ロマンスカーギャラリーの一角には、
ロマンスカーアカデミアという区画があります。

IMG_57650181


ココは複々線化事業で使用した現場説明用の模型などが展示されています。

IMG_57690182

まぁ何かとトレンドによって展示は変わるでしょうから、
しっかりと記録しておいた方がよさそうですね。

やはり一番すごいのはジオラマではないでしょうか。
混雑していたので、あまり引きではよく見えませんでしたが・・・。


IMG_58200199

SE車やGSE車、ほかに9000形などの電車たちが
小田急線を再現したジオラマの中を走り回ります。

IMG_58210200

町田駅とかはかなり特徴的なのではないでしょうか。


IMG_58000192

片瀬江ノ島駅があります!
一応ロマンスカーきますからね。
多摩線はあまり作られなかったらしいですが・・・。

IMG_58060194

ちゃんとえのすいの映像が流れるところまで再現しているという素晴らしさ。
駅前の弁天橋は改良工事で少し形が変わってしまいましたねw

IMG_58100196
そしてこのトンネルは・・・

IMG_57740184

なんと!江ノ電です!!
鎌高前や五霊神社を再現した展示があります。
そして左の3階建ての建物は本社ビルというこだわりぶりw

IMG_58220201

長谷も見事に再現されています。

IMG_57820187

江の島はシーキャンドルや神社といった一通りの観光名所を網羅。


IMG_57860188

ヨットが浮かぶ海の底にはダイバーやクラゲが浮いています。


IMG_57890189
どことは言いませんが水族館の中ではイルカがジャンプ。
本当に仕掛けがあって動いていました。


HOゲージの江ノ電は100円で動かすことが出来ます。

IMG_58240202

これが運転台。
本物の小田急車の部品を使ってます。
江ノ電のワンハンドルマスコンじゃないんだ・・・って思ったけど。
マスコンレバーの向きが地上車と地下直通車(営団にそろえた)と違うと教わり、
これが廃車になった1000形の発生品であるっぽいことは分かりました。



IMG_58340203

夕暮れになります。

IMG_57940191

海老名に向かうVSE

奥には相模原にやってくる人工衛星「はやぶさ」が。

IMG_58170198

大野工場でしょうか。
何やら珍しい車を整備しています。


IMG_58410204

複々線区間の二層構造も再現しています。
高さが低くてちびっこからもよく見え、
大人気なのでなかなか撮影難しいです。


IMG_58420205
1000形の下り電車です。

IMG_58650207

新宿駅地下ホームに入線する5200形
今のチビたちもこの電車知ってるんですね。


IMG_58920209

夜になると屋内の人形が目立ってこれはこれで面白いですね。

IMG_59040212

芦ノ湖周辺は静かな夜を迎えます。
むかし知人の車に乗せられていったことがあるんですが、

ほんとにね、箱根神社の周り。なんもないの。やばいよ夜。


IMG_59050213


夜の静かな箱根に星空がきらめく夜。
リアルに宿泊してみたいですね、富士屋ホテルとか・・・。

しかし夜が長い・・・。

ジオラマの作りこみというよりは演出なのですが、

たぶん、電球をたくさん入れてあるので、
ジオラマを作った人は夜景を見てほしかったのでしょう。

でも僕らはロマンスカーを見に来ているんですよね。

ロマンスカーが全然見えない・・・。


やっと朝が来ます。
短いのでさっさとあれこれ撮る必要があります。

IMG_59600224

大涌谷の噴煙が上がり始め、

IMG_59630225

登山電車はスイッチバックを始めます。
IMG_59730227

海賊船「クイーン芦ノ湖」も動き始めます。
小田急箱根山のホテルのつつじがきれいですね。


IMG_59650226

箱根登山ケーブルカーも新車が居ます。

IMG_59830229

湯本駅ではHOのアレグラの手前を駅伝のランナーが走るという演出。

IMG_59930232

大山ケーブルも再現されています。
しかし箱根と大山の勾配は実際は逆なので、
地形までジオラマに押し込むというのは難しいながらも、
限られたスペースに入れ込む努力が行われています。


IMG_60010234

新松田短絡線のそばを走るRSE



IMG_60100235

青信号を通過するSE

IMG_60150236

列車が通過すると赤に切り替わります。

IMG_60270239
ビナウォークにあつまるのは、
小田急グループと、近隣自治体のキャラクターたち。

上の通路には、コロナ渦のなかで廃止となった、
ビナウォーク内のロードトレイン「ビナポッポ」の姿があります。
こういう形を残せるのは模型ならではですね。



IMG_60200237


IMG_60400241

駐車場でのびをするひと

IMG_60450242
ロマンスカーミュージアムの建屋で何やら集まる人たち


IMG_60490243



IMG_60510244

この街並みを小田急があえて作りこむことに驚きましたが・・・
(大切な新宿の財産でしょうけど、子供になんて説明するんだろう)

