お昼過ぎに、かわうその森に行ったのです。
同行人がかわうそ気に入ったみたいなので。
ニホンカワウソが最後に目撃された地、油壷に、
カワウソが生息できる自然を取り戻そう、という趣旨で作られたビオトープです。
そしてユーラシアカワウソの展示があります。
さあ!その姿を・・・!
スヤァ
スヤァーーー
かわうそ全員爆睡中。
ということで、池の方を見ていきます。
イシガメです。
池の水を全部抜いてる人にはお馴染みの在来種ですね。
襲われないようにネットで覆われています。
そのほかにもオイカワ、ヨシノボリといった川魚が泳ぐ小川があります。
川の上流にはホタルが住む滝があり、
さらに水田まで再現されています。
余談ですが、この水田のある土地。
どうやらかつて京急230形を保存展示していた場所のようなのです。
Wikipediaには1988年頃解体と書かれていますが、
国土地理院のサイトから88年の航空写真を見ると、
確かに電車の布屋根らしきものが頭を出しているのが見えるのです。
その後ここは三浦海洋深層水の汲み取り施設となりますが、
事業に失敗して更地化され、その後このようなビオトープになったという経緯を持っています。
しかしこの池が今後の開発で壊されてしまうのは少し忍びないと感じます。
専門家がいないと続かない池なのは承知なのですが、でも残してくれないかなぁ。。
そしてこんなふうに餌ガチャが設置されています。
イシガメのシールが付いてきました。
魚に撒くとパチャパチャと水面が跳ねます。
やはり野菜の魚は黒っぽく、保護色で姿がよく見えません。
晴れているともう少し違うのかな。
次に覗いたのは、みうら自然館。
船の形をした建物です。
ここには三浦半島の絶滅危惧種を展示しています。
イモリなどの爬虫類やカエル、
小さなイシガメも展示されています。
そして生態系を脅かす外来種なども展示しています。
ナマズって西日本にしかいなかった種で、
三浦半島には持ち込まれてしまった種なんだそうな。
カワウソは少し時間を空けて再訪することにしました。
まずはおやつたーいむ。
向かうはペンギンショップ。円形水槽の外側にあります。
三浦産いちごスムージーを売っていました!
地場産業への貢献は急を要するので、ガンガン金を落としていきましょうねーーー
ペンギンショップの目の前はペンギン島です。
イワトビペンギンのえさやりをしていました。
この時間帯はやはり活発で、水辺に整列しています。
ふと魚の国に目をやると、
京急油壺活魚 と書かれたトラックが!!
水族館のためのトラックでしょうか。これはレア車だ・・・!
さて、かわうその森に戻ると、
いたーー!!
かわうその部屋はアクリルであれこれ工夫した作りがされていて、
この部屋はプールとトンネルで繋がっていて
トンネルから顔を出したりしています。
可愛らしい。
何頭かごとに部屋を区切られて飼われているのですが、
けっこうじゃれたり逃げたり暴れ回ってます。
社会性があるんでしょうか。
ぷにぷにの指。
ドーナツ型の水槽をスイスイ乗り換えて泳ぎます。
寝室の扉をノックして帰りたい御一行。
反対側ではアシカ池でアシカの餌やりが。
オスは奥で寝ていたので、餌やりでしか見れません。
雌雄の体格差がはっきりしています。
飼育員が両手を見せると、もうゴハンないですよ、という合図。
少しプールを泳いだ後、裏手に引きこもってしまいました。
ジャバジャバと音を立てて泳ぎますがこの速いこと。
調べたところ、このアシカ池はもともと噴水のある大きな池で、金魚すくい大会が行われていたこともあったんだとか。
のちに一部を埋め立ててアシカ池を作ったようですが、
その埋め立ての痕跡がここに。
コイン遊具コーナーですが、少し段差があります。
どうやらこれが池の名残と見て良い…?
アンパンマンの遊具です。
なかよしバスですが少し色が違うように思えます。
ヘリコプターの遊具です。
この辺はデパートとかにも置いてありそう。
ミニSLです!
会場からしてC58といったところでしょうか。
バスです。
案内軌道にしたがって走るもので、
セーフティウィンドウにいすゞキュービックを感じます。
真ん中には給油スタンドを模した機械があります。
走行すると、線路は続くよどこまでも…が電子音で流れます。
同じような音を出す消防車の揺れるメカが小田原城址公園やフジサワ名店ビル地下にあり、もしかするとホープという会社が作ったものかもしれません。
実はこれすげぇ骨董品なのでは…?
