Eパレが終わり、消えていた街灯が灯りました。
閉園まで時間があるので、少し遊びます。

ホーンテッドマンションを見に行きましたー!
密を避けるためか、伸びる天井の演出はナシ。
割と急ぎ乗るのですが、
私の荷物が首にいっぱいぶら下がってるので整理します。
今回の写真はないけど、前回のシーの時はこんな感じでしたからね。

このままセーフティバーが降りたら肩紐がぎゅっとなって僕が1000人目の亡霊になっちゃうので……ちょっと荷物をほどきます。
ここはオーディオアニマトロニクスや目の錯覚を使ったお化け屋敷なのですが、とても魅力的なアトラクションだと感じます。
このアトラクションの何が魅力的って
「CG映像で誤魔化さない」ところです!
CG映像は、作ろうと思えばなんでも作れるのが魅力であり、安っぽく見えてしまうデメリットでもあります。
その点、ホーンテッドマンションにはCG映像がほぼ使われておらず、アナログな技術やアニマトロニクス(ロボット)で再現しているのです。
だからこそ、あーこれCGね……とはならずに、
なんで?どうして?と思うような仕掛けがたくさんあるのです。
仕組みがわかってしまえば、実はとてもシンプルなんですけどね……。
たとえば、墓地に現れる喋る石像、プロジェクションマッピングという単語が、東京駅のリニューアルで話題になるはるか昔から使われているんですよ。
他にも、壁から現れる人形、ずっとこちらを向く像、透明になりながらダンスする亡霊、鏡にだけ映る亡霊…などなど、いろいろありますがどれも日常生活で見かける自然現象を雰囲気作りで怖いトリックにしているのです。

終わったら背後から花火が上がっていてびっくり。
花火が上がっていても気づかないくらい屋敷の防音性って高かったんだなぁと。
次に向かったのは「白雪姫と七人の小人」というライド。
トロッコに乗って白雪姫の世界の森の中を進むアトラクションです。
しかし騙されてはいけない
これ、めちゃくちゃ怖いホラーアトラクションなんです。
白雪姫はちょっとしかでてきません。
なんたって主人公は白雪姫ですからね、と言われますがちょっと疑問も残ったり。
というのも、このライドに一番出てくるのは魔女のおばあさんで、このライドの物語は白雪姫の毒殺を企む過程なのです…!!
似たようなライドというと浅草花やしきの「スリラーカー」とかを想像するんですが、
ああいうチープさがなくてガッツリ怖がらせにくるんですよ。いやーーおそろしい。ホンテよりずっと怖かった。
この辺でレンタルしていたバッテリーを返却しようとしたら返却口が埋まっていたので、
トゥモローランドに戻ります。

スペースマウンテンです。
そして人だかりが。

スティッチ!!

ありゃりゃりゃ
勝田さん大好きスティッチ、チキルームなどアトラクションも作られますが、
グッズは年々少なくなり干されている感があったそうで、ここで会えてテンション爆上がりという。
そしてやってきたのが

スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
かつてパークで何回も乗った、スター・ツアーズがリニューアルされました。
時代背景は前の時代に遡っているらしい。

入ったところには宇宙船スタースピーダー1000が駐機してあります。
前のはスタースピーダー3000でしたから時代が戻ってるんですねぇ。

スター・ツアーズ社は、GALACTIC TOURIST BUREAU 銀河観光旅行協会加盟企業らしい。
なんか日本旅行協会加盟ホテルみたいな感じのサイネージですねw

銀河のあらゆる場所へ定期便を毎日運航しているという広告が放送されています。
より現代的な旅行のロビーになったと感じています。
リニューアル前はここはメンテナンスピットで、スピーダー3000は修理中でした。
そして待機列の周りは手荷物が動いていて……
それはそれでドラマがあって面白かったのですが、たしかに出発ロビーのあり方としてはこっちの方が正しいかもしれませんね。
さらに待機列を進みます。
アトラクションに乗る前に、待機列を兼ねて世界観を説明する部屋が大体あります。
これをファン用語でQライン(Queue Line =待ち行列 列)と呼ぶそうです。
コンピュータにそこそこ詳しい本ブログの読者であればQueueと言われたらどんな状況かピンとくると思います。アトラクションの実行可能状態を待っているわけですね。
海外のYouTube動画見てると単純にQueueだけで意味が成り立つらしいので、和製英語というか日本のオタ用語なんでしょうね。
たしかにQueueとQって発音記号が同じなので聞き分けは不可能だし、耳で聞いてたら列の意味が伝わらなくて付け足しちゃうのもわかる。