IMG_60580246



IMG_60600247

建設現場は影が美しい・・・。

IMG_60620248

ビックカメラとヨドバシカメラは難とリアルに出演していましたw

IMG_60630249

看板の作りとかかなり本物志向だなぁと思いましたねぇ。

IMG_60720251


下北沢のライブハウスではアイドルライブとかやってます。
これたまにしか出ませんので注目ですw
IMG_60710250




IMG_60750252



IMG_60940255

他にも、いろんな人たちがこのジオラマにはいます。
それぞれが、かけがえのない時間、ゆたかなくらしを実現しているのでしょうか。


そして、昼夜の演出とは別に、
プロジェクションマッピングの演出があります。


IMG_59140215

新宿を発車したロマンスカーが太陽とともに箱根を目指します。


IMG_59210216



IMG_59290217



IMG_59300218

そして町が輝いていく・・・。


IMG_59340219

これは面白いなぁと思いましたね・・・。

IMG_59360220

そして列車は新宿に戻り、再び夜に戻ります。


このプロジェクションマッピングをデザインしたのは、
AR三兄弟の川田十夢(かわだ とむ)氏。

お名前は聞いたことがあったんですが、
メディアに出るものってラジオとか対談ばっかりだったので、
作品を拝見するのは実は初めてで。

面白いものを作る人なんだなぁと思いました!
是非ほかの作品も見てみたいですね。


IMG_59450221



そして他には
ロマンスカーLSEの廃車発生品を利用した
運転シミュレータがありました。


IMG_60950256

こちらは抽選で毎時2組しか利用できず
かなりの難関です。

個人的に面白いのなと思ったのは、この銘板。

IMG_60990259
向谷実氏でおなじみ、実写映像と音にこだわった音楽館の作品です。



IMG_60980258


待機ゾーンには実際に使用していた座席なども並びます。




IMG_61020260
他にも手を触れるとそこに線路が敷かれてロマンスカーが走るような
体感型アートもありました。

アートに関しては凄く充実しているんですよね。
なので、ロマンスカーミュージアムは、
ロマンスカー博物館というよりも、ロマンスカー美術館と訳したほうが
その姿によくフィットしているような気もします。


IMG_61060261


そしてここには
ガチャガチャが!

IMG_61100262

保存車の現役時代をイメージしたフィギュアが入っているらしい。


IMG_0242

で、回す。


IMG_0244
なんと!全種コンプすることに成功しました!!

あと、ミュージアムショップで買ったのがコレ。

IMG_0250

ノートのようなものですが、開くと・・・

IMG_0251



IMG_0252

片瀬江ノ島駅の駅舎になります!!


IMG_61140263

そして土産物屋で並び・・・

IMG_0240

うまい棒のでっかい缶を購入
うまえもんがロマンスカー制服を着ています。

コロナがなければ、うまみちゃんが車内販売の格好をしてたんだろうか・・・。


IMG_61180264

まぁそんな感じでロマンスカーミュージアム訪問はおわり。


このあと、海老名駅の北欧パンで
パウンドケーキをロマンスカーの箱に入れたセットで売っているのを発見。

箱を持っていくとパウンドケーキを箱に詰めてくれるんですが、
「箱に入れますか?それとも箱は別に持って行きますか?」

買ってすぐに箱から出してしまうことを読まれている・・・
ということで、箱にはいれず、パンを保冷バッグに仕舞ったら箱は別に持つことに。


IMG_0238

中にカードが入ってるんですが、これがまた渋い・・・。

さて、次に私が向かうのは・・・箱根!
でもロマンスカーミュージアムに行ったからって30分後のロマンスカーを待つのも面倒です。
しかし、実はこの直後に、海老名を通過して隣の本厚木から発車するロマンスカーがあることを発見。

窓口に駆け込んで、乗り遅れそうなことは承知だがダメ元でいいので発券してほしいと頼むと、
後ろ展望あいてますよと確認してくれて。
なんとかロマンスカーに先行して本厚木につく特急に乗れました!
ありがとう係員さん!!


