小田急トラベル主催「初運行!ロマンスカー・VSEで一夜を明かすナイトツアー」が開催されました。
日程は6月25日、7月2日の2日程で、
私は7月2日発の日程で取りました。
とりあえず集合場所の新宿へ向かいます。
江ノ島行きのロマンスカー を見送りまーす。
新宿行きの快速急行は4000形でした。
新宿に到着すると、70000形GSEが待機中。
手続きをしたので、少し新宿を散策。
まずは昼飯ということで。
地下改札脇にあるわおんという店で唐揚げ定食を食べます。
新宿駅近辺は再開発が計画されているのであれこれビルの取り壊しが進んでいます。
小田急百貨店新宿店も、その一つ。
鎌倉の鶴岡ミュージアム(旧神奈川県立近代美術館)などを手がけた建築家、坂倉準三の作品です。
壁一面に窓が並ぶモダニズム建築はもうすぐ見納め。
さて、今回はVSEに乗って旅をしますが、
団体専用列車ということで、通常のロマンスカー とは異なり新宿駅地下ホームから発車します。
きうじは新宿に行くとき、快速急行とロマンスカーしか利用しないので、地下ホームの配置がよくわからずウロウロ……。
今時珍しくなってきた電照式の駅名標を入れました。
参加者の方がホーム端にズラッと並び、入線動画や写真を撮っていました。
特別団体専用 という幕も珍しいですね。
VSE、そもそも側面表示が存在するイメージがなかったので(節穴)これは意外でした。
3号車と8号車はスタッフ専用車ということで、
残りの号車に乗客の席が割り当てられました。
3号車の窓には、オールナイトオダキュウという謎の貼り紙が。これについては発車後に説明しましょう。
こんにちは連接台車。
35000円のツアーでしたが、3000円追加で払うともう1座席購入してボックスシートにできました。買います!
ボックス席の時にしか出せないテーブルを出してみます。
おおおーーー!
発車すると、車内では、車販設備のマイクを利用した車内放送「オールナイトオダキュウ」が始まりました。
RSEの引退記念ツアーで「オダキュウFM」という名前で乗務員によるDJ放送が行われたのだそう。そのリバイバル?なんだとかで。
今回の担当は、足柄電車区・車掌区の乗務員さんたち。
乗客には受付時にアンケート用紙が配布されており、これを往路中に書き込むと、途中で読み上げてくれるという、ラジオらしい仕掛けもありました。
VSEに乗りながら機内放送を聴いているような感覚でしたね。
「手探りで辿々しくなってしまいますが…」とはいうものの、
車内放送をやっているにしたってがフリートークで喋るって十分難しいから……。
複々線区間をまったり進みます。
窓ガラスが車内の明かりをかなり反射するのでなかなか難しい。
EXEと併走しました!
しばらく走ると、なにやら回送の8000に遭遇。
あ!!!!
ああーー!!!
クヤ31形、テクノインスペクターでした。
土日の早朝に走行してるらしいと聞いたことがありますが、昼にも走ってるんですね……。
相模大野駅では、大野電車区の乗務員と、大野車両区の整備士たちがお手振りしてくれました。
毎回やってくれてるんでしょうか。窓から眺めると楽しいですね。
海老名ではロマンスカーミュージアムの屋上に手を振るギャラリーが僅かに見えました。
あらかじめVSEの通過が伝えられていて、1回目の開催時にも多くの子供達がVSEを見送りに来たそうですが、定期列車とかぶってしまいまして…。後ろの展望車からは見えたかもしれませんね。
本厚木、電車が見えるガラス張りビルです。
今回のナイトツアーを記念するグッズとして、缶バッジが配布されました。
そして、小田原城最中ぎ配布されました。
甘いもの、いいですねぇ。
ここの最中は家族に買って帰ってことがありますが、サクサクの皮の中にある粒あんの粒がぷりぷりっと立ってて、ふっくらしていて食べ応えがあります。美味しい。
小田原城もなかを作っている小田原種秀のお店はミナカ小田原のデッキに面したところにあります。色々な最中や団子を売っていて、栗もなかなどの他、割ってお湯を注ぐとスープになる最中なども扱っています。
記念撮影のサービスもありました。
お手製のパネルを用意してあって、制帽も貸してくれました。
よく見たら、赤1000とVSEの離合というなかなかなレアなやつでは。
顔はきったないので加工しております。
次第に景色は田園地帯そして山の中へ。
新松田のポイントを、小田急線内で最も遅い制限速度25km/hで通過して入線、急行をやり過ごします。
オールナイトオダキュウでは、この速度を当てるクイズが出ました。25キロって案外ゆっくりなんですね。江ノ電とかでは割とよくある速度だと思ったんですが…。
のどかな風景を走っていきます。
VSE乗務の思い出なんかを語るコーナーなどもあり、興味深い話がたくさん聞けました。
皆さん自分が子供の頃のロマンスカーの話と、初めて経験するロマンスカーのエピソードをそれぞれ持っているのが印象的で、
製造当初は運転台のハシゴが完成しておらず、脚立を使って乗り込んだ話、などなど貴重な話もありました。
足柄駅では乗務員さんたちのお見送りがあり、お手振りをしていたのですが…サンナナの引退記念サボを持ってお手振りしていた方がいらっしゃいましたね……?
