ここから、グリーンラインの100周年記念ラッピング車に乗るのですが……
6連化工事のためスペースが狭く、
外観の撮影はご遠慮くださいとのこと。
100周年ラッピング車も、乗ってしまえばただの電車。うーん悔しい。
しかしクヨクヨしている余裕はありません。
この電車は川和町行きです!
なんと、運転台画面を見れるという滅多にない機会をいただきます。
乗務員室扉開放!
地下鉄のシールドトンネルに!
剛体架線!迫り来るライト!
テンション上がりますなぁー!!
ここで電車は一旦停止。
ここが日本の地下鉄で最急勾配と言われる58‰の坂なんだそうで、ボールを編成の端から端まで転がす実演が行われました。
確かに実際止まってみると坂道で、
しかもカーブしながらですから、ボールも座席に引っかかりながらコロコロと進んでいきます。
(顔が写っちゃうから写真はないけど)
前にもいう通り、グリーンラインは電動機つきの車輪による摩擦で走行するのではなく、線路のリアクションプレートと台車のリニアモーターによる電磁誘導による磁場の反発・吸引で動いています。
電気機器的な話になるのですが、このような電磁誘導で推進する仕組みの電車やモーターでは、電車を動かそうとする磁石の動きと、電車がそれによって引っ張られる動きのシンクロ率が下がれば下がるほど、磁石が引っ張る力が強くなるんです。(電気の用語でこのズレを「すべり」といい、すべりが大きいほど電流と磁場の変化が急になるため力が強くなります。)
そのため坂道でのスリップという概念がなく、パワフルに登ることができます。
碓氷峠で機関車連れてヒーヒー言っていた67‰に近い勾配が今やこんな横浜の山奥にありながら、通勤電車として軽やかに走ってしまう電車が存在するということに驚くのです。
さて、一旦停止していた電車は再び走り出し、川和町駅につきました。
富士山も見えるようなのどかな横浜の山です。
電車はまず、川和町から側線にはいります。
いったんこの中線に入って、電車を眺めます。
こちら、リニアモーター地下鉄に欠かせないリアクションプレートと呼ばれる部品です。
線路と同じように固定されていますね。
線路と車体の磁石同士を反発させて動くような説明から、これも磁石のように見えますが、
これは実はただのアルミや銅の板なんです。
電車の台車に着いた磁石が磁場を変化させると、このリアクションプレートは電車が作る磁場を打ち消す向きに磁場を発生させようと電流を発生させます。
すると、発生した電流によって動いた電子が、電車の磁石の磁場の影響を受けて力を受け、その反作用で電車が動きます。
ほら、磁石って普通鉄じゃないですか。
でもこのリアクションプレートは鉄じゃないのに磁石みたいな働きをするんです。
金属の中には電子が自由に動き回れる=電子が流れて電流が発生する=電流が磁力を発生させるからなんですけど、こんなもんで動いちゃうのか…って驚きます。
ちなみに、このリアクションプレートを丸めると、アラゴの円板とよばれる物理実験の現象に置き換えられて、さらにはこの仕組みを利用すると、いまVVVF制御の電車で利用されている三相カゴ形誘導電動機が出来上がります。磁場をかけると金属のカゴがクルクル回るって面白い話ですよね。
電車が通過していきました。
貸切車なので床とかも自由に撮影できます。
反対からも電車が来ました。
このように側面が撮れるのも珍しいなぁと感じます。
この電車をやり過ごしたあと、川和車両基地に入線します。
みんなヘッドマークをつけているようです。
なかなか見られない側面を撮影します。
主電動機のない小さな台車とも初対面です。
この真ん中に磁石があります。
今回車両基地の6両対応工事の関係で、電車から一切出ることない見学となりますが、
ぜひいつかは下から覗き込んでみたい…!
ここでも電車は洗車に入ります!
巨大なブラシで車体を洗浄していきます。
グリーンラインはドアがピッタリしまっていて、
ドアレールが若干水入るくらいで全然濡れませんね。
どっかの事業者さんだとドアに隙間があるから洗車体験のときに目張りをするとか…。
留置車が並びます……。
保守用車が並びます。
あれもみてみたいですなぁ。
グリーンラインは開業時からホームドアが設置されていたため、このようにドアーコックも窓上に設置されています。
右の窓下に見える四角いものは列車無線アンテナだそうです。
そして今回は
運転台見学があります!!
