CIAL桜木町にある「旧横ギャラリー」
10月14日から17日にかけて、鉄道の日イベントがありました。
1872年の開業から149年、来年には鉄道開業150周年という節目の年が控えています。
鉄道発祥の地、新橋に駅が再現され、
横浜に機関車が置かれているというのは素晴らしいことです。

さて、この日は特別に機関車の前のガラス扉が開放され、
機関車をよく見ることが出来るようになっていました。
機関車というよりも、信号機の方がこのように観察できるのは珍しいでしょう。
当時の信号機は腕木式信号機ですが、
現在も残るような腕木と灯火が一緒になっているものではありません。
夜間だけランプに明かりをともして使用していたようで、
腕木とランプを両方並べて再現しているのです。

↑加悦鉄道跡地に残っていた腕木信号機。ライトと腕木が連動する。

ランプに火をともしやすいように灯火の部分は上げ下げできるようになっているのが賢いです。

今回、ここで謎解きラリーが開催されていて、
謎を解いて合格した人は中等客車を見学することが出来ました。

もしくはCIALで500円以上の買い物をすると乗れるそうです。
ハーバーを買おうかとも思いましたが、謎解きラリーは景品がもらえるので頑張ってみることに。
水道局とコラボした、はまピョンのトートがもらえる企画もあったんですが、
時間的に野毛山に行くと間に合わなかった・・・ごめんね・・・。
客車は明治期のものを資料を基に精巧に復元したレプリカです。
てっきりどこかから持ってくるのかと思っていたのですが、驚きです。

ろ九中等と書かれた客車のデッキに立ってみます。

客車の連結器をこの辺りでしっかり見られる場所ってなかなか無いですからね。
あーー明治村に行かなくては・・・。

車内に入りました!
連結されている機関車が良く見えます。

ちなみに普段はこのように貫通扉が閉められています。

車内はロングシートで、シートはふかふかです。
背もたれが木ですが、姿勢よく座っているなら悪くないのでしょうか。
座席の脚は木の彫刻が行われています。

床下にヒーターのようなものはありません。
デッキも開放的ですし、夏は暑く冬は寒い乗り物だったのかもしれません。

列車の照明にはこの頃灯油ランプを使っていました。
客車の屋根に補充するための蓋があるのですが撮ってきていません・・・。

灯火がちらつくような演出もありますが、
この照明はLEDを使っているのか、
赤外線カメラで撮影してみると、実際には全然熱くないことがわかります。

木組みの屋根と窓枠です。

ガラス窓は揺らぎのある古いもので、鎧戸を閉めている部分もあります。
これらの窓は固定されていて操作することが出来ません。

木造の構造物だからか、車内には火災報知器とスプリンクラーが設置されていました。
しかししれっと入れる上手なつくりをしています。
折角なので、買ったばかりの全周カメラでぐるっと撮影をしてみます。
CIAL桜木町のイベントで旧横ギャラリーの中等客車を見学してきました。滅多に見れない車内なので、360度カメラを使って車内を撮影してみました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

デッキから機関車110号を見てみましょう。

連結面を上部から観察します。

隣の機関車を見てみましょう。
石炭子がとても小さいですね。
水タンクは運転台の左右にありますね。

蒸気機関車の構造が違い過ぎてどのパーツがどれなのかいまいちわかりませんね・・・。
左のL字のバーが手ブレーキなのは分かるのですが、
加減弁は右側の床から生えているレバーでよいのでしょうか?

逆転器らしきレバーも生えているような・・・?
この機関車は元々青梅鉄道公園にいたもので、
その前は大宮工場で教材として使われていました。
ながく使われる中で、改造されたり復元されたりしています。

デッキの様子も360度撮影したのでご覧いただきましょう。
CIAL桜木町、旧横ギャラリーの中等客車から機関車を撮影しました。キャブの直後に石炭庫がないため、デッキから機関車の運転台がよく見えます。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

こちらから見ると右側の様子は全然わからないですね。
もうちょっとこちら側を撮ればよかったです。

最後に床下を観察。
何やら蒸気が通りそうな管は見つけたのですが・・・
蒸気暖房の管でしょうか?

当時はブレーキ車にいる係員が汽笛の合図で一斉にブレーキをかけていたので、
客車自体にはブレーキがついていないのでしょうか。

150年前の鉄道車両というのは、線路の上に載っていても、
その仕組みは今とは全く異なるもので、
現代の高速で安全で乗り心地の良い列車への進歩は大きなものなのだと改めて感じます。
地元の鵠沼運動公園で保存されているSL、C11245は戦時中に製造された機関車で、
蒸気機関車の技術はすでに完成段階にあった存在で、
メカを観察してもある程度は構造の形が揃えてあるなと感じますが、
この頃は西洋各国から様々な機関車を輸入して試していた時代。
ほかの古典蒸気機関車とも色々見比べる部分が出てくると思うので、
蒸気機関車のメカニズムもしっかり勉強していきたいなと感じました。
客車の見学は10月30日にもう一度あるそうなので、
覗いてみたいという人は行ってみてはいかがでしょうか。
おまけ
ランドマークタワーのスタバの前に、
郵便差出箱7号が生き残っていました。

差出口が小さくレターパックを入れにくいためか絶滅寸前で、
これより小型の8号に比べると急速に数が減っている個体です。

散策ついでに見に行ってみてはいかがでしょうか。
それでは。
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