藤沢ミニ鉄道

神奈川県藤沢市を走行する、路線距離200mのミニ鉄道です。
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前回のレポートで紹介したSL1号機のほかに、3車種の電車が走行していました。


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江ノ電305


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江ノ電1001



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三陸鉄道36-100各車の発車シーンをまとめましたのでご覧ください。


運用は、各車両が信号の指示に従って走行するもの。
自動信号・・・ではなく、信号係の誘導で走行します。
だから、まぁ手動信号式?

種別はSL広場~SL広場の各駅に停車する各駅停車と、
SL広場を通過して二周する快速列車がある模様。


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ちゃんと方向幕も作られています。

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種別しか出せない車両もある模様。


305はしばらくして側線に置かれてしまったので、
形式写真を撮影してみることに。

藤沢ミニ鉄道の記念誌をもとにそれぞれの車両について観察していきましょう。

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FMR電設という銘板がありましたが、
FMRというのはFujisawa Mini Railwayの略称のようですね。
2010年製造のようです。

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動力とコントローラがついています。


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後ろに連結された車両が運転台車と呼ばれる運転手が乗る車で、
緩急車を兼ねているらしいです。
右側に足踏み式のブレーキを装着しています。
写真の201はワダワークス製、1988年導入。

うしろには客車がつながります。
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木製の5人乗り客車です。2両連結されていました。
11 12と付番されています。
山大木材制作、1983年導入とのことで、
SL1号機と並ぶ古参車のようです。

もともとは有志の持ち寄った車両を走らせていたとのことで、このあたりが初めて用意された自前の車両なのでしょうか。
すると、藤沢ミニ鉄道は線路のみを保有する第3種鉄道事業者として1981年に開業し、その後1983年に自社車両を発注して第1種鉄道事業者に転換したことになりますね。会社じゃないけど。

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この客車、20年前の時点でこのカラーリングだったようで、踊り子ストライプを後世に残すことになるのでしょうか。
奥にはSL2号機(1986年導入)の姿が見えます。

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最後尾には車掌車が連結されています。
車掌は最後尾からアナウンスを行うとともに、
運転士の死角となる部分の監視をしています。
(走行中に足を出すとか)

車番が読み取れませんが、101でしょうか?

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車掌車はみんな尾灯と方向幕を装備しているようです。

運転台車には他にも数種類いて

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361
二軸車です。(データなし)


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202
ボギー車、1990年ワダワークス製

あと写真がないですが、SLの運転台車は203という番号が付番されていました。
こちらも2010年の資料にはないので、のちに増備されたものと思われます。

という番号がありました。
形式が違うと少し形も変わっていますね。
黒部峡谷鉄道を想像します…。


客車は前述の木造車11〜12に加え、ステンレス製の客車が2両3編成運用入りしていました。

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31〜34は"モデルニクス製5人乗りステンレス標準客車"
1996年、1998年に2両ずつ入線しているようです。

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一応、オハ30という形式がついているようです。
他の車にもこういうのあるのかな…?

35、36は資料には出ていませんが、緑の帯の車両が運用入りしているのを現車確認しました。のちに増備されたものでしょうか?

この運転会では出てきませんでしたが、江ノ電沿線新聞社の免疫力マルシェで走行していたミニ江ノ電には、運転台車202に加え、後ろに42という客車が連結されていました。
3人乗りと短尺の車なので、小田急デパートや長久保公園のような出張運転の際にはこちらが使われるのかもしれませんね。
大井川鐵道に行った時も思いましたが、こういう客車を見て形態観察するってのは、こういうミニ鉄道でも楽しいもんですなぁ(狂った鉄オタ並の感想)

車掌車には
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501

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502


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503

そして101がいました。

3両に共通しているのは木製車体で、客車よりも長さが短いこと。
503に関しては尾灯の形状が他の2両と異なります。
それぞれカラーリングがライトグレーに青、赤、緑ですが、これはオハ30形客車の色に合わせて塗られているものと思われます。実質固定編成なんでしょうかね。
こちらも手元の資料では分からず。


最初これを見た時は同型車だと思っていたのですが、OB曰く
601→501
521→502
と改番された経緯があるそうで、
同型車ではない…?

521の車歴は、"FMR電設製のブレーキ付乗務員用車兼2人乗り客車。客車21の台車を流用"とありました。(自前で作ったものに付ける名前らしい)

つまり、客車21→乗務員用車兼客車521→乗務員用車501 と改番されたということでしょうか。
なお21の続番となる客車22〜23も、2001年に無蓋貨車1001〜1002に改造されているとのことで、どうやらこの時点で形式消滅している様子。

なるほど、すると
100 200 運転台車
500 車掌車
という感じの規則性が見えてきましたね…!

(ひょっとして、江ノ電より沼なのでは…?)

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車掌車には放送用のマイクが設置されていて、
声が前に聞こえるようになってました。
本格的でいいですねぇ。


ちなみにそれぞれの客車は自動連結器で連結されている本格仕様。高いらしい。

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あと、
小さい頃に乗りに行った時と違ったとが、
この踏切。

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ミニ鉄道にしては…というのは変な言い方ですが
なんとも、ガチな作りです。


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機器箱も汎用品を使ったのか分からないくらいにはよくできています。


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銘板にはFMR電設の文字。
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藤沢ミニ鉄道の中の人たちが作ったのでしょう。
昔は子供が棒を上げ下げして頑張っていましたが、今やこんなに電子化されているとは驚き。

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今はまさかの連動制御盤で操作!
出発信号もここで切り替えられるらしい。
素晴らしい!!


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5インチゲージのポイントです。
バネがついてて片方に確実にくっつくようになっているようですね。


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転車台の前では9600がメンテナンス中でした。
1991年登場、東京工業高校制作とのこと。
高校生がライブスチーム作っちゃうんかい…って驚きます。
技術のある鉄道ファンって、いいですねぇ!