ドリーム交通大船線
1966年5月2日に開通し、1967年9月27日に運行休止、
以来2003年9月の廃止まで一度も動くことがなかったまぼろしのモノレールです。
ドリーム交通大船線のアクセスの主目的であった横浜ドリームランドが、
2002年2月17日に閉園してからもう20年。早いものです。
モノレールの痕跡は閉園直後から撤去が始まり、現状ほとんど残っていません。
ということで、20年の節目の今を記録するための、廃線跡探索を思いついて、
湘南モノレールファンの湘南メトロ氏と二人で歩いてみることになりました。
しかし、痕跡が少なくわかりにくいことから、
モノレールの模型をもって並べて走行路を特定することに。
まずは、電気車の科学から車両図面を引っ張り出してきて、
モノレールのペーパークラフトを作成。
図面をつくったらプリントアウトして、
徹夜で作っていきます。
のりしろの設計が甘いので、創意工夫で乗り切っていきます。
3両出来たら、これを両面テープでプラレールの線路に固定します。
完成しました!モノレールのスケールモデルです。
そしてやってきたのは大船駅。
かつてこの西口から歩いた場所にモノレールの駅がありました。
跡地は現在マンションになっています。
近くから駅を見ることができたので覗いてみます。
横須賀線下りホームが辛うじて見える距離ですから、藤沢よりにある西口出口がいかに離れた場所にあったかお判りでしょうか。
ドリーム交通はかつて、現在の笠間口改札のあたりに国鉄線と直行して接続する橋上駅舎を設置する計画を立てていましたが、国鉄が難色を示したようで計画は変更され、山を迂回してここに駅を置くこととなりました。
右に見えるマンションが駅の跡地。
ここですね。
ここからモノレールは走っていました。
そこから線路は川を越えます。
ここは護岸工事に合わせ一足早く姿を消した線路です。
この近辺の線路跡は崖っぷちにあるので、なかなから見ることが困難です。
住宅街にある崖の切り欠きに、緑のフェンスが。
ここがかつてのモノレールの線路跡です。
崖に沿って南東に進むとそれらしい土地が見えます。
三菱電機の社宅アパートのやや下をモノレールは走っていたようです。
私有地が多く近寄るのが困難でしたが、
公園があったのでこちらで撮影していきましょう。
ここを通って
向こうの山にある切り通しに消えていきます。
この切通しからの道路は私有地で通行できないので、大船駅に戻ります。
なぞの車両検知装置が見えます。
やってきたのは先ほどの崖の上、
三菱電機社員寮です。
全部で4棟あり、どうやら使われていないようで板で覆われ、厳重に監視されています。
ベランダが飛び出した1号棟
2号棟
バルコニーが内側に組み込まれ、シンプルなシルエットの3号棟。
この近辺はいかにも廃墟らしい立入禁止プレートが物々しく貼られていて不気味な雰囲気があります。
かつては多くの労働者が入居して賑わったのでしょうか。
そしてこちらが4号棟の入り口。
厳重に封鎖されています。
窓が大きく開放的な空間です。
この建物の裏手をモノレールは走っていました。
再び大船駅に戻り、こんどは栄光学園の通学路を歩きます。
再開発を見越したのか建て替え前の建物をちょこちょこ見かけます。
玉縄こいぬ公園
鎌倉市は公園に動物の名前をつけがちなのでこういう名前を見ると鎌倉だなぁと感じます。
スイング遊具にはラッコらしき何か青いのと
こあらです。
こいぬはいません。
玉縄城址公園に東京電力の杭を発見。
このように、稲妻マークと、TokyoのTをあしらった社紋が書いてあります。
さて、ここがモノレールの線路痕なのですが、分かりませんね・・・
このように谷が作られているのですが、
この20年の間の出来事なのか、竹が生い茂ってしまい分かりません。
ここに切通しを作ってモノレールの線路があった層なのですが、
宅地開発によって地形が変わってしまい分かりません。
もう少し大船寄りに行くと、山の稜線に沿って緑のフェンスで囲まれた区画があります。
あとで知ったことなのですが、
ドリーム交通モノレールの廃線跡は基本的に緑のフェンスで囲われていて、
線路が撤去された後も境界となる土地には緑のフェンスが残っているのだとか。
だから、緑のフェンスを目印にすることである程度線路の位置を特定することができるようです。
この線路の右側に、この通路と同じ高さに線路が敷かれていたらしいのですが、
落ち葉か腐葉土のようなものが堆積してすっかり地面の高さが変わってしまっています。
モノレール鉄橋時に人為的に埋もれたのでしょうか?
