3月にVSEが定期運用を離脱してから3ヶ月が経ちました。
その記録を少し上げていこうと思います。
2022年3月ダイヤ変更まで、
平日に片瀬江ノ島までなら入れるロマンスカーは、ホームウェイ81号のみでした。
この列車は2018年あたりではGSEとLSEが入る列車だったのですが、大学を出て東京に行かなくなっているうちに、いつのまにかVSEもこのスジに入るようになってまして。
引退記念のステッカーが貼られてから早速撮りに行きました。
照らされるロゴマーク。
その後、北欧パン巡りをしながら、夜のロマンスカーに乗る日々が続きました。
これは本厚木から町田まで乗った時の記録。
2月の終わり、まだ人はそんなにいませんでした。
なかなかお金も出せず家族の理解も得にくい若い鉄道ファンが最後に一駅だけ…みたいな乗り方をするから混雑するのでしょうかね。
そりゃ深夜のロマンスカーなんて乗っても何も見えないし。
3.8号車の、旧車内販売カウンターには、ジオラマとさよならメッセージがありました。
町田管区と成城学園前管区の販促キャンペーンです。
定期外利用を促したいのだと思いますが、なかなか時間がなくて回れないんですよね…。
VSEの運行予定も張り出されました。
指定席列車なのでわかりやすいですよね。
これは箱根登山線での調査の記録。
もう引退まで2週間と言ったところでしょうか。
連接枠の調査です。
これをバラすところをぜひ見学させて欲しい……。
この車両の車販カウンターにはイラストがありました。
絵本を書いていた乗務員さんかな?
連接通路の映像を撮ってみましたが、
通路をウロウロと通る人がもうだいぶ多くなっていました。
曲がるタイミングで通行してくるんってことはテーブルの動きは誰も気にしてないんですよね。あれだけYouTubeでは動画出てたのにもったいない…。
この幌も最近のロマンスカーでは標準装備。
連接部分では片側の車両に中心が固定されているので、縦と横の動きを分担してねじれを吸収する仕組みになっています。面白い。
箱根湯本では大人気。
貼り紙もされて、盛り上がっていますね。
線路容量のこともありますから、
引退後に箱根湯本に行くかどうかってのが疑問視されていたんですよね。
だから箱根登山線でしっかり記録する人もいれば、200円で乗り放題という人もいるのでしょうね。
折り返しで箱根を発ちます。
時間が足りない……。
ジオラマ昼バージョン
乗務員からのメッセージもありました。
サルーン、ガラガラです。
そりゃそうです。10時に箱根に来てトンボ帰りする馬鹿なんていません。
それならここ指定すればよかったなぁとか。
ホームウェイしか来ない江ノ島線の民にとって、日中のVSEというのはとても貴重な存在。
小田急沿線に20年暮らしていますが初めてです。
パンタグラフのある位置は天井を上げられない分、天窓があります。
ドア上モニターとドアの関係。
ドアの駆動装置がこの中に仕込まれているんですかね。
VSEの座席は窓際に少しだけ傾いています。
EXEαがすれ違います。
乗降扉のドアエンジンはドア上ではなく脇にあるらしくラックがついています。
案内表示です。
本厚木にやってきました。白い車体がビルに反射します。
本厚木でVSEを見送りました。
こちらは藤沢駅。
VSEの運行終了まで1週間。
2番ホームから発車する片瀬江ノ島行きがなくなれば、この乗車位置目標は役目を失います。
大和駅にやってきました。
実はサルーン席、人気でたくさん取られるんですが、実際に満員かというとドタキャンが発生するんですよね。
大和で下車した人がいたのでそこから乗ろうとしたんです。
机を広げてみます。
背中は壁ですが、思ったより座り心地はよいです。
荷物スペースも頭上にしっかり確保しています。さすが建築家が作った電車です。
この日は、VSE誕生記念グッズを持ち込んでサルーンを満喫。
憧れだった車内販売のロマンスカー弁当。
日中の箱根系統で販売していましたが、コロナの影響を受け廃業してしまいました。