私物かなぁ…すごい。
小田原から箱根登山線へ入っていきます。
さよなら運転を目前に飽きるほど乗った区間ではありますが、
もう記録のために血眼だったので、
今回は座席に腰を下ろしてゆったりと窓の外を眺めたいと思います。
電車は箱根湯本に到着。
回送の発車時刻が伝えられた後、フリータイムという。
S1です。
この後続が468だったらしいんですが、どうやら車交かかったみたいで。
青バスとVSE。いずれも近く姿を消すのでしょう。
早川の方に行きますが、もう太陽は隠れてしまっていました。
川の下には撮り鉄がいっぱい。
Twitter見てたら、アジサイと絡めて撮っていた方とかいたみたいですが、
もう行動パターンが頭に入ってるからこそできるんだろうなと思いました。
ここでは箱根湯寮のクーポンが配布されていて汗を流せる時間だったのですが、
ここまで水分補給だけでやってきたので、塩分が欲しくなり……なんか食おう、と。
ということで。
箱根湯本でメシと言えば、ハイカラ中華 日進亭!!
とりあえずセットにしておけば大満足。
最近は並んでいることが多くてなかなか来れてなかったけど、久しぶりに来れてうれしいです。
ここで竹の棒で記事を捏ねて作っている手打ち面は平たくてコシがあって、他にはない食感があります。
そして塩分取ったら次は糖分、
甘いものは箱根カフェへ。
箱根プリンシェイク。小田急ポイントがたまる…!
モハがやってきていました。2階から眺めます。
電気を消して待機中。側窓が全開です。
S2と104。
構内踏切を渡って4番ホームに向かいます。
乗車時に撮影したんですが、ぶれちゃいましたね...。
臨時ホームの4番のりばから乗車する体験は今回が初めてです。
ホームの隙間がなかなかに広いので、あまり使っていないというところでしょうか。
この電車には、冷房、空調、一切ありません!とのアナウンス。
発車を待っている間に蒸し風呂みたいな感じになってしまいました。
しかし発車すると、今回全開になっている窓から心地よい風が吹き込んできます。
さっそく徐行して走行します。
あじさいのライトアップです。
塔ノ沢駅に来ました。
ここは日照が限られるので割とキレイなイメージあります。
大平台ではギャラリーに囲まれていました。
あとでわかったことですが、どうやら電制だけで停止した駅が何か所かあったらしい。
停めたときにすぐ空制かけないと転動するみたいですが……。
電制の抵抗も凄いしやはりある程度の転がり抵抗があるんだろうか…...。
シャッターチャンスではありますが、暑いですしそんなに写真撮ってる人は多く無かった気がします。
上大平台信号場。
のぼりやまてつみち君です。
窓ギリギリにアジサイが咲く宮ノ下界隈。
強羅駅に到着しました。
ケーブルカーホームに近い2番線に停車です。
ケーブルカーの終電は18:20発。
現在時刻は19時50分台ですが…。
ケーブルカーの照明を点灯し、展示してくれていました!
しかも……
試運転幕ですよ!!!
ケーブルカーというのは路線と車輛がもう運命共同体なので、
試運転しているときは路線が完全に不通なわけで、
営業時間中にはまず見れない、激レアなわけです。
こっちは正面。
同じかな?
ちょっと光量不足。
S3の箱根湯本行が着きました。
さきに折り返して箱根湯本行になります。
ちょっぴりサービス付き。ありがとうございました。
モハではサボ替えが行われていました。
試運転サボ。
2021年夏、もっと通えばよかったとは後の祭り。
ここで、強羅駅窓口に用事があったことを思い出して声を掛けます。
実は箱根登山鉄道のTwitterキャンペーンに当選して、
強羅駅で景品交換ができるというのです。
事情を説明したら、おっ! と反応してもらい、
登山電車グッズをたくさんいただいてしまいました。
さて、復路ですが、しっかり夜になりました。
宮ノ下のアジサイ。
仙人台で小休止。
往路は蒸し蒸しでしたが、復路はというと…虫虫です!!
そりゃそうです。こんな山の中に窓全開で煌々と光ってる電車です。
網戸が欲しくなりますね(え?)
ハエ、カメムシ、マイマイガ、
人差し指くらいの長さがあるカゲロウ、
てのひらサイズのカミキリムシ……
見たことないのがたくさん居ました()
女性車掌がすっと乗務員室から虫取り網を持ってきて、鮮やかに捕まえて車外にリリースしていました。強い……。
しかし、我々は大きな問題に直面します。
スイッチバックで車掌さん向こうの車両に行っちゃうよ……。
幸い、出山→湯本は大した距離もなく、あまり虫さんとコンニチワすることはありませんでした。
最後に湯本へ徐行して入線します。
VSEへの乗り換え時間はわずか、写真撮影の余裕はなく。
乗ってから戦利品をおーぷん。
小田急箱根HDの乗り物(電車、バス、ロープウェイ、海賊船)が描かれたタンブラー、
サンナナグッズ、
登山バスのナノブロックでした。
続きは夜のミステリーツアー、そしてお待ちかねのVSE車中泊でございます。
箱根のフラッグシップの寝心地やいかに……?!
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント