鵠沼は松の町。

むかしは松の聳えるお屋敷がたくさんあったこの界隈も、
20年ですっかり切り売りされて小さな民家が並ぶようになりました。

その中で、ぽこっと盛り上がった藤が谷公園。

かつてここは実業家の屋敷の敷地だったらしく、
なんとそのお屋敷が現存していて、
今回鵠沼アートフェスティバルの一環で公開されていると聞いていってきました。
よく歩いた道ですがまさかこんな建物あるとは思いませんでしたねぇ。
お屋敷って敷地の奥にひっそりあるので見えないんですよね。

玄関が見えましたが入り口は庭に回るようです。

おお…!

石の並ぶ庭です。

梅の木と和館が出迎えます。

となりには洋館があります。

和洋折衷形式の邸宅が鵠沼にまだ残っていたなんて…感動でした。

これが接合部。渡り廊下ではなく奥に伸びる廊下になっていました。

立派な松があります。

こちら和館のようす。

目線を低くすると庭を良く望むことができます。石積みが主流だった洋風建築ではなし得ないこの景観。ここは和風にこだわったのでしょうね。

椅子も変わった形をしています。

置かれていた絵日記は1955年ごろにか書かれたようで、中を見ると買い物の帰りにのった電車の話や川でとった生き物の話などで、
特に電車の絵は非常に忠実に描かれていて、小田急の特急車2300形や在来車との書き分け、青電時代のタンコロなどトロリーポールもしっかり描き分ける観察眼の鋭さに驚きました。
ぜひあの絵日記の絵はどこかで公開されたろうが良いのではとか思ったり。


縁側の屋根の作り。開放的。

洋館はステンドグラスが綺麗でした。

また応接間が見事で。
かつてのアルバム写真が展示されていましたが錦鯉の泳ぐ池などいい時代ですね。

暖炉の上には帆船日本丸の模型。美しいですね……。

床は木のブロックを互い違いに組んだような模様をしています。

玄関を内側から。

こちらは洋館なのですが、中身は和風な廊下で、ギャップに驚いて撮りました。
こんな建物が鵠沼にあるとは20年生活してきましたが知らず……めちゃくちゃ素敵だなと思いました。
イベントスペースや貸しスペースとして利用されているそうで、定期的にキッチンカーなども来ているみたいです。
また機会があれば訪問してみたいと思います。
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