かつての時刻表は捨てようと思ってた封筒の中にあったもの。
HiSE、RSEが懐かしい。この頃がロマンスカー黄金期だと思ってしまうこの頃。
車両性能やデザインもそうですが、以前に景気が良かったんですよね。
思い出とともに景気の影響を受けてしまうのが観光特急の宿命。あの時産まれていれば、大人でいれば、小学生未満だったら…あれこれ気になることはあります。
だからこそ今はVSEを楽しまなくてはと思っていたり。せっかく大人になるまでに間に合ったんだからと。
かつてのパスネットカード。
これは駅の券売機で発売していたカードで、発売額や発行駅が印字されるようになっています。
MSEが出てくる2008年にはpasmoが主流になっていたので、カードに描かれるのはVSEが最後となりました。
江ノ島線ユーザーにはこれが限界。
こちらは当時のグッズ紹介。
片瀬江ノ島駅の駅舎山側にoxがあって、発売日にデビュー記念の文房具を買いに行った記憶があります。
大和から藤沢までの13分間、17年間の歴史が駆け巡ります。
とうとうVSEが定期のロマンスカーとして日中の江ノ島線に現れることはありませんでした。
楽しい13分間はおしまい。あっというまに藤沢駅へ。
ロゴマークと共に。
今回はEmotの電子チケットを使って特急券を購入しました。
エモットとパスネット、夢の共演です。電車賃はパスモで支払いました。
折り返し回送列車のお見送りです。
ギャラリーが多いので人気だったんですねぇ。
3月頭。
泣いても笑っても最後の週末。
箱根湯本に行きました。
ここを走るVSEも見られなくなるのでしょうと。
花を絡めて撮れば良かったなぁと今となっては思いますが。
後方確認用のカメラなど。
よく見るとアルミの車体には凹凸が生じてきているのがわかります。
アルミですからそりゃ変形もしますよね……。
最後に駅の様子を紹介しましょう。
こちら相模大野駅。
黒板イラストが見事でした。
社員さんのメッセージ
一般公募のイラスト
写真
記念撮影パネル
などなど盛り沢山でした。
次は藤沢駅。
ありがとうVSEという切り絵がありました。
ありが10 いました。
黒板にはペーパークラフトが貼り付けられています。
さよなら記念入場券セットが先行予約とかやっていて、争奪戦になるかと思いきや、
思いの外あとの方まで販売していて、予約なくても買えますよーなんて言われてしまったもんで、流れで買ってしまいました…。
そして小田原駅
やはり箱根といえば小田原。
派手です。
さよなら装飾もしっかりするこだわり。
記念撮影パネルが大変充実しています。
VSEにメッセージを書く企画。
ポストもとても凝ったデザインで気に入りました。
最近ではスーパーの小田急OXがロマンスカー弁当を発売しています。
3月29日に初めて発売され、
月に3回ほど、日付を選んで発売されているようです。
パッケージは2種類。
中にはカードが入っています。
色々種類があるみたいです。
北欧パンのロマンスカーセットとかに近いものを感じますね。
VSEは寿司、
GSEは肉
という組み合わせ。老若男女が好きそうな組み合わせですね。
初日は大量に出ていたそうですが、どうやら余って半額になりまくったみたいで、
後日見に行ったときは数を絞っていたのかあっさり売り切れてしまっていたとか。
3月26日には、新就学児の親子向けにロマンスカーVSEを利用した団体ツアーが企画され、
招待客を乗せて新宿・片瀬江ノ島から2本のロマンスカーが走りました。
あいにくの天気でしたが、本当に日中の江ノ島線にVSEがやってきたので震えました。
江の島と共に。
ホント天気が良ければ映えたであろうに……
完全引退までまだ1年程度あると言われているので、
また江の島に来てくれないかな。
また今度ロマンスカーの団臨に乗る予定でありますので、その時はまたレポートしたいと思います。
それでは。
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