これがグリーンライン10000系の運転台です!
あれこれ観察していくとしましょう。
まず入り口。
小さいトンネルの中を走る小型電車ですので、非常脱出設備は欠かせません。
前方の非常扉を開け、左に見える梯子を下ろして避難する構造になっています。
消化器は高いところに置かれていて、スペースの節約努力が伺えます。
デスクトップ型の運転台です。
通路は人一人通れるくらいの狭い感じ。
教習とか大変そうだなという印象。
島式ホームが多いためか、右側運転台なのも特徴的ですね。
グリーンラインは開業時からワンマン運転を行うことを想定していたため、運転席からあらゆる操作ができるように配慮した設計がなされているとのこと。
運転台に座ってみるとこんな景色。
駅はホームや改札など構造物が多く、地下に設置すると多くの土を掘らなくてはならなくなるため、
グリーンラインでは駅を地上に作ってコストを削減するという手法がとられています。
そのため地上走行の機会が多く、ワイパーとかも使う機会が多そうですね。
運転台の操作機器を見ていきましょう。
横浜市営地下鉄では、ブルーライン・グリーンライン共にATO(Automatic Train Operation=自動列車運転装置)を導入しているので、
シーサイドライン同様にコンピュータ制御による自動走行が行われています。
実際には運転士が乗務して、左右のドア操作や安全確認を行った後、手元の白いボタン2つを同時押しすることで自動走行します。
ただ、車両基地や今回のようなイレギュラーな運行、そして乗務員の技能訓練などではATCを利用した手動操作になるので、その時は右手のワンハンドルで操作することで走行します。
左のモニターには運転状況表示装置が設置されています。
このように車両全体の状況を一元監視できるのです。
足元にはペダル、
警笛と、減光だそう。
右側には電源系統のスイッチが簡潔に並んでいます。
バッテリーやパンタの操作を行い、電源の状況を電圧計で確認できるのです。
左足元には乗務員室の空調スイッチが並びます。
運転席は窓が大きいですから直射日光が入りやすいでしょうし、
温度調整も客室とは分ける必要があるんでしょうな・・・。
左側は列車無線装置や車内への放送装置が並びます。
左の白い受話器が車内・車外スピーカ用、
右の黒い受話器が指令所への通信用のようです。
上部にはその他スイッチが。
運転扱いとあります。
直流1500Vで駆動する部分の高加速スイッチや、回生ブレーキの設定、
さらにブレーキ試験スイッチ(どうやって使うんだろう)や、
他に駅設備との連動機構のスイッチがありますね。
背面にもスイッチが並びます。
こちらは客室空調用のスイッチですね。
これもきれいにまとめれています。
車輌電源の配電盤のようです。
SIV(補助電源装置)の電源や、
交流100Vで動くドア回路などの電源制御ができるようです。
側面にも一応ドア開閉装置や車掌弁があります。
が、運転士が外を確認しながら使用するもので、基本的には車掌が乗務することはないとのこと。
線路の中心にリアクションプレートがあり、その左になにやら四角い板があります。
これ、ATSの地上子だそうです。
車上子は乗務員室の真下についています。
また車両基地全体にわたってもATCでの速度制御が行われているため、信号機が一本も立っていないという特徴があります。
見学会の時間はあっという間。
ふたたび洗車設備を通ります。
なかなか見れない豪快な光景です。
線路にあるLCXなどの無線アンテナについて解説頂きました。
前述ですが、こちらが車上アンテナです。
解散後、グリーンラインでセンター南へ。
さっき乗ってきたラッピング車は川和町車庫へ入る側線にいました。
グリーンラインのパンタグラフです。
狭小トンネルで走りながら、
絶縁に必要な架線との距離を稼いで畳めるよう、
台座の部分だけくぼんでいるのが分かります。
車内で見ると、確かに天井がくぼんでいるのが分かります。
やはり、観察しないとわからないものってありますね。
そこからブルーラインで桜木町を目指します。
やってきたのはなんと3000V形でした。
あかいくつがやってきましたー
朝は静かだった横浜上空にロープウェイが浮かんでいます。
いよいよ本格的に運行が始まりました。
私も一度乗ってきたので、ぜひレポートしたいところです。
昼飯に元気が出るものを食べたいというリクエストが。
ということで
メリケンなバーガー
そして野菜が少ないので
ピザ!!
いやーー最初は肉肉肉ーーーって感じで飯食ってたんですけども
思ったよりチーズの分量画多くて腹を満たしてしまい、
最後は水を飲みながらなんとか胃袋に突っ込んだかんじでした。
もう若くないんですね…。
その後はロープウェーに乗ろうとしたらかなりの混雑で断念して、
ワールドポーターズのハムリーズは歩くことに。
ハムリーズは英国系列の玩具屋さんで、
実演販売に力を入れていることで有名です。
日本の代理店はバンダイナムコなので、近年ではゲーセンやガチャガチャにも力を入れています。
ワニワニパニックで初めて遊んでみました。
やりました〜〜〜
メーカーが倒産したとか聞きましたが、
液晶パネルなどついて色々進化してるんですね。
久々に馬鹿騒ぎしましたw
そんな感じで、市営地下鉄を満喫する1日が終了。
帰ってから市電保存館で買った市電サイダーを冷やし、おやつタイム。
横浜の坪井食品という会社が作るオリツルサイダーと、横浜市電保存館のコラボ商品です。
1927年にラムネの製造販売を始め、
戦後は進駐軍へ納品して親しまれたのだとか。
横浜ブランドにはドラマがありますね…面白い。
すると、発生した電流によって動いた電子が、電車の磁石の磁場の影響を受けて力を受け、その反作用で電車が動きます。
ほら、磁石って普通鉄じゃないですか。
でもこのリアクションプレートは鉄じゃないのに磁石みたいな働きをするんです。
金属の中には電子が自由に動き回れる=電子が流れて電流が発生する=電流が磁力を発生させるからなんですけど、こんなもんで動いちゃうのか…って驚きます。
ちなみに、このリアクションプレートを丸めると、アラゴの円板とよばれる物理実験の現象に置き換えられて、さらにはこの仕組みを利用すると、いまVVVF制御の電車で利用されている三相カゴ形誘導電動機が出来上がります。磁場をかけると金属のカゴがクルクル回るって面白い話ですよね。
電車が通過していきました。
貸切車なので床とかも自由に撮影できます。
反対からも電車が来ました。
このように側面が撮れるのも珍しいなぁと感じます。
この電車をやり過ごしたあと、川和車両基地に入線します。
みんなヘッドマークをつけているようです。
なかなか見られない側面を撮影します。
主電動機のない小さな台車とも初対面です。
この真ん中に磁石があります。
今回車両基地の6両対応工事の関係で、電車から一切出ることない見学となりますが、
ぜひいつかは下から覗き込んでみたい…!
ここでも電車は洗車に入ります!
巨大なブラシで車体を洗浄していきます。
グリーンラインはドアがピッタリしまっていて、
ドアレールが若干水入るくらいで全然濡れませんね。
どっかの事業者さんだとドアに隙間があるから洗車体験のときに目張りをするとか…。
留置車が並びます……。
保守用車が並びます。
あれもみてみたいですなぁ。
グリーンラインは開業時からホームドアが設置されていたため、このようにドアーコックも窓上に設置されています。
右の窓下に見える四角いものは列車無線アンテナだそうです。
そして今回は
運転台見学があります!!
これがグリーンライン10000系の運転台です!
