おまたせしました!
・・・え?待ってない?
まぁまぁそんなこと言わずに・・・
第三話、お楽しみくださいっ!
パーティーに、一人の男が加わりました。
彼の名は…
猫 「『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』と言います!
文武両道、才色兼備、そしてこの国の国王候補!」
桃 「一体何なのよコイツ…」
> カツゼツ国物語
2010/休日自衛隊
猫 「国王は、城の一番奥にいます!」
集 「…まぁ、そりゃね。」
猫 「つまり!城の内部を知っている私がガイドになれば、国王に近付けること間違いありません!!」
柿 「図々しい奴め…」
三人は、王城にたどり着きました。
桃 「…ついに決戦ね。」
集 「あぁ。民の自由のために…、戦おう!!」
柿 「でも!!
…三人まとまって戦ったら…」
桃 「…『戦ったら』?」
柿 「みんなで罠にはまって、全滅する可能性もある。」
集 「否定は出来ないな。」
柿 「そこでだよ?
まず、厳重な城の警備の目を誤魔化すために『集中手術室早朝清掃消臭中』が警備員を誘き出す。
そのあと『李も桃も桃のうち』が、『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』の案内で城に潜入する。…で、もしも潜入に失敗したら、最終手段として、俺が行く。…これで丸く収まった!!」
2 「誰が乗るかっ!!」
…空に響くのは、ハモった二人の声と、叩く音、殴る音…そして、
この世の物とは思えない、青年の悲鳴。
柿 「…だからって、1人で行かせるなよ…俺たち仲間だろぅ?
誰だよ?"One for all"なんて言ったの…あ、俺か。畜生、これだから英語は嫌いだっ!!」
…彼は溜め息をついて、こう叫びました。
柿 「王様ぁ~っ!!
早く出てきて下さぁ~い!!」
…すると、声を聞いてやって来た、一人の年老いた警備兵に出くわしました。
兵 「王様は温泉街の視察に行かれた。お引き取り願う。」
柿 (…絶対アレだ!!視察と言う名の旅行だ!!卓球とスマートボールと、ちょっぴり変な買い物して帰るんだ!!…貰っても嬉しくない土産とか…仕事サボりかぁ…いいなぁ…。)
兵 「…ところで、貴様は誰だ?正直に答えよ!」
柿 「…あぁ、失礼しました。僕は旅人の…そう!マイケルと申します!!
…各国の国王に会うことが趣味なのですが、いらっしゃらないようでしたら、帰ります…。」
兵 「…へっ、馬鹿め!!
下手な嘘などつかねば良いものを!!
…大人しく息を引き取れぇぇっ!!」
柿 「げげっ!バレたぁっ!!」
兵 「死ねぇぇぇっ!!
そして王様に逆らった事を後悔するがいい!!」
柿 「うわぁぁぁぁっ!!」
…隣の客はよく柿食う客だ、ピンチ!!
しかし、そこに仲間の三人がやって来ました。
桃 「『あの布を縫う女の布は何なの!?あの布は名の無い布なの!?』」
兵 「負けるか!!
生麦生米生卵海鼠蛞蝓中身生かも…
ぐわぁぁっ!!」
集 「she sells sea shells by the seashore!!
…お前、知ってるか?
"one for all"の続き。」
桃 「"all for one"
皆は一人のために…」
猫 「一人は皆のために、皆は一人のために…
素晴らしい言葉は素晴らしい人々を生み、それらが集まって素晴らしい国を作る。そして、素晴らしい国から、もっと素晴らしい言葉が生まれる…
なんていい言葉なんだ…」
集 「勝手にほざいてろ!!
…さぁ、時間が無い!温泉街に行くぞ!!」
…四人は仲間意識を取り戻し、国王のいる温泉街へ向かいました。
続く
彼の名は…
猫 「『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』と言います!
文武両道、才色兼備、そしてこの国の国王候補!」
桃 「一体何なのよコイツ…」
> カツゼツ国物語
2010/休日自衛隊
猫 「国王は、城の一番奥にいます!」
集 「…まぁ、そりゃね。」
猫 「つまり!城の内部を知っている私がガイドになれば、国王に近付けること間違いありません!!」
柿 「図々しい奴め…」
三人は、王城にたどり着きました。
桃 「…ついに決戦ね。」
集 「あぁ。民の自由のために…、戦おう!!」
柿 「でも!!
…三人まとまって戦ったら…」
桃 「…『戦ったら』?」
柿 「みんなで罠にはまって、全滅する可能性もある。」
集 「否定は出来ないな。」
柿 「そこでだよ?
まず、厳重な城の警備の目を誤魔化すために『集中手術室早朝清掃消臭中』が警備員を誘き出す。
そのあと『李も桃も桃のうち』が、『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』の案内で城に潜入する。…で、もしも潜入に失敗したら、最終手段として、俺が行く。…これで丸く収まった!!」
2 「誰が乗るかっ!!」
…空に響くのは、ハモった二人の声と、叩く音、殴る音…そして、
この世の物とは思えない、青年の悲鳴。
柿 「…だからって、1人で行かせるなよ…俺たち仲間だろぅ?
誰だよ?"One for all"なんて言ったの…あ、俺か。畜生、これだから英語は嫌いだっ!!」
…彼は溜め息をついて、こう叫びました。
柿 「王様ぁ~っ!!
早く出てきて下さぁ~い!!」
…すると、声を聞いてやって来た、一人の年老いた警備兵に出くわしました。
兵 「王様は温泉街の視察に行かれた。お引き取り願う。」
柿 (…絶対アレだ!!視察と言う名の旅行だ!!卓球とスマートボールと、ちょっぴり変な買い物して帰るんだ!!…貰っても嬉しくない土産とか…仕事サボりかぁ…いいなぁ…。)
兵 「…ところで、貴様は誰だ?正直に答えよ!」
柿 「…あぁ、失礼しました。僕は旅人の…そう!マイケルと申します!!
…各国の国王に会うことが趣味なのですが、いらっしゃらないようでしたら、帰ります…。」
兵 「…へっ、馬鹿め!!
下手な嘘などつかねば良いものを!!
…大人しく息を引き取れぇぇっ!!」
柿 「げげっ!バレたぁっ!!」
兵 「死ねぇぇぇっ!!
そして王様に逆らった事を後悔するがいい!!」
柿 「うわぁぁぁぁっ!!」
…隣の客はよく柿食う客だ、ピンチ!!
しかし、そこに仲間の三人がやって来ました。
桃 「『あの布を縫う女の布は何なの!?あの布は名の無い布なの!?』」
兵 「負けるか!!
生麦生米生卵海鼠蛞蝓中身生かも…
ぐわぁぁっ!!」
集 「she sells sea shells by the seashore!!
…お前、知ってるか?
"one for all"の続き。」
桃 「"all for one"
皆は一人のために…」
猫 「一人は皆のために、皆は一人のために…
素晴らしい言葉は素晴らしい人々を生み、それらが集まって素晴らしい国を作る。そして、素晴らしい国から、もっと素晴らしい言葉が生まれる…
なんていい言葉なんだ…」
集 「勝手にほざいてろ!!
…さぁ、時間が無い!温泉街に行くぞ!!」
…四人は仲間意識を取り戻し、国王のいる温泉街へ向かいました。
続く