ロマンスカーギャラリーの一角には、
ロマンスカーアカデミアという区画があります。
ココは複々線化事業で使用した現場説明用の模型などが展示されています。
まぁ何かとトレンドによって展示は変わるでしょうから、
しっかりと記録しておいた方がよさそうですね。
やはり一番すごいのはジオラマではないでしょうか。
混雑していたので、あまり引きではよく見えませんでしたが・・・。
SE車やGSE車、ほかに9000形などの電車たちが
小田急線を再現したジオラマの中を走り回ります。
町田駅とかはかなり特徴的なのではないでしょうか。
片瀬江ノ島駅があります!
一応ロマンスカーきますからね。
多摩線はあまり作られなかったらしいですが・・・。
ちゃんとえのすいの映像が流れるところまで再現しているという素晴らしさ。
駅前の弁天橋は改良工事で少し形が変わってしまいましたねw
そしてこのトンネルは・・・
なんと!江ノ電です!!
鎌高前や五霊神社を再現した展示があります。
そして左の3階建ての建物は本社ビルというこだわりぶりw
長谷も見事に再現されています。
江の島はシーキャンドルや神社といった一通りの観光名所を網羅。
ヨットが浮かぶ海の底にはダイバーやクラゲが浮いています。
どことは言いませんが水族館の中ではイルカがジャンプ。
本当に仕掛けがあって動いていました。
HOゲージの江ノ電は100円で動かすことが出来ます。
これが運転台。
本物の小田急車の部品を使ってます。
江ノ電のワンハンドルマスコンじゃないんだ・・・って思ったけど。
マスコンレバーの向きが地上車と地下直通車(営団にそろえた)と違うと教わり、
これが廃車になった1000形の発生品であるっぽいことは分かりました。
夕暮れになります。
海老名に向かうVSE
奥には相模原にやってくる人工衛星「はやぶさ」が。
大野工場でしょうか。
何やら珍しい車を整備しています。
複々線区間の二層構造も再現しています。
高さが低くてちびっこからもよく見え、
大人気なのでなかなか撮影難しいです。
1000形の下り電車です。
新宿駅地下ホームに入線する5200形
今のチビたちもこの電車知ってるんですね。
夜になると屋内の人形が目立ってこれはこれで面白いですね。
芦ノ湖周辺は静かな夜を迎えます。
むかし知人の車に乗せられていったことがあるんですが、
ほんとにね、箱根神社の周り。なんもないの。やばいよ夜。
夜の静かな箱根に星空がきらめく夜。
リアルに宿泊してみたいですね、富士屋ホテルとか・・・。
しかし夜が長い・・・。
ジオラマの作りこみというよりは演出なのですが、
たぶん、電球をたくさん入れてあるので、
ジオラマを作った人は夜景を見てほしかったのでしょう。
でも僕らはロマンスカーを見に来ているんですよね。
ロマンスカーが全然見えない・・・。
やっと朝が来ます。
短いのでさっさとあれこれ撮る必要があります。
大涌谷の噴煙が上がり始め、
登山電車はスイッチバックを始めます。
海賊船「クイーン芦ノ湖」も動き始めます。
小田急箱根山のホテルのつつじがきれいですね。
箱根登山ケーブルカーも新車が居ます。
湯本駅ではHOのアレグラの手前を駅伝のランナーが走るという演出。
大山ケーブルも再現されています。
しかし箱根と大山の勾配は実際は逆なので、
地形までジオラマに押し込むというのは難しいながらも、
限られたスペースに入れ込む努力が行われています。
新松田短絡線のそばを走るRSE
青信号を通過するSE
列車が通過すると赤に切り替わります。
ビナウォークにあつまるのは、
小田急グループと、近隣自治体のキャラクターたち。
上の通路には、コロナ渦のなかで廃止となった、
ビナウォーク内のロードトレイン「ビナポッポ」の姿があります。
こういう形を残せるのは模型ならではですね。
駐車場でのびをするひと
ロマンスカーミュージアムの建屋で何やら集まる人たち
この街並みを小田急があえて作りこむことに驚きましたが・・・
(大切な新宿の財産でしょうけど、子供になんて説明するんだろう)
建設現場は影が美しい・・・。
ビックカメラとヨドバシカメラは難とリアルに出演していましたw
看板の作りとかかなり本物志向だなぁと思いましたねぇ。
下北沢のライブハウスではアイドルライブとかやってます。
これたまにしか出ませんので注目ですw
他にも、いろんな人たちがこのジオラマにはいます。
それぞれが、かけがえのない時間、ゆたかなくらしを実現しているのでしょうか。
そして、昼夜の演出とは別に、
プロジェクションマッピングの演出があります。
新宿を発車したロマンスカーが太陽とともに箱根を目指します。
そして町が輝いていく・・・。
これは面白いなぁと思いましたね・・・。
そして列車は新宿に戻り、再び夜に戻ります。
このプロジェクションマッピングをデザインしたのは、
AR三兄弟の川田十夢(かわだ とむ)氏。
お名前は聞いたことがあったんですが、
メディアに出るものってラジオとか対談ばっかりだったので、
作品を拝見するのは実は初めてで。
面白いものを作る人なんだなぁと思いました!