閉園後の引き取り手があってほしいと願うばかり。
そして
わくわく線チックな京急新1000系
ここが京急ミュージアムだ!(違)
運転台を再現しています。
出口の前ではガチャガチャを売っています。
ピンバッジのほかに、回遊水槽で拾ったサメの歯、イワトビペンギンの抜け毛を入れたおみくじがあります。
どれも種がはっきりしていて貴重なものなので手に入れておきます。
入り口はこんな感じになってます。
多分誰も記録してないだろうから撮りました。
最後の最後の案内マップです。
楽しい時間もこれでおしまい、
さらばマリンパーク……。
魚を愛した初代館長の記念碑です。
京急油壺マリンパーク行きのバスが来ましたが、今回はパス。
なおマリンパークは近年延長されたバス停で、油壺行きのバスはもう少し遅い時間帯まであります。
今回はマリンパークに隣接する、ホテル観潮荘へ向かいます。
かんちょうそう、と読むわけですが、
ネットでは「油壺温泉」と検索すると出てくるようになっています。
そんな名前はないのですが…通称でヒットさせやすくする広告戦略でしょうか。
まぁーここもご立派な建物です。
水族館と一緒に改装されるのかな…。
そして大量のヒシタンクに驚き。
活魚レストランなど、こう昭和レジャーを感じてしまいますよ!
温泉は小網代の海を眺められる露天風呂で、湯船の中にベンチがあったり、
桶の湯船があって目玉親父のように入浴ができたりと面白かったのですが、ド近眼のわたしには風景はボンヤリとしか見えず。
緊急事態宣言とかで時短営業をする店が圧倒的に増えてしまい、夕飯を食べる場所に困るようになってしまったものですから、レストランで食べておきましょうということで。
インパクトの強い看板です。
ここオリジナルのものらしい。
マグロのテール唐揚げです。
海鮮丼を頼みましたが先に来たものは我慢せず食べます。アッツアツの唐揚げは外カリカリ。中は鶏肉と違って弾力が小さく、筋に沿ってホクホクと切れて、マグロの旨みがじわっとジューシーな一品!
モダンな店内ですが、割り箸ケースに味わいを感じる…シンプルで気品があります。
こちらがまぐろ丼!
マリンパークの丼と違ってこちらはマグロづくし!
漬けだけではなく刺身も盛ってあって豪華な感じ。
唐揚げのカリッカリな表面をどうぞ。
鮪の角煮がついてきます。
食べていたら、途中であるものに目が行きました。
「タカアシガニフライ」
タカアシガニ…??
水族館にいるアレ……???
噂にはおいしいと聞くタカアシガニ。
食べれるの……?
すぐさま追加注文を。
これがタカアシガニ…!!
タルタルソースをつけて食べます。
ふっくらとしていて、カニの味がしました。
実は親がカニを食べないので私もカニを食べた経験がほとんどなくて、カニをカニ以上に分析できない……カニ経験値が必要だなと痛感。
すっかり暗くなりました。
油壺バス停へ歩きます。
マリンパークはすっかり闇の中。
ゴールデンウィーク中は夜間延長をやって密を避けていたようです。
あああの頃に行ってあげていればと後悔が続きます。
ここが油壺バス停。
マジか、と。
いやまぁコロナで人が少ないし……。
でもちゃんとバスは来ます。ひと安心。
三崎口駅に戻ってまいりました。
三崎口駅名物のこの看板も見納めですね。
さよなら……。
京急で横浜まで行き、
みさきまぐろきっぷは回収されました。
電車型自販機、いつのまにかめちゃくちゃ拡張されてるんですね。
普通の通行人も私たちと一緒に写真を撮っていました。
さて、京急油壺マリンパークを取材してまいりました。
最後の最後、もう緊急事態宣言で行けないのではないかと危惧していけるうちに行くという選択をとりましたが、
どうやらそれが悲しいことに現実味を帯びそうです。
現在は閉館記念の資料展などもやっているそうですが、家族の反対が強くて行けそうにありません…かなしい。
ぜひどんな展示があったか教えてほしいです。
また私も油壺の観光開発に関する資料を少しずつですが集め始めていて、歴史資料として公開していければと思っています。
とはいえ、油壺マリンパークは1968年開園なので、開園時の資料が著作権保護期間20年延長をモロに食らって、2038年まで保護されていますからなかなか公開ともいかないのですが…。
あとは、京急ミュージアムにあるという、マリンパークのジオラマを見に行かないとですね!さっさと撤去とかされちゃったら悲しいし……。
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