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吉原で電車を待っています。


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ホームは頭端式。
機回しをする線路は別に広くあり、
電車はその隅っこから発着するような感覚です。

小屋があったり、

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峠の釜飯をめっちゃ食べた形跡がありますねw


さて、電車が来たのですが…

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なんじゃこりゃ!という奇抜なデザイン。
岳南ハロウィン電車というラッピングトレインです。
結構不気味ですねぇ。

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お客さんが5人ほど降りて、折り返し待機です。


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発車までゆっくり撮影します。
接続のある東海道線までもう少しあるのでしょう。

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車内にも装飾がされています。
この醸し出される昭和感……。

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運転台もチラッと覗いてみます。
うーん、すごい。

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ゴリっと出っ張ったツーハンドルの主幹制御器には亀の子マーク。ついつい拝んで承ってしまうデザイン。


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つり革にも装飾が。
ハロウィン一色です。

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こちらは車内放送スピーカー。

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KTR(Keio Teito Railway)がこの電車の出自を物語ります。


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中づり広告には、地元小学生が書いたと思われる岳南電車の宣伝がありました。
利用推進のためでしょうか。授業とかで描いたのかな。

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写真とか見せてもらっているのかもしれませんが、9000系電車の特徴をよくとらえていて、
小学生にしか書けない絵があるなあと思います。
こういう絵はちゃんと記録しておくと、大人になって後々見直したとき面白いですよ。



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東海道線がやってきて、岳南電車も出発します。


乗ってみて分かったことなのですが、
JR東海の吉原駅は吉原市街地から離れていて、
岳南電車で言うと吉原本町駅あたりのエリアが市街地のようです。
そっちに行けばカフェとかパン屋とかも色々あったみたいですね。再訪の際には散策してみたいと思います。


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やってきたのは岳南原田駅。


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製紙工場のすぐわきにある駅です。
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ホームからは工場敷地に入るための柵が取り付けられているのが見えました。
かつて、車扱輸送と呼ばれる貨物輸送では、
工場の敷地内に直接貨車を押し込んで貨物の積み下ろしをしていたそうです。
そんな遺産がここに残っています。
たまにオールド鉄道ファンがこういうのを再現しているのを見かけますが、
なかなか無からパッとこれを想像するって難しいですよね。



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駅舎はホームから離れたところにあり、
間には駐車場があります。

これもかつてここに貨車を置いておく側線があった名残です。
駅舎より近いって言うところ。これが貨物鉄道ですよ・・・!


ここ、岳南原田駅には、そば屋さん「めん太郎」があります。


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まえからテレビで見ていて気になっていたのです。

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ささみ天ととり天です。
濃いお出汁であったまります。


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駅前には郵便差出箱1号角型が鎮座しています。

海沿いではあると思うのですが、キレイな状態を保っていますね。



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駅舎はありますが、無人駅となっています。



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改札口上には、何やら箱が。

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どうやら、次の列車の発車時刻を表示する幕式の案内装置が存在したようです。
伊豆箱根鉄道大雄山線などにも近年まで残っていたようなのですが、
こういうのって電光掲示板が普及する前に流行ったんでしょうか?

平成生まれの私は幕式の発車案内など見たことがなく、電光掲示板になってやっと出て来たものとみていましたから…


さて、岳南原田から少し歩いて、
買い物に行こうと思いまして。


それでは皆様、ご唱和ください。

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♪おいしさビッグ 安さもビッグ
ズバリ新鮮 ビッグデー!

