ついにラストです。
しっくり来ないかも知れませんが、そこはご愛嬌で。
実は、最初は漫画にしようと思ったのに、私の絵が泣く子も黙る下手くそさで、結局文字だけになったんです。
だから台詞しか書かれていないんです。
では、お楽しみください。
王 「大人しく降伏しろ!!」
柿 「ついに来た!!」
桃 「『包囲』って事は、私達逃げられないの!?」
…外を見ると、兵士が2人と王が1人
集 「…って、
…ちっとも包囲出来てねーじゃんっ!!」
> カツゼツ国物語
2010/休日自衛隊
猫 「私達の名前を全員、間違えずに言えたら降伏しましょう。そして、この子猫ちゃんの生着替えを…」
桃 「ふざけないで。」柿 「いや…、
…こいつ、本気だ!!」
王 「…いいだろう。」
兵 「陛下!!危険です!!もし間違えたら国王の信頼が…」
王 「私にも!!…やらねばならぬ事がある。
今は女が見ている。男を見せるのだ!!」
兵 「どこまでも貪欲な人だ…」
王 「まず、
『となりの客はよく柿食う客』
次に、
『李も桃も桃のうち』
そして…
『集中手術室早朝清掃消臭中』
最後だ…
『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』
…以上、四名だ。」
集 「…言い切っただと!?」
王 「私は言い切ったぞ!!後悔するがいい!!さぁ出て来い!!そして生着…替…え……!」
国王は倒れ込みました。
兵 「陛下!!大丈夫ですか!?
…駄目だ。舌を噛んでいる。」
集 「噛むタイミング悪リィーっ!!」
柿 「よし!ラケット攻撃食らえ!!」
桃 「…私も…」
集 「俺を置いて行くなよ…!」
3 「突撃~!!」
王 「ごめんなさい!!…ねぇ止めて!!…痛い!!…ズルいよ!それ反則!!…
…おい!!兵隊ども!!突っ立ってないで…」
兵6 「助ける?それとも…
…いぢめる?」
兵5 「…じゃ、僕は、
いぢめようっと。」
兵6 「靴投げようぜ!!」
兵5 「ナイスアイデア!!」
…そこへ、馬車がやって来て、そこからお姫様が降りて来ました。
姫 「…あ~ら!!…こんな所で御揃いなんて、何をしていらっしゃるの?」
兵 「…じょ…
女王陛下っ!!」
…兵隊は震え上がりました。
桃 「…この人が?」
柿 「へぇー…初めて見た~。
ずいぶんとお淑やかな感じ…」
姫 「…何をしてたんですの?…と聞いているのですのよ…。」
兵 「…は、はっ…!!
『クーデター』で…ご、ごじゃいま…しゅぅぅ…。」
集 「怖えー!!」
姫 「クーデターね、ふぅ~ん。」
…女王様は、国王に近寄りました。
王 「…やはり来てくれたか、私のプリンセス…」
(…ピコッ!!)
…それは、女王様の持っていたピコピコハンマーの音でした。
姫 「あら、いけない!…手が滑ってしまいましたわ!
…オ~ッホッホッホッホッ…!!」
…高い声が、空に響きました。
皆 「………。」
集 「…やべぇ、この国も時間の問題だ。」
…そこへ飛び出した時期国王。
猫 「…なんと美しい、私好みなプリンセス…。」
皆 「ぇぇええ―――っ!!!!」
兵 「…まさか…なぁ。あの女王陛下に…」
姫 「私に何か?」
兵 「いえっ!!な、何でもありませんっ!!」
猫 「私は次期国王、『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』と申します。
…一緒に、素晴らしい国を作りませんか?」
姫 「…えぇ、ぜひ♪」
猫 「では、私と一緒に歩みましょう、さぁ!」
彼は女王様の手を取り、いや、取ろうとした所で…
(…ピコッ!!)
皆 「…あ"。」
彼はその場に倒れ込んでしまいました。
姫 「…馬鹿じゃないの?」
…女王様がそう言った途端、兵隊たちは逃げ出しました。
柿 「逃げるなよ~!お前ら国を守る兵隊だろ?」
集 「こうなったら俺らも…」
桃 「…あんた達、片付けたら?」
2 「空気読めやーっ!!」
振り向いた女王は聞きました。
姫 「あら、お願いできる?」
2 (俺らにも逃げるチャンスを下さいっ!!)