是非ほかの作品も見てみたいですね。
そして他には
ロマンスカーLSEの廃車発生品を利用した
運転シミュレータがありました。
こちらは抽選で毎時2組しか利用できず
かなりの難関です。
個人的に面白いのなと思ったのは、この銘板。
向谷実氏でおなじみ、実写映像と音にこだわった音楽館の作品です。
待機ゾーンには実際に使用していた座席なども並びます。
他にも手を触れるとそこに線路が敷かれてロマンスカーが走るような
体感型アートもありました。
アートに関しては凄く充実しているんですよね。
なので、ロマンスカーミュージアムは、
ロマンスカー博物館というよりも、ロマンスカー美術館と訳したほうが
その姿によくフィットしているような気もします。
そしてここには
ガチャガチャが!
保存車の現役時代をイメージしたフィギュアが入っているらしい。
で、回す。
なんと!全種コンプすることに成功しました!!
あと、ミュージアムショップで買ったのがコレ。
ノートのようなものですが、開くと・・・
片瀬江ノ島駅の駅舎になります!!
そして土産物屋で並び・・・
うまい棒のでっかい缶を購入
うまえもんがロマンスカー制服を着ています。
コロナがなければ、うまみちゃんが車内販売の格好をしてたんだろうか・・・。
まぁそんな感じでロマンスカーミュージアム訪問はおわり。
このあと、海老名駅の北欧パンで
パウンドケーキをロマンスカーの箱に入れたセットで売っているのを発見。
箱を持っていくとパウンドケーキを箱に詰めてくれるんですが、
「箱に入れますか?それとも箱は別に持って行きますか?」
買ってすぐに箱から出してしまうことを読まれている・・・
ということで、箱にはいれず、パンを保冷バッグに仕舞ったら箱は別に持つことに。
中にカードが入ってるんですが、これがまた渋い・・・。
さて、次に私が向かうのは・・・箱根!
でもロマンスカーミュージアムに行ったからって30分後のロマンスカーを待つのも面倒です。
しかし、実はこの直後に、海老名を通過して隣の本厚木から発車するロマンスカーがあることを発見。
窓口に駆け込んで、乗り遅れそうなことは承知だがダメ元でいいので発券してほしいと頼むと、
後ろ展望あいてますよと確認してくれて。
なんとかロマンスカーに先行して本厚木につく特急に乗れました!
ありがとう係員さん!!
相鉄10000系です。
みんなネイビーブルーになってしまうんだろなぁって思っていた頃が懐かしいですね(しろめ)
本厚木駅に着きました。
後ろから追いかけてきたのは、
50000形です!
2005年登場の白いロマンスカー。
アーチの広い天井が特徴で、
VSE(Vault Super Express)の愛称がつけれられました。
連接構造が自慢です。
中間にはかつての車内販売カウンターがあります。
奥にあるのはパンフレットスペースというのですが、
何に使われているのかいまいちピンときませんでした。
最後部の風景です。
足柄エリアは山間部を走ります。
さっきまで厚着を走っていた時には想像もしない、のどかな風景です。
HiSEを眺めていると電車は小田原へ到着します。
安定のブルーリボン賞
そして建築デザイナーの岡部憲昭氏による最初のロマンスカー作品です。
箱根湯本につきました!
