オタクが行くディズニーランドと言ったらそう、鉄道です!!!!!


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ということでやってきました、
ウエスタンリバー鉄道です。

アメリカ開拓時代の歴史の旅へ誘います。

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こちらに見えるのは給水塔です。
ウエスタンリバー鉄道で使われている列車は本物の蒸気機関車です。
ただ石炭は使っていないみたいですね……どうやら油を炊いているというようです。
石炭を使う蒸気機関車の場合、燃えカスが黒いスス(シンダと呼ぶ)となって出てきます。
SL列車に乗ったことがある方は分かるかもしれませんが、
このシンダには特有の焦げ臭さがあり、髪の毛に絡まったり耳や鼻の穴を真っ黒にしたりします。
そんなのが飛んでゲストの服を汚したりしたら大変です。まず石炭と重油は採用するはずがない。

それが出てこないってことは、揮発しやすい油が使われているはずです。
バスとかで使う軽油を使っているんだろうかと予想したのですが、
Google先生に答え合わせを依頼したところ、灯油なんだそうで。

確かに軽油はエンジンの内部で燃やすために潤滑成分を混合している一方、
灯油は暖房用燃料として使われていますから外燃機関では十分ですもんねぇ。


待機列からは列車がイマイチよく見えないのが難点……。


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こちらが客車です。ダブルルーフで、オープンカー。
一応各座席に扉がついたヨーロッパみたいなスタイルです。

鉄道博物館に開拓使号というのが保存されているんですが、
アメリカから北海道に輸入した客車なんですよね。
けっこう似たような形をしています。


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先行列車が出発していきました


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続いて私たちの乗る列車がやってきました。
高い警笛が特徴ですね。


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この車両はミシシッピ号。
4編成目の増備車で、ほかと仕様が異なるんだとか。



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炭水車に社名を書いています。
真ん中に描かれている動物はアメリカバイソンでしょうか。


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割と前の方の車両に乗ることが出来ました。
しっかり弁装置や計器が付いています。
どうやらコンプレッサーを動かして空気ブレーキを動作させる、と言ったこともやっているので、
蒸気だけで、といいつつかなり多機能な機関車なのだと思います。


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ティンクのユニベアもにっこり(え?)

駅施設の中も結構作りこまれていました。
一瞬通過するだけだというのに……。
もっとよく観察してみたいものですよね。


機関車は森の中を走り、しばらくするとアメリカ川に沿って走るようになります。


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シカの群れがいたり、ジャングルクルーズとは違ってこちらはのどかな風景をゆっくりと走ります。


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ね、白い煙でしょ?

ウォルト・ディズニーも鉄オタだったみたいで、
ディズニーランドを作るときに、古い機関車をレストアして動態保存してしまったのだとか。


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さぁ、開拓の荒野を抜け、西部の街並みが見えてきました。

遠くに見えるのは、ビッグサンダー・マウンテン。
アメリカ大陸には金鉱脈があると言われ、一獲千金を狙った人々が集まりました。
これをゴールドラッシュと呼ぶわけですねぇ。

ゴールドラッシュは一段落しましたが、
その後もこの鉱山ではかつて夢を追ってやってきた人たちが働いています。

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そんな中、恐竜の骨が発掘されたりしているみたいですね。
金を運び出すためのトロッコも走っているようです。
何やら猛スピードで走っていきましたが……。


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トンネルの手前で、信号機らしきものが見えました。
閉塞の概念があるようです。


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やがて列車は、金鉱山のトンネルに進んでいきます。


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また恐竜の化石らしき骨が見えましたね。

トンネルの中は、アメリカ開拓時代からはるか昔の恐竜時代でした……。


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まずは首長竜が現れます。


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トリケラトプスの卵です。
タマゴから生まれることにちょっとショックを受ける私。
そうかコイツらって胎生の哺乳類じゃなかったんだと改めて実感。


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翼竜が奥に居るって、言われないと気づきませんでした……。
暗いんですよねこの空間。

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アロサウルスとステゴザウルスです。
噴火する火山の下で対峙するという謎シチュエーションです。


恐竜については私全然わからなかったのですが、
とても詳しい方が論文の研究と組み合わせて紹介していました。



現代の研究からすると相違ある点も多いようです。
しかしこの方が触れている通り「研究史」という考えはとてもいい考えだと思っていて、

ここの開業が1983年。40年前の解釈でこの恐竜たちは作られているのです。
学説が変わった今、当時の解釈が残っているのはまた面白いんですよね。
現代の価値観では作れないものですからね。
これは軽率にリニューアルしちゃなんねえなぁとか思ったりするわけです。



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到着した機関車のメンテを行っています。
連動制御盤?そんなもの開拓時代のアメリカにはありませんって。


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客車と機関車は協三工業製です。
そういえばこの機関車、江ノ電1000形より新しいんですね。


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この連結器。現役で使っている場所ってほとんどないんじゃないですか?
日立製作所が工場などの小規模鉄道用に開発していたウィリソン連結器です。
HITACHIって書いてあるでしょ?アメリカ開拓にしっかり協力してたんですねぇ。

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トレインマークにはタカラトミーの文字がありました。
自動ブレーキ管もありますね。

駅のホームからはジャングルクルーズの船が見えました。

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次はこれに乗ってみるとしましょう!


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高架駅の下が船乗り場になっているので、並びなおします。

では次回、ジャングルクルーズです!