今回は極楽寺編。

11月7日の長谷寺記事の途中省略した部分です。

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極楽寺に行きました。
極楽寺界隈にはもう何年も張り込んでいますが、私は檀家ではないのです・・・。

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鎌倉氏のおなじみの看板

この辺りの谷戸一帯がかつて極楽寺の領地だったようですね。
ここは鎌倉の極楽寺切通のさらに外側。武家の都鎌倉の西の果て。

極楽寺は鎌倉の隅っこに位置して、今も静かな場所ですが、
かつては結核のような病を患った人の療養所としての役割を持ち、
また京都からの交通路となる極楽寺切通の土木工事に力を入れるなど、
公共事業への情熱にあふれるお寺という一面を持っていたといわれています。



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門の奥はまっすぐ進むと本堂があります。


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神社でいうところの鐘がガラガラなるやつ、あれの仏教版?を鰐口と呼ぶそうです。
鰐口をならして合掌するタイプのお参りの仕方、鎌倉めぐりでは初めてかも。

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極楽寺で薬を作るのに使っていたという大きな鉢があります。

大きな百日紅の木です。

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井戸なんかもあります。

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なんというか、裏手に小学校とか有るはずなんですけど、
ビックリするくらい緑に囲まれているんです。
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トイレの建物を木が侵食して、屋根を切り抜かれている様子。
樹木が大事にされている感じがしていいですね。w


極楽寺切通を長谷方面へ歩きます。
ここは成就院。

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かつては紫陽花寺として有名でしたが、
東北の震災の際、紫陽花を寄贈し、
現在は萩が植えられています。


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鎌倉の海と逗子方面を眺める好立地。
そして極楽寺切通に面し、鎌倉へ向かう人馬を監視できる立地でもあります。
不動明王が御本尊。良縁とかそういう感じのことで…
おててのしわとしわを合わせるのであります。



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こちらは虚空蔵堂。
切通を抜けた長谷側にある離れたお堂です。


力餅家という老舗のお菓子屋があります。
力餅はこし餡で餅をくるんだもので、餅が硬くなってしまうことから遠方には餅の代わりにもちもちの求肥を使った力餅を売っています。

コロナ対策につき、今は同時に2人まで、みたいな入店制限をかけているということで、
会計を含めると結構並んだりします。
何を買うかあらかじめ目星をつけているとよいでしょう。

力餅家から路地に入ると、そこは五霊神社。
この辺に住んでた5人の平氏を祀ったから五霊とか言われています。

そんなことを放っておくレベルで有名なのがこの踏切でしょう。
今年はここを電車が走るようになってから100年の節目に当たります。

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やはり10は美しいですね。

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今でこそ紫陽花踏切として知られカメラマンが集まる迷惑撮り鉄スポットとなっていますが
わりと最近まで遮断機のない踏切でした。

12分後に反対方向がくるので、それまでにお参りをしておきましょう。

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ここ最近の鎌倉巡りでは寺院はよく行きますが神社は八幡宮くらいでして、久しぶりに神社に参拝したなぁと。

境内にある大きな木はタブノキ。
横に広がり空を埋め尽くすような巨大な木です。
木陰の印象を作っている樹木です。

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305が来ました。
ピント…

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千歳開洞と呼ばれる長谷方のトンネル。
関東大震災にも耐えたトンネルですが、トンネルわきが土砂崩れに弱いようで、関東大震災ではここが崩れています。


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70年代にシェルターで覆う工事が行われ、
レンガのトンネル入り口は見えなくなってしまいました。
千歳開洞の文字はまだ見える位置に残されてあるのでしょうか。
極楽洞がよく見えるだけに、なんか惜しい…。