小田原駅から線路に沿って西側に歩くと、
小田原城址公園の天守閣の裏側に向かう園路にたどり着きます。

今回はこの天守閣裏にある小さな遊園地を紹介したいと思います。

小田原こども遊園地

豆汽車と豆自動車がある小さな遊園地です。

屏風岩と呼ばれる石垣の上に立っています。

変電施設も電線一杯でなかなかクラシカルでよいですね。

まず圧倒されるのが、コイン遊具の数。
しかも屋根の下でとても状態がい居です。


ボンネットにHOPEの文字。
これは・・・
かつて「ワニワニパニック」を受託製造していたという遊具メーカー、ホープの製品では!?
破産して今はなくなってしまい、サポートを受けるのも難しそうな時代に、
ホープ製遊具がゴロゴロしているなんて!

フジサワ名店ビルの地下にも設置されている消防車もあります。
こちらもHOPEが製造したものです。

バッテリーカー、豆自動車乗り場へ向かってみます。

こちらが全景です。
ゴーカートみたいな小さい乗り物が3台ほど置かれていました。

こんな感じでフォーミュラーカーのようなデザインをしています。
タイヤを使っているのも本物志向な感じがかわいらしくていいですね。

ここはゴーカートが豆汽車と並走する部分。
豆汽車の周りには動物をかたどったモニュメントが多数あり、
モヤモヤスポットとしても取り上げられていました。
のりもの券売機と両替機。こういう機械も種類が様々です。

硬貨や紙幣は時折デザインが変わりますからこうやって機会にしておくのも大変だろうなぁとか思っちゃいます。

ここにもコイン遊具があります。

これは木馬ですね。
メリーゴーランドでもあったのでしょうか。
さて、お次は豆汽車乗り場へ向かいます。

手書きの看板に英語を足しているのがご長寿看板らしさを醸しています。
昔の人は字がうまい・・・。

リスがいます。

踏切は意外にも全方位対応の最新式閃光灯が使われています。

列車がやってきました。
御殿場線の山越えを支えた最大級の蒸気機関車、D52がモデルの電車です。


車庫代わりのトンネルがあります。

こちらの閃光灯は古いタイプのものでした。

列車はこの遊園地の周りを2周します。

これが乗降ホームです。
白線も引かれて本格的です。

テンダにはウサギが乗っています。
そんな感じで動物が色々いる列車のようです。

鯛の絵がぜんぜんたい焼きで面白いですね。
像はウメ子を意識しているのでしょうか。

列車には時刻表が設定されています。
15分間隔で運行されています。

まぁ、感覚的にはもう少し本数が多いようにも見受けられますね。
行列に応じて増発しているんでしょうか。
この小田原城址公園の遊園地は、1950年に整備されたものでした。
実は、天守閣にもかつては観覧車があったんだそうです。

この遊園地、小田原城の国指定史跡にそぐわない施設として、廃止の方向性が固まっていて、
全面的な改修も出来ず、寿命を迎えた施設から撤去されていっています。

かつては飛行塔、メリーゴーランド、メリーカップなどがあったようですが、
次第に規模を縮小して現在の規模となりました。
いずれは全て消えてしまうのでしょう。
余談ですが、江ノ島も小田原城同様国指定史跡だったはずなのですが、
1964年にとある国民的スポーツ大会が開催されたとき、
ヨット競技施設を建設する関係で史蹟登録を解除して大規模開発を行ったんですよね。
天守閣の裏、しかも電車の線路が切通しのように分断しているエリアを
原型復元する意図が素人故いまいちわかっていないのですが、
どうでしょう、中近世の歴史を残すことが近代史の抹消として成り立っている感じです。

本丸にある猿山です。
ココ本丸はかつて小田原動物園として整備されていて、
かつてウメ子という長寿なインドゾウが飼育され有名でした。
動物が死ぬたびに施設は取り壊され、今は猿山だけになりました。
このサル山もいずれはなくなってしまうのだと思います。
ウメ子の話は聞いたことがあるのですが、
結局小田原城に連れてきてもらえることはなかったので、
なんか複雑ですね・・・。
戦後の人たちが子供たちのために城跡を活用したという歴史を消して
史蹟を元に戻そうという運動は本当に正しいのか。
これは価値観による尺度が難しいので、いやもう本丸再現するとかじゃないんだったら
遊園地くらい残してあげようよって気がしなくもないんですけども。
さて、そんな小田原城址公園の歴史を今に語り継ごうとしているモニュメントが
小田原駅前の商店街にあると聞いて、行ってきました!

小田原駅前、バーガーキングのあるトザンイーストというビルがあります。
このビル、トザンという名前がついているのも箱根登山鉄道のビルで、
実は小田原市内線の小田原駅があった敷地にビルが建っています。

電車の発着場だった名残りで、駅前ロータリーにべったりと貼りついた細長い敷地のビルが誕生したのです。

そこからおしゃれ横丁に入ります。
時計のモニュメントが既におしゃれです。

ポストと電話ボックス(使用禁止)が渋いです。
郵便差出箱1号丸型ですね。

電話ボックスの中を覗いてみると、
そこにはグレー電話が置いてありました。
DMC-6系とDMC-7系のどちらかだと思うのですが、
違いが分かってない私。
置き型が6で、電話ボックスに掛けるのが7系って聞いた気がするけど、本当かな?
弊ブログでは公衆電話マニアによる同定を心よりお待ちしております。

フォトスポットになっていた、メリーカップのカップの一つです。
老朽化により撤去されたところ、一つを譲り受けてここに展示したんだとか。

カップに描かれている動物の絵は、かつてメリーカップの台座の方に描かれていた絵を復元したものなのだそうです。

中はこのようになっています。
現役時代は、中心にターンテーブルとパラソルがあったみたいです。
しかし子供向けとあってなかなかのサイズです。

背景のイラストには、今は亡き像のウメ子、
かつてあった天守台の観覧車、飛行塔、
現在も残る猿山の猿と豆列車が描かれています。
歴史ある街ながら、その歴史についてアクセスしようとすると
どこから触っていいのかよくわからないもどかしさもあります。
こういった小さな歴史が民間主導でモニュメントになるっていう
粋な活動が行われているっていいですね。
歴史や文化に対するモチベーションの高さを改めて尊敬します。
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