あれこれ観察していくとしましょう。
まず入り口。
小さいトンネルの中を走る小型電車ですので、非常脱出設備は欠かせません。
前方の非常扉を開け、左に見える梯子を下ろして避難する構造になっています。
消化器は高いところに置かれていて、スペースの節約努力が伺えます。
デスクトップ型の運転台です。
通路は人一人通れるくらいの狭い感じ。
教習とか大変そうだなという印象。
島式ホームが多いためか、右側運転台なのも特徴的ですね。
グリーンラインは開業時からワンマン運転を行うことを想定していたため、運転席からあらゆる操作ができるように配慮した設計がなされているとのこと。
運転台に座ってみるとこんな景色。
駅はホームや改札など構造物が多く、地下に設置すると多くの土を掘らなくてはならなくなるため、
グリーンラインでは駅を地上に作ってコストを削減するという手法がとられています。
そのため地上走行の機会が多く、ワイパーとかも使う機会が多そうですね。
運転台の操作機器を見ていきましょう。
横浜市営地下鉄では、ブルーライン・グリーンライン共にATO(Automatic Train Operation=自動列車運転装置)を導入しているので、
シーサイドライン同様にコンピュータ制御による自動走行が行われています。
実際には運転士が乗務して、左右のドア操作や安全確認を行った後、手元の白いボタン2つを同時押しすることで自動走行します。
ただ、車両基地や今回のようなイレギュラーな運行、そして乗務員の技能訓練などではATCを利用した手動操作になるので、その時は右手のワンハンドルで操作することで走行します。
左のモニターには運転状況表示装置が設置されています。
このように車両全体の状況を一元監視できるのです。
足元にはペダル、
警笛と、減光だそう。
右側には電源系統のスイッチが簡潔に並んでいます。
バッテリーやパンタの操作を行い、電源の状況を電圧計で確認できるのです。
左足元には乗務員室の空調スイッチが並びます。
運転席は窓が大きいですから直射日光が入りやすいでしょうし、
温度調整も客室とは分ける必要があるんでしょうな・・・。
左側は列車無線装置や車内への放送装置が並びます。
左の白い受話器が車内・車外スピーカ用、
右の黒い受話器が指令所への通信用のようです。
上部にはその他スイッチが。
運転扱いとあります。
直流1500Vで駆動する部分の高加速スイッチや、回生ブレーキの設定、
さらにブレーキ試験スイッチ(どうやって使うんだろう)や、
他に駅設備との連動機構のスイッチがありますね。
背面にもスイッチが並びます。
こちらは客室空調用のスイッチですね。
これもきれいにまとめれています。
車輌電源の配電盤のようです。
SIV(補助電源装置)の電源や、
交流100Vで動くドア回路などの電源制御ができるようです。
側面にも一応ドア開閉装置や車掌弁があります。
が、運転士が外を確認しながら使用するもので、基本的には車掌が乗務することはないとのこと。
線路の中心にリアクションプレートがあり、その左になにやら四角い板があります。
これ、ATSの地上子だそうです。
車上子は乗務員室の真下についています。
また車両基地全体にわたってもATCでの速度制御が行われているため、信号機が一本も立っていないという特徴があります。
見学会の時間はあっという間。
ふたたび洗車設備を通ります。
なかなか見れない豪快な光景です。
線路にあるLCXなどの無線アンテナについて解説頂きました。
前述ですが、こちらが車上アンテナです。
解散後、グリーンラインでセンター南へ。
さっき乗ってきたラッピング車は川和町車庫へ入る側線にいました。
グリーンラインのパンタグラフです。
狭小トンネルで走りながら、
絶縁に必要な架線との距離を稼いで畳めるよう、
台座の部分だけくぼんでいるのが分かります。
車内で見ると、確かに天井がくぼんでいるのが分かります。
やはり、観察しないとわからないものってありますね。
そこからブルーラインで桜木町を目指します。
やってきたのはなんと3000V形でした。
あかいくつがやってきましたー
朝は静かだった横浜上空にロープウェイが浮かんでいます。
いよいよ本格的に運行が始まりました。
私も一度乗ってきたので、ぜひレポートしたいところです。
昼飯に元気が出るものを食べたいというリクエストが。
ということで
メリケンなバーガー
そして野菜が少ないので
ピザ!!
いやーー最初は肉肉肉ーーーって感じで飯食ってたんですけども
思ったよりチーズの分量画多くて腹を満たしてしまい、
最後は水を飲みながらなんとか胃袋に突っ込んだかんじでした。
もう若くないんですね…。
その後はロープウェーに乗ろうとしたらかなりの混雑で断念して、
ワールドポーターズのハムリーズは歩くことに。
ハムリーズは英国系列の玩具屋さんで、
実演販売に力を入れていることで有名です。
日本の代理店はバンダイナムコなので、近年ではゲーセンやガチャガチャにも力を入れています。
ワニワニパニックで初めて遊んでみました。
やりました〜〜〜
メーカーが倒産したとか聞きましたが、
液晶パネルなどついて色々進化してるんですね。
久々に馬鹿騒ぎしましたw
そんな感じで、市営地下鉄を満喫する1日が終了。
帰ってから市電保存館で買った市電サイダーを冷やし、おやつタイム。
横浜の坪井食品という会社が作るオリツルサイダーと、横浜市電保存館のコラボ商品です。
1927年にラムネの製造販売を始め、
戦後は進駐軍へ納品して親しまれたのだとか。
横浜ブランドにはドラマがありますね…面白い。
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