…高速試験車。

300X、WIN350、STAR21、Fastech360…

乗客が知らないうちに、ひっそりと数々の功績を残した車両たち…それが試験車両。
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でも…

こればっかりが試験車両じゃな~いっ!!


…ということで今回は、「かなり」存在感の薄い、でもなかなか巡り会えない、かつ会っても気付かない…はっきり言ってドクターイエローよりレア(と思わしき)新幹線電車をご紹介します。

私もマトモな写真を持っていないのですが…

こちらっ!
(三島・車内にて)

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・・・・・。

N700系です。
と言っても「量産先行車」ってやつです。

まぁ見かけは普通のと一緒。


あ…もしかして、
E5系とかE6系とかを期待してました?

…あれはあとで一般営業に就く車両なんですよ。待てば乗れます。そういう列車なんです。


しか~し!


こいつは一般営業に就いてな~い!!

車番は9000番台、…と言えばお分かりですね?


なんと、新しい機器のデータを取るためだけに走っている車両、その名も

「Z0」編成というのです!!
見かけはな~んにも変わりません。
ちなみに普通の。
 
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車内は座席の一部を外して測定機器をドーン!!

…高速試験とか、車体傾斜システムの試験とか、パンタグラフの騒音試験とか…とにかく色々使われているみたいです。



いやぁ~JR東海は物持ちがいいですよねぇ!


新聞記事によると、N700系って一編成あたり60億円するらしいですよ。

それを…データ測定のためだけに…

でも確かに…高速試験に使用した車両を、そのあとに営業列車として走らせたら、何が起こるか分かりませんよね。

逆に、何が起こるか調べるわけですし。


そう考えると…大切な車両かも。


…で、

一般人は試乗会にでも行かない限り乗れません。
N700系がデビューしたとき、試乗会に登場したのはコイツ。

あとは外国や企業にアピールするための試乗会にも使われるそう。


というわけで皆さん…

偉くなってくださいっ!!

それが近道です…。


ちなみに、Z0の登場するまえは、300系のJ0編成がその役割を担っていました。
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普通の300系とはデザインが違うでしょ?
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ライトとか、左右の出っ張りとか…

私はそういうのが好きなんですよ!!