ゴールデンウィークの記録も最終章です。
ということで、
ふたたびの身延線。
富士宮駅まで行きました。
毎度変わる黒板アート。
ゴールデンウィークながら雪を蓄える富士の山
今年は寒かった…。
富士急バスがたくさんやってきます。
今回はこちらではないので、
しばらく待っていると…
きました!
富士重工8Eですね。
山梨交通のKC-RN210CSNという車。
あの江ノ電の「こまわりくん」の同型車です。
京王バスが大量導入していて、そこから転入してきた車らしい。
今回はこのRNに乗って山梨を旅するツアーにお誘いいただきました。
静岡エリアを中心に走るバスで甲府方面まで行くことはないらしく、貴重な機会だそうです。
では早速、静岡から山梨へ走り出します。
たけのこが盛りだくさん。
まぶしい朝にwow wow chance(違)
道の駅とみざわで小休止。ここでお弁当を買います。
シンボルのたけのこ電話コーナー。
この日はゴールデンウィークでしたが、人は少なめ。
たけのこ豚汁の屋台はありませんでした……旬を大切にしないとなぁ。
TELEPHONE
そして根っこのぶつぶつ模様がリアルですよね。
親戚の庭で見つかると掘るんですが根っこのぶつぶつって実際は赤くて、
ナウシカに出てくるオウムみたいなんですよね。
中にはこんな風にMC-3Pが設置されていました。
お昼ご飯に買った、タケノコのお稲荷さんです。
そして朝霧高原ドライブインもちやの大福。
むかし中学の部活でこの辺りをバスで走ったことがありまして。
富士急バスだったかなその時は。
かつてもちや二輪車会館というバイクの博物館があって、ずいぶん景気が良さそうでいつか行ってみたいと思っていたのですが、そちらは閉館してしまったらしい。レジャー産業の切なさ。
川に沿いつつも山奥へと走っていくバス。
小川に沿って走ります。
山梨は本当に水が豊かなところで、
車窓を眺めていて心が現れる気分になります。
さて、最初の目的地に到着。
実はあまりよくわかっていない。
みんなめちゃくちゃ詳しいんですよね。山梨に住んでいるんだろうか……。
ちょうど一般路線バスのエルガがやってきました。
路線バスがくぐっていきました!!!
どうやら身延山の総門という文化財のようです。
今回の貸切バスもこの中に飛び込んでいくというのです。
おおおおーーーー
さらに奥に進むと、
バスは身延山バス停へ。
この先に身延山久遠寺があります。
が、バスオタ一行はお寺にはいかず来た道を戻ります。
タクシー乗り場のフォントがいいですよね。
バス乗車口の文字もとてもエモい。
日本禁煙友愛会という組織が寄贈したベンチ。
かつて戦前には禁酒会と言って禁酒した金を貯蓄する組織があったなんて聞いたことがありますが、
それに近いものなのでしょうか?
調べたら1955年に発足した禁煙友愛運動なる運動を実行していた組織で、
2019年に解散しているらしい。ということはいずれ貴重なベンチになりそうですね。
新宿からバスで3200円、つまり藤沢からは往復1万しないで来れちゃうわけですね。便利。
ライオンズクラブも社会奉仕団体ですよね。
心のよりどころにベンチありといった感じでしょうか。
ここから出発する路線バスを眺めます。
身延駅まで向かうバスのようです。
続いてやってきました。
にぎやかな参道を走っていきます。
しかしあっという間にバスは森の中に戻っていきます。
バスはかなり頻繁に走行しているんですね。
山門をくぐるRN。見事な看板です
そして次に身延駅の方までやってきました。
出迎えてくれたのは、いすゞジャーニー。
親会社だった国際興業バスがいすゞ車しか入れないらしく、
山梨でもほとんどがいすゞ車なんだそうな。
(今は国際興業傘下じゃないのにこのカラー使ってるんだね、不思議……。)
だから日産ディーゼルのRNって中古で入ってきたにしても珍しいんですね。
身延営業所ではほかにも主力のエルガやキュービックがお昼休み中。
青い車は、受託運行している身延町の町営バスらしい。
ジャーニーが奥に並んでました。
冷房車 DENSO いいですねぇ。
前後ドアでメッキバンパー、図鑑でしか見ないスタイル。いいですねぇ。
身延駅に来ました。
おや
戦前に見られる珍しいポストですね。
郵便差出箱1号とはちょっと違う。
調べたら昭和初期に製造された山梨県内最古のポストらしい。
こんなところでレアポストに出会えるなんて!!
東海らしい旅情あふれる駅。ラッチですよ…!
名物身延そば、残念ながら休業中。
駅前は富士川が見事な景観を作っています。
ロードバイクで旅をしてきたと思われる人たちが休憩していました。
永谷屋さん、
ゆるキャンシールを売っていたので購入。
あとお菓子を買い込みました。
戻ると光線が良くなっていて撮影会中でした。
前に取り付ける板を再現していたりと、
こだわりを感じます。自作できちゃうのがすごいです。
RNという車はよく見ていたはずでしたが、
一度も乗らずじまいでした。
会社は違いますがこうやって大人になってからじっくり観察できたのがとてもうれしいです。
カラフルでにぎやかで、何台か並んでいるだけでもワクワクしますね。
キュービックも今まで乗ることはなかったので最近何度かお世話になっていて
カッコいい車だなと思いました。
さあ、名残惜しいですが出発の時間です。
次にやってきたのは、どこだろう。山の中……。
歩いてトンネルを抜けると・・・。
きました!