Qラインの最初は、スタースピーダーを修理するR2-D2とC3-POの会話風景です。

部屋のあちこちに管制室のようなものがあり、いろんな宇宙人が仕事しています。

なにやら操作盤がチカチカしていますが、
この辺もなんか宇宙船のモニタリング装置なのかな。今時電車も車もあれこれモニタリングしてますからね。

モニターには到着案内などが流れています。
広告に合わせてキャラがリアクションしたりと、彼らはまるでこの映像を見ながら仕事しているかのように振る舞います。

機器類は液晶で表示しているのでしょうか。
便利な時代になりました。

スター・ツアーズ1401便の出発に合わせ、
修理の時間があまりないようで、早くしろと急かされていました。

これがスピーダー1000の全景
次の部屋に向かうと、ここでは手荷物検査や通関手続きを行っています。
おや
見覚えのあるドロイドだ

かつてのスター・ツアーズにいたドロイド達ですね!シンプルで無愛想ですが可愛いやつらです。
静かな空間ですが、
なんか歌が聞こえてくるポーズですねぇ。
Grim grinning ghost come out to socialize〜♪

こちらは手荷物検査をしながら我々に雑談ばかり持ちかけてくるドロイドです。館内放送で注意されてたりします。監視社会ですね。かわいそうに。でもロボットに自我を持たせるとろくなことありませんね

手荷物にドロイドを詰めるのはダメみたいで、
ほんとは弾かないといけないらしいんですが、
なんか雑談しているうちにボケーっと通過させちゃって怒られてたりとか。
機械の体を持ってしてもこう言う仕事のポカからは逃れられないのか……。
見覚えのあるドロイド、ここにも。

キャプテンレックス。
ご存知、先代「スター・ツアーズ」でパイロットを務めていたドロイドです。
この世界観からすると未来の話になるのですが、当時のレックスは、シミュレータ経験は豊富なれど実機操縦は初めてと言う新米パイロットでした。
経路間違い、行先間違え、速度オーバー、そのたもろもろ、

通関手続きをしているドロイドです。
こいつも味わい深いことをポロポロと喋るんですよね。
あっさり待機列がはけてしまったのであまり会話できなかったけど。

いよいよ搭乗口です。
モニターの向こうでは1401便のためにスタースピーダーの準備が進められていました。

では、搭乗です!
帝国軍のドロイドに客室を調査され、
攻撃されそうになって逃げ、
海の底に沈みかけて、
指令を受けて戦いに参加し、
スパイを送り届けるというシナリオ
まぁ戦争の中を飛び回るので、めちゃくちゃ揺れるんですが、途中、ゴトッ、と音がして、もしかして椅子の下に入れた鞄からスマホ落としたかな…と思ったんですが、スマホは見つかったのでそのまま降りました(フラグ)
感想として、まず良かった点。
ハプニングからのいろんなところに行けるようになって映像表現の幅が広がったのは良いなと思います。CG技術の賜物ですね。
気になった点は、ストーリーがスターウォーズに寄せすぎていて、宇宙旅行感がないところですかね。
前作は、パイロットのレックスの腕が未熟でトラブル続きでしたが、一応エンドアへの安全な旅行を提供してくれる体でストーリーが進んでいたんですよ。だからアトラクションを外から見たときには、あくまで平穏に、惑星エンドアへの旅行が完結しているように見えるわけですね。
機体検査して、手荷物検査して、ドロイド修理して、ちゃんと働かないドロイドは再起動して、あれこれ働いている、まぁいい加減な仕事しつつもちゃんと日常業務をこなすバックヤードを歩いて搭乗するという、単に宇宙へのフライトとして割り切っていられる世界観。それが宇宙のアトラクションからスターウォーズのキャラクターアトラクションになったなぁと。
なのでか分かりませんが、今作はもう搭乗が始まった時点でインシデントが発生しているのです。
出歩く度に事件に巻き込まれて推理をする探偵とかマンガにいますけど、そういうハプニングありきのストーリーって破綻がどっかにあって、リアリティなくなっちゃうと思うんです。
だって考えてみてくださいよ、
僕らは出発前、地上スタッフに黄色いシートベルトを引っ張って見せますよね。
シートベルトって本来安全のためにアナウンスまでされるものじゃないですか。
でもよくよく直前の映像見てください。
宇宙船が修理中に誤作動する映像見せられてるんですよ?
パイロットが居ないのですが?!シートベルト確認します???
搭乗直前のプレショーで、C3-POが乗り込んだスピーダーが誤作動する。で、それに客を乗せてしまって、コックピットも点検してくれー!って思うわけですがそのまま出発。スター・ツアーズ社の信用は失墜するわけです。
スター・ウォーズの世界観なら有名キャラがちゃんと出てきてファンの受けもいいのかもしれないけど、せめてコックピットシールドが開くまでは安全を意識して欲しいなぁと思ったり。
そこまでやった上で、進路を間違えるとか、帝国軍に捕まるとかならまぁ致し方なしとは思うんだけど、最初の最初くらい、ちゃんとした旅行にいざなって欲しかったなぁというのが感想。