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♪ご予算半分 買い物二倍
(テレッテッテッテテー)

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♪な〜んで〜も揃う〜 東海名物〜
エブリィビッグ ビッグデー

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以前、山梨の302を見に行った時に立ち寄ったスーパーマーケット、エブリィビッグデーです!
東海名物といいますが、静岡県西側の浜松の人に聞いてみると馴染みがないという反応。この辺の事情は住んでみないとわからないのがなぁ……。



ここで富士市で作られているという羊羹パンを求めて来たのですが…残念ながらなく…
代わりに沼津のご当地パン、のっぽを購入。

そして有料レジ袋を買うという。


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DMC-8Aとありますが色褪せて見えました。
直射日光を強く受けるのでしょうか。

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よくみると、西日本電信電話とあります。




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富士急静岡バスの停留所がありました。
岳南鉄道はかつて「岳南鉄道バス」というバス事業もやっていて、ここ岳南原田に営業所を設けていたとか。

これを譲渡したのが富士急静岡バスなのですが、移管路線の資料がインターネット上からは発見できません…。ためしにJTB時刻表のバックナンバーを探してみましたが電車の時間しか書かれていませんでした…地方のバス事情って複雑ですね。

さて、電車は30分間隔。
メインの岳南富士岡駅に向かいましょう!

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透明な蛍光灯ケースになっている駅名標。
ロープで補強して使っているようです。
今時こういうのってアルミフレームに入ってるような気がしてて、
最近は敢えて光らない看板すら現れています。
割れないように大切に使われ続けてほしいですね。

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ベンチを再塗装したのでしょう。
味わいがあります。


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様々な形のベンチがありますね。


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構内踏切には警報機がありますが、遮断機は動きません。
気をつけて渡る必要があります。

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7001号車がやって来ました。


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先程のハロウィン号(7003)と同じ、京王帝都電鉄井の頭線の3000系の改造車です。
3000系は2Mユニット構造ですが、増結用に作られた1Mの電動車が存在します。
それを京王重機整備が改造して、両運転台を新設したという、1/1鉄道模型みたいな電車です。

京王3000系はオールステンレスの車体に、加工の難しいおでこはFRPのカラフルな部品を取り付け、ステンプラカーとして親しまれました。
岳南7000系は運転台取付にあたり普通鋼を使用しているようですね。

7002は京王時代のカラーリングを再現して走っていて、運転台取付の際に設置されなかった行先表示もシールで再現しています。
前述の通り銀パーツも普通鋼に塗装しているので劣化が問題になっていて、クラウドファウンディングのセカンドゴールとして7002の再塗装整備が盛り込まれました。
(この訪問後、塗り直されたそうです。)

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反対側から吉原行きの電車が来ます。
交換駅は時間帯によって異なるようで、
本吉原、岳南原田、比奈あたりで交換しているみたいです。
写真撮ろうとすると、本数的にこの1本を逃すのが結構惜しいので、しっかり時刻表と睨めっこする必要ありです。


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さっきからずっとそうなのですが、岳南電車は製紙工場のまわりをぐるっと回るように走ります。
まぁあらゆる工場から効率よく貨物を出し入れできる構造を考えたらこうなるのでしょう。貨物は自分で歩いて駅まで行ってはくれませんからね。

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ここが大変有名なパイプのトンネルです。
ここは両側が日本製紙富士工場の敷地で、二つの工場を通るパイプラインが多数敷設されているところです。
一般公道が近くになく、電車からしか見れない光景です。工場構内道路まであるのが面白いですね。

このエリア、岳鉄ナイトウォークというイベントでは、終電後にこの区間を歩いて見学することが可能なのだとか。
深夜の比奈駅で解散することになるので、
帰宅の交通手段がなくなってしまうのが心配だったのですが、公式Twitterの岳ちゃんに質問してみたら、連絡すればタクシーを手配してくれるそうで。

吉原か、あるいは隣の富士市中心街に宿を取るとかするといいのかな?

その辺も勉強が必要ですね。


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さて、
岳南富士岡駅にやってきました。
駅の端には車庫があり、
かつての側線には機関車が並んでいます。
ここはクラファンのサードゴールとして整備が盛り込まれ「がくてつ機関車ひろば」としてオープンしました。
ここは追って紹介したいと思います。

この車両基地で見学を行うので、集合時間まで駅や機関車を見学します。

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駅舎に貼られた労働安全なポスター。ここが工業地であることを痛感するポスターでした。

どうか皆様ご安全に・・・。