でも案外、落ち葉の量って侮れないんですよね……20年分堆積しているなら尚更。
緑のフェンスの脇に、落ち葉で埋もれたドリーム交通の”ド”の杭があるのを発見しました。
そこから住宅地に沿って歩いていくのですが、宅地開発が進み過ぎて全く痕跡が掴めません。
ここで地元の方と少し会話する機会があり、
この先のモノレールの線路やかつて線路があったころの話をしてくださいました。
やはり高架橋というのは、地元の子供たちの度胸試しの場になっていたようですね。
やまゆり児童遊園に来ました。
ここは鎌倉市の公園ですが、動物の名前じゃない公園です。
JRの高圧線鉄塔があり、その向こうに
ありました!緑のフェンス!!
あまりよくわかりませんがこの奥にモノレールの軌道があったようです。
もし当時の写真とかお持ちでしたらぜひ紹介いただきたく思います。
そこから歩いて面谷戸方面へ向かいますが、
ここもモノレールの廃線跡に面したエリアが宅地開発され、廃線跡が見えません。
面谷戸に向かって大きな切通しがあるのですが、こちらも私有地となっていて大きな門があり、
中を見ることは難しくなっています。
小坪かえる公園という公園がありました。
コンクリートで作られたカエルのオブジェがありました。
そして謎遊具。
コンクリートで作られています。
ここから斜面を下ります。
川があるようで谷になっているようです。
谷を下ると崖が一部欠けている部分があります。
ここに模型を当ててみます。
いいですねぇ。
遠くから見るといかにも人為的に設定された地形があるのがお分かりいただけますね?
この右側を歩いてきたわけですが、モノレールならまっすぐなのに徒歩だと随分迂回しました…。
このように切通しを下って谷戸に降りてくるのです。
そして反対側へ抜けていきます。
この土地はかつてモノレールの橋脚があったところで、
ここにもドリーム交通の境界をしめす”ド”の杭が設置されていました。
時間の関係で、本日の探索はここまで。
ここ面谷戸近辺は、横浜環状南線の建設地となっています。
面谷戸のバス停にはバスが来ないので、田谷のバス停まで歩きます。
こんなところにぽつんと置かれた自販機。
ニーズとやらは果たして。
横浜環状南線、この先、国道一号線の吹上まで向かう道路です。
橋脚が作られて、その上に橋梁が載るのを待っています。
シンプルなバスポール。
コンクリート製の橋脚にコンクリート製橋梁が載るやつ。
コミバスが走っているらしい。
高速道路の建設に伴って一般道が移設されています。
生活道路への道はこんな感じで無理矢理作り直されています。
道路だった場所に立っています。面白い……。
田谷まで歩いてきました。
ここはぐるぐる回るようなジャンクションが建設されるみたいですね。
ここは色々な方面から大船駅にやってくるバスが集まるので本数が多くて便利です。
こっちはこすずめ号のバス停
ランチは大船の商店街にあった唐揚げ屋さん。
ここで同行者の湘メトさんと別れて戸塚へ。
亜煉路館でパフェとモカジャバのスイーツタイム。
そうしたら、ツイッターである情報を手に入れ、急遽相鉄に乗ることに。
戸塚バスセンターから神奈中バスに乗って弥生台まで。
そしていずみ野駅へ。
改札口にプラレールジオラマがあったのですが、
なんと、ドリームランド仕様になっていました!
駅員さんに声をかけて写真を撮らせてもらいました。
モノレールをきっちり再現しています。
後ろには衛兵のパレードと、潜水艦。
ワンダーホイールには、揺れるゴンドラと揺れないゴンドラが。
ホテルエンパイアもあります。
ヘイヘイおじさんの姿もありました。
ちょっとここまできちっと作られてるのを見て感動してしまいました。
私が好きだったドリームランドの風景そのものです。
そのまま電車でゆめが丘駅へ。
20000形が走っていきました。
ここで今年もゆめきぼ切符を購入。
就活の時とか節目の時に買っています。
そうにゃんだい駅は天気予報をやっていました。
ことしもあの電球式の天気予報の雪を撮影しようと思っていたんですが、
取り損ねてしまいました…冬っていつもそうですよね。
そうしたら、ツイッターである情報を手に入れ、急遽相鉄に乗ることに。
戸塚バスセンターから神奈中バスに乗って弥生台まで。
そしていずみ野駅へ。
改札口にプラレールジオラマがあったのですが、
なんと、ドリームランド仕様になっていました!
駅員さんに声をかけて写真を撮らせてもらいました。
モノレールをきっちり再現しています。
後ろには衛兵のパレードと、潜水艦。
ワンダーホイールには、揺れるゴンドラと揺れないゴンドラが。
ホテルエンパイアもあります。
ヘイヘイおじさんの姿もありました。
ちょっとここまできちっと作られてるのを見て感動してしまいました。
私が好きだったドリームランドの風景そのものです。
そのまま電車でゆめが丘駅へ。
20000形が走っていきました。
ここで今年もゆめきぼ切符を購入。
就活の時とか節目の時に買っています。
そうにゃんだい駅は天気予報をやっていました。
ことしもあの電球式の天気予報の雪を撮影しようと思っていたんですが、
取り損ねてしまいました…冬っていつもそうですよね。
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