IMG_61320265

相鉄10000系です。
みんなネイビーブルーになってしまうんだろなぁって思っていた頃が懐かしいですね(しろめ)

本厚木駅に着きました。
IMG_61470266


後ろから追いかけてきたのは、
IMG_61500267

50000形です!
2005年登場の白いロマンスカー。
アーチの広い天井が特徴で、

VSE(Vault Super Express)の愛称がつけれられました。


IMG_61550268



連接構造が自慢です。

IMG_61610270

中間にはかつての車内販売カウンターがあります。
奥にあるのはパンフレットスペースというのですが、
何に使われているのかいまいちピンときませんでした。

IMG_61630271

最後部の風景です。



IMG_61750272

足柄エリアは山間部を走ります。
さっきまで厚着を走っていた時には想像もしない、のどかな風景です。

IMG_61850273

HiSEを眺めていると電車は小田原へ到着します。



IMG_61970274

安定のブルーリボン賞
そして建築デザイナーの岡部憲昭氏による最初のロマンスカー作品です。


IMG_62190276

箱根湯本につきました!
鋸山の疲れを富士屋ホテルで癒しましょう。


でもその前に

IMG_62260277



IMG_62290278

S1が2両で走っていたので記録します。
HiSE塗装なのが小田急らしさですよね。

IMG_62410279

しばらく3000形を増結した3両運転が続いていたので、
2002の顔を見るのは久しぶりでした。


IMG_62490281

相方はねんねしています。


IMG_62570282

さぁーて!温泉です!!

IMG_62580283

入口の金魚がちょっと減ってるかも。

割引キャンペーンで買った回数券もだいぶ消費してきました。


IMG_62670284

B2も来ました。
LSEのバーミリオンカラーですね。


IMG_62700286
今回はシーバスに乗るので強羅方面へは行きません。


IMG_62930288

B1の側面はこいのぼり。

IMG_63460291

S2も2両で運用入りしています。

IMG_63490292



IMG_63630293

2004の顔を見るのは久しぶりですね。



IMG_63320290
赤い1000形が来ています。
が今回は乗りません。

ロマンスカーで小田原へ向かいます。
箱根登山鉄道の小田原〜箱根湯本間は、係員から200円の特別急行券を買うことでロマンスカーの空席に座ることができます。


私が箱根登山線内でロマンスカーを使うのはいくつか理由がありまして。

まず、交換待ちでもロマンスカーが優先されて走るので、ちょっとだけ所要時間が速いこと。
所要時間ってだいたい12〜15分位なのですが、各駅停車になると15〜20分くらいかかる電車もあります。
この3分が、湯本駅で余裕を生んだり、速い東海道線に乗れたり、みたいなところにかかってくるわけです。

次に挙げるのは、この区間がロマンスカーで唯一の自由席であるという点。
小田急線内なら初乗り310円なので直接的に安いわけではないのですが、
箱根登山線内は空席に限り自由席となりますので、
たとえ展望席だろうが車椅子対応席だろうが空いてさえいれば座ることができます。
※VSEのサルーンにはダメです。

どこに座るか悩ましければ風祭あたりで座席を変えて、あっちもこっちも座ってみることもできます。
今日はどこにしようかなみたいな。

そしてトコトコ切符を使えば乗車券をいちいち買わないで永遠にロマンスカーに乗れるので、車内探検に最適な区間なのです。

3つ目の理由として、箱根に来る車種と本数の多さが挙げられるでしょう。
VSEやGSEは箱根専属といって過言でないので、江ノ島線や多摩線を生活の基盤にしているとなかなか出会えませんが、ここなら乗り放題。
気分次第で好きな電車に乗りましょう。


IMG_63130289

今回乗るのは2008年登場のロマンスカー、
60000形MSE(Multi Super Express)。
箱根も、御殿場の山道も、そして東京メトロ千代田線への直通も行う、メカ的に見たらすごいやつ。

座席のクオリティには賛否がありますが……。


IMG_63700295

こいつもブルーリボン賞受賞車です。



IMG_63820297
ここにも今はなき車内販売スペースがあります。


IMG_64000298

2列ぶんの窓ですが、カーテンを紐で吊ることでカーテンレールを廃して視界を保つ工夫がされています。


IMG_64010299

小田原駅に到着しました。
ここで連結作業があるようですが、
私は新幹線ホームに急がねばなりません。


IMG_64030300

エスカレーターから屋根上を撮影します。


IMG_64040301

よくみると、エアコンをうまくカモフラージュしている屋根であることがわかりますね。


ロマンスカー ミュージアムを4回にわたってレポートしましたが、
やはりアートミュージアムとしての側面が強く、アカデミックなミュージアムとしてはまだまだ伸び代があると感じます。

あとは、ロマンスカーは保存車に頼らず、
実物を見るのがいちばん賢い楽しみ方だと学ぶのでした。


皆さんも是非、ロマンスカーミュージアムの後はロマンスカーで箱根へ。

ポイントをまとめると
・はこね号には海老名停車と本厚木停車があるのでどっちが先に来るか調べて乗るべし
・湯本からの帰りに小田原下車の人は200円で自由席に乗れる。展望席が空いてたらラッキー

くらいでしょうか。
以上でロマンスカーミュージアムレポートを終わります。
それでは皆さん。よきロマンスカーライフを……!