてあるポスター。

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ジュジュ・タケシ氏のポスターはサイン入り。
2010年の全線開業100周年のちょっと前に使われていたものでしょうか?
氏の作品は一時期江ノ電全体を彩り、
最近ではそうでもなくなりましたが、他の施設の広告も手掛けていらっしゃるみたいで、
駅の広告で見かけることが頻繁にあります。

右のポスターは、江ノ電風景画でおなじみ田口雅巳氏のもの。
「小さな旅で大きなロマン」は、平成初期の江ノ電が多用していたキャッチコピーで、看板やパンフレットによく書いてありました。

両氏の作品は七里ヶ浜近辺の似た場所を描いていますが、
フレームに入れる風景や目立たせるものに違いが見られます。
実際にカメラで撮ろうとすると、江ノ島や富士山の配置がこのアングルには治らない、というのもツボで、そうはならないのの整合性が取れていて、普通に眺めればあたかも本当の風景に見えてしまう説得力が、絵の面白いところですね。

開業100周年のステッカーが貼られていますが、
これは電車に貼られていたもののようです。

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こちら中の人の私物。

電車に貼ってる時はなんも思わないですが、
現物ってでかいんですよね…。
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もう一枚、
こちらは極楽寺〜鎌倉の全線開業100周年を記念した2010年のポスターです。
トンネルが開通した時の写真ですね。

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ここにも車両用のシールが貼られている…



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こちらもロゴからして同じ時期に作られたとみるポスターです。
鎌倉の紫陽花ポスターも毎年恒例でしたが、
こういうのが再び貼られるのは遠い先でしょうか。


そんなこんなで免疫力マルシェ。
マスクや調味料の販売もあったんだけど、

申し訳ないのだけれど私がただのオタクであったばかりに
通常運転の鉄分補給になってしまいました…()

まぁ、ストレス社会に生きるからには
免疫には必要だからね。こういう日があってもいいよねー。



おまけ

藤沢駅の看板がまた変わっていました。
いつから変わってるのかわからないけど…。

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光らない看板って安上がりだけど
昔の人ってありとあらゆるものを光らせるのにこだわったんでしょうか。

前に撮影したものを探したら4年も前のものだった…
そりゃ変わるわけだ…。

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2016年8月28日撮影



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 2013年5月30日撮影


昔の江ノ電のりば看板は統一感があったんですが、
どんどん撤去されちゃいましたなぁ

藤沢駅よりも江ノ電であることの方が重要な気もするんだけど、そうではないっぽいのね…。

まぁビルから電車が出て行くし、日本人でも事前情報なしにはここが電車の駅とは想像つかないか…。