鋸山の疲れを富士屋ホテルで癒しましょう。
でもその前に
S1が2両で走っていたので記録します。
HiSE塗装なのが小田急らしさですよね。
しばらく3000形を増結した3両運転が続いていたので、
2002の顔を見るのは久しぶりでした。
相方はねんねしています。
さぁーて!温泉です!!
入口の金魚がちょっと減ってるかも。
割引キャンペーンで買った回数券もだいぶ消費してきました。
B2も来ました。
LSEのバーミリオンカラーですね。
今回はシーバスに乗るので強羅方面へは行きません。
B1の側面はこいのぼり。
S2も2両で運用入りしています。
2004の顔を見るのは久しぶりですね。
赤い1000形が来ています。
が今回は乗りません。
ロマンスカーで小田原へ向かいます。
箱根登山鉄道の小田原〜箱根湯本間は、係員から200円の特別急行券を買うことでロマンスカーの空席に座ることができます。
私が箱根登山線内でロマンスカーを使うのはいくつか理由がありまして。
まず、交換待ちでもロマンスカーが優先されて走るので、ちょっとだけ所要時間が速いこと。
所要時間ってだいたい12〜15分位なのですが、各駅停車になると15〜20分くらいかかる電車もあります。
この3分が、湯本駅で余裕を生んだり、速い東海道線に乗れたり、みたいなところにかかってくるわけです。
次に挙げるのは、この区間がロマンスカーで唯一の自由席であるという点。
小田急線内なら初乗り310円なので直接的に安いわけではないのですが、
箱根登山線内は空席に限り自由席となりますので、
たとえ展望席だろうが車椅子対応席だろうが空いてさえいれば座ることができます。
※VSEのサルーンにはダメです。
どこに座るか悩ましければ風祭あたりで座席を変えて、あっちもこっちも座ってみることもできます。
今日はどこにしようかなみたいな。
そしてトコトコ切符を使えば乗車券をいちいち買わないで永遠にロマンスカーに乗れるので、車内探検に最適な区間なのです。
3つ目の理由として、箱根に来る車種と本数の多さが挙げられるでしょう。
VSEやGSEは箱根専属といって過言でないので、江ノ島線や多摩線を生活の基盤にしているとなかなか出会えませんが、ここなら乗り放題。
気分次第で好きな電車に乗りましょう。
今回乗るのは2008年登場のロマンスカー、
60000形MSE(Multi Super Express)。
箱根も、御殿場の山道も、そして東京メトロ千代田線への直通も行う、メカ的に見たらすごいやつ。
座席のクオリティには賛否がありますが……。
こいつもブルーリボン賞受賞車です。
ここにも今はなき車内販売スペースがあります。
2列ぶんの窓ですが、カーテンを紐で吊ることでカーテンレールを廃して視界を保つ工夫がされています。
小田原駅に到着しました。
ここで連結作業があるようですが、
私は新幹線ホームに急がねばなりません。
エスカレーターから屋根上を撮影します。
よくみると、エアコンをうまくカモフラージュしている屋根であることがわかりますね。
ロマンスカー ミュージアムを4回にわたってレポートしましたが、
やはりアートミュージアムとしての側面が強く、アカデミックなミュージアムとしてはまだまだ伸び代があると感じます。
あとは、ロマンスカーは保存車に頼らず、
実物を見るのがいちばん賢い楽しみ方だと学ぶのでした。
皆さんも是非、ロマンスカーミュージアムの後はロマンスカーで箱根へ。
ポイントをまとめると
・はこね号には海老名停車と本厚木停車があるのでどっちが先に来るか調べて乗るべし
・湯本からの帰りに小田原下車の人は200円で自由席に乗れる。展望席が空いてたらラッキー
くらいでしょうか。
以上でロマンスカーミュージアムレポートを終わります。
それでは皆さん。よきロマンスカーライフを……!
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