出口に向かうと閉園の21時に回ったあたりでした。

私たちの乗った1401便の到着はかなり遅い部類だったようで、驚くほどに閑散としていました。

かつてはここに管制室があったのですが、今は閉鎖されています。
アニマトロニクスがいっぱいあったのが懐かしいですなぁ。

ワールドバザール方面に向かいます。
さて、これでパークともお別れ……
最後にワールドバザールのバッテリー返却口でモバブを返却しましょ……あれっ無い。
無い。
モバブが無い!!!
実はパークで借りたモバイルバッテリーを紛失しまして……
紛失のペナルティを支払うつもりだったのですが、諦めちゃダメだよ!と勝田さんが忘れ物センターに行こうかと提案してくれました。
忘れ物センターは長蛇の列。30分くらい並びます。
ウェブサイトのフォームから確認できるのですが、パークでの借り物なのであとでフォームで確認とも言い難い。
その間に要件を聞く方が何人かいるので答えていきます。
ずーっと待たせてヤキモキさせることなく時折アクションを起こさせるのがなんか不安な人の心理をしっかり突いていると感じます。
そして帰りの特急湘南号を後ろの便にずらしておきます。(が、確認ボタンを押し忘れてジャーしたのは秘密だ!)
勝田さんを待たせているわけですが、
「忘れ物でもしないと忘れ物センターの建物入らないからねぇ」と。
本当だとしても気を利かせてくれたにしても、救われます……いやー申し訳ない。
銀行のようにアクリルで仕切られたカウンターが並びます。おそらく目の不自由な人に場所や物品の特徴を説明するためか、キャラクターの立体造形やパークの地図を凸凹にした触知案内盤が置かれているのも印象的でした。
前に並んでいる人たちを見ていて思ったんですが、帽子やぬいぐるみ、お土産など色々なものが高確率で手元に返ってきているんですね……。
ホウキとチリトリ持って夢のかけらを拾っているキャストさん達がしっかり園内を見張っているんだなぁと感じました。(こんなところで感じるな)
で、いよいよカウンターへ。
モバブのidがアプリで照会できるのでキャストさんに伝えます。
そしたら……
ついさっき届け出がありました!と。
30分並んでいるあいだにキャストがモバブを見つけてそれが忘れ物センターに届くんですね……凄い……。
「ちなみにどこにありました?」
「スター・ツアーズです。」
うわーーーーーーーあれだーーー!
あのゴトって音は僕のモバブがカバンから落ちた音だーーーー!!
スター・ツアーズに乗るときは、カバンのチャックをしっかり閉めたか確認しましょう。
パーク内の充電スポットはもうサービス終了していたので、地元のコンビニのスロットに差して返却しましたとさ。
とまぁ、22時までパークに入り浸るドタバタ珍道中にしてしまったのですが、
楽しく遊ぶことができました……。
いやー夢の国って面白いことがたくさんありますね(面白がるところが違う気もするけど)
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