森林の中を走っていきます。
フロントガラスいっぱいに広がる新緑です。
さて、急いで移動します。
この辺りには下部温泉という、武田信玄公の隠し湯という温泉があるそうです。
いつか温泉にも行ってみたいなぁ……。
バスの窓の外を眺めていると、身延線が走ってきました。
線路と道路は渓谷をクネクネと、
くっついたり、離れたり。
でも電車の方がちょっと早かったかな。
また降ります。
開けたところに来ましたね。
橋がありました。
見事な鋼製橋です!
ゲルバートラスと呼ばれるタイプのものですね。
東京鐵骨橋梁製作所(現・日本ファブテック)が昭和30年に作った橋らしい。
見事…!!
ここからまた少し移動します。
川沿いの道に来ました。
かつては児童が歩く道だったのでしょうか。
ゴミ捨て禁止とありますが、
こちらはアマビエが居るのでここ3年の間に作られたものっぽいですね。
洞門の中を通るバスです。
小っちゃくて可愛いです。
さらに川を渡り……
こんどは伊勢町営業所へお邪魔しました。
大きな建物がありました。
ここには山梨交通の白い塗装のバスが2台待っていまして、
3並びを撮影させてもらいました。
同じ色のバスが大中小と並んでいます。
ジャーニーとキュービックの見分け、学生の頃は中型と大型も見分けられなくて
何が違うんだかわからなかったんですが、並べると全然違うんですね。
そしたら
奥の方に何やらちっちゃいエルガミオがいるではありませんか!
かわいい!!
なんというか個性的な並びで個体差萌えしちゃいますね……。
立体感。
1台出庫していきました。
文字が古そうに見えて、ポップ体も入っています。
そして車を運転しているおっちゃんの表情もまた味わい深い。
黄色い車に国際興業カラーを貼り付けたように見えますが、その真相やいかに。
出庫していきました。
代わりに現れたのはエルガのCNG車。
大きなガスタンクが目立ちます。
すこし周りを見てみると、もう一台キュービックが居ます。
リフトをつけていた車らしい。
もう一台入庫してきました。
この車、バンパーがメッキじゃないですね。
後期の車だそうです。
凄くシンプルなデザインです。
方向幕の位置も後ろ呪いを意識しているなと感じます。
並びました。
中扉が折戸だととても軽快な印象を受けます。
戸袋窓がないからでしょうかね。
4台並びが見られたところで、伊勢町を後にします。
構内の隅っこに電車の枕木が置いてあったけど…流石に違うよね?
つづいては
違う場所の山門にやってきました。
立派な薬院門ですね。
妙法寺という日蓮宗の寺院がこの先にあるらしい。
こういう山門があるって面白いですよね。
鎌倉には鳥居を含めてもこういうのないので……。
折り返しの発着所に収まります。
なんとも長閑な風景です。
コミバスっぽさもあります。
近くに郵便局がありました。
郵政書体です!
バスが発車します。
斜面の多い土地ですが、わずかな平地を使って水田が並びます。
さて、バスは最後に鰍沢営業所へ。
鰍沢と書いて「かじかざわ」と読むそうです。
ジオラマ作るにはとてもいい雰囲気をしていました。
改めてRNを。
うーん、可愛いバスだ。
営業所のバス乗り場です。
こういう、バスのホームみたいなのすごくいいですよね。憧れ。
隣の建物渋いですよね。ちゃんと撮っとけばよかった。
向こうには郵便局が見えました。
郵政フォントです。
隣の商店は店蔵を改修した看板建築でしょうか?
半分はここで解散。
富士川町の町営バスで駅に向かい、甲府方面から帰るそうです。
富士川町営バスには地元の萌えキャラがたくさん描かれていて、かなり気合が入っておりました。
さぁ、私たちはここから富士宮までこのバスで戻ります。
ひたすら走ります。
後ろの席に乗っているんですが、
このバスリーフサス車なんですよ。
もうね、車が飛び跳ねるんですよ。すごい……。
うつらうつらして、頭がボタンに当たってピンポーン!って鳴りました。
いっぱい歩いて、いっぱい乗って、
お疲れ様です。
でもみんな山梨県民じゃないみたいだから、
さらに富士宮から帰って行かなくちゃならないわけですよね。旅路はまだまだ終わらない…。
だんだん暗くなってきました。
バスはひたすら走ります。
パチンコ屋の跡地でしょうか。
ネオン管を収めていたと思わしき立体的な看板が魅力でパチリ。
ここから先は写真がありません。
というのもここは富士川が作った渓谷。高い山に阻まれ日没が早く、あっという間に真っ暗になってしまい、しかも街灯もなかったので全然写らないという。
富士宮の市街地の明かりが見えてくるとなんかちょっと安心しましたね。(??)
ということで無事に富士宮駅まで到着。
バス会社の方々はここから営業所まで帰っていくわけですからさらにお気をつけてという感じでお見送りします。
ありがとうございました〜!
身延線と東海道線で藤沢まで帰りましたとさ。
さて、感想ですが……
めちゃくちゃ跳ねました……。(それかい)
バネの強いリーフサスで、かつ車長が短いからモーメントが大きくなってしまうんですかね?
前後のピッチングがすごいんですよ。
特に流れ解散後の半分しか乗ってない状態だと荷重がなくなってしまって、本当にバババインバババインと跳ねる感じ。
古いバスに乗るのも大変ですねぇ。
女の子と待ち合わせなんですが、僕の車を見た瞬間帰っちゃいました。
Twitterの優しい皆さん何がダメか教えてください ( ˘ω˘ ;) pic.twitter.com/w0fTEiFPyz— 伊豆箱根バス (@izuhakonebus) May 6, 2022
どうして帰っちゃったのか、もうお分かりでしょうか……?
今回もとても楽しい山梨旅行でした!
企画を考えてくれた方、
再現用の部品を作ってくれた方、
安全運転で届けてくださったバス会社の方、
その他参加者や沿線の皆様、
関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!!!
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