柿 「…どうする?」
集 「そんな事俺に聞かれても…」
彼らがはっきりしないので、女王は
姫 「やってくださるの?くださらないの…?」…と、にこやかに言いました。
柿 「分かりました!!やります!!やりますから…」
集 「命だけはお見逃しくださいっ!!」
桃 「…何で震えてるの?」
姫 「…金も権力も無い男から私を引き離して下さってありがとうございました。…お礼をしなければいけませんね。」
桃 「あはは…そうですかぁ。」
(…それにしても腹黒すぎる…)
…こうして、国に再び、自由と平和が訪れました。悪法は撤廃され、民は自由に早口言葉を使う事を許されました。
そう、ラン17世の腐った時代は終わりを告げ、『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』政権がスタートしたのです。
…むかしむかし、ある所に、たいそうカツゼツの悪い王様がいました。
その王様は、勇気ある三人の若者…いえ、愛想を尽かした女王様によって滅ぼされ、今ではたいそう女グセの悪い王様がいます。
…めでたしめでたし。
柿 「ついに来た!!」
桃 「『包囲』って事は、私達逃げられないの!?」
…外を見ると、兵士が2人と王が1人
集 「…って、
…ちっとも包囲出来てねーじゃんっ!!」
> カツゼツ国物語
2010/休日自衛隊
猫 「私達の名前を全員、間違えずに言えたら降伏しましょう。そして、この子猫ちゃんの生着替えを…」
桃 「ふざけないで。」柿 「いや…、
…こいつ、本気だ!!」
王 「…いいだろう。」
兵 「陛下!!危険です!!もし間違えたら国王の信頼が…」
王 「私にも!!…やらねばならぬ事がある。
今は女が見ている。男を見せるのだ!!」
兵 「どこまでも貪欲な人だ…」
王 「まず、
『となりの客はよく柿食う客』
次に、
『李も桃も桃のうち』
そして…
『集中手術室早朝清掃消臭中』
最後だ…
『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』
…以上、四名だ。」
集 「…言い切っただと!?」
王 「私は言い切ったぞ!!後悔するがいい!!さぁ出て来い!!そして生着…替…え……!」
国王は倒れ込みました。
兵 「陛下!!大丈夫ですか!?
…駄目だ。舌を噛んでいる。」
集 「噛むタイミング悪リィーっ!!」
柿 「よし!ラケット攻撃食らえ!!」
桃 「…私も…」
集 「俺を置いて行くなよ…!」
3 「突撃~!!」
王 「ごめんなさい!!…ねぇ止めて!!…痛い!!…ズルいよ!それ反則!!…
…おい!!兵隊ども!!突っ立ってないで…」
兵6 「助ける?それとも…
…いぢめる?」
兵5 「…じゃ、僕は、
いぢめようっと。」
兵6 「靴投げようぜ!!」
兵5 「ナイスアイデア!!」
…そこへ、馬車がやって来て、そこからお姫様が降りて来ました。
姫 「…あ~ら!!…こんな所で御揃いなんて、何をしていらっしゃるの?」
兵 「…じょ…
女王陛下っ!!」
…兵隊は震え上がりました。
桃 「…この人が?」
柿 「へぇー…初めて見た~。
ずいぶんとお淑やかな感じ…」
姫 「…何をしてたんですの?…と聞いているのですのよ…。」
兵 「…は、はっ…!!
『クーデター』で…ご、ごじゃいま…しゅぅぅ…。」
集 「怖えー!!」
姫 「クーデターね、ふぅ~ん。」
…女王様は、国王に近寄りました。
王 「…やはり来てくれたか、私のプリンセス…」
(…ピコッ!!)
…それは、女王様の持っていたピコピコハンマーの音でした。
姫 「あら、いけない!…手が滑ってしまいましたわ!
…オ~ッホッホッホッホッ…!!」
…高い声が、空に響きました。
皆 「………。」
集 「…やべぇ、この国も時間の問題だ。」
…そこへ飛び出した時期国王。
猫 「…なんと美しい、私好みなプリンセス…。」
皆 「ぇぇええ―――っ!!!!」
兵 「…まさか…なぁ。あの女王陛下に…」
姫 「私に何か?」
兵 「いえっ!!な、何でもありませんっ!!」
猫 「私は次期国王、『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』と申します。
…一緒に、素晴らしい国を作りませんか?」
姫 「…えぇ、ぜひ♪」
猫 「では、私と一緒に歩みましょう、さぁ!」
彼は女王様の手を取り、いや、取ろうとした所で…
(…ピコッ!!)
皆 「…あ"。」
彼はその場に倒れ込んでしまいました。
姫 「…馬鹿じゃないの?」
…女王様がそう言った途端、兵隊たちは逃げ出しました。
柿 「逃げるなよ~!お前ら国を守る兵隊だろ?」
集 「こうなったら俺らも…」
桃 「…あんた達、片付けたら?」
2 「空気読めやーっ!!」
振り向いた女王は聞きました。
姫 「あら、お願いできる?」
2 (俺らにも逃げるチャンスを下さいっ!!)
柿 「…どうする?」
集 「そんな事俺に聞かれても…」
彼らがはっきりしないので、女王は
姫 「やってくださるの?くださらないの…?」…と、にこやかに言いました。
柿 「分かりました!!やります!!やりますから…」
集 「命だけはお見逃しくださいっ!!」
桃 「…何で震えてるの?」
姫 「…金も権力も無い男から私を引き離して下さってありがとうございました。…お礼をしなければいけませんね。」
桃 「あはは…そうですかぁ。」
(…それにしても腹黒すぎる…)
…こうして、国に再び、自由と平和が訪れました。悪法は撤廃され、民は自由に早口言葉を使う事を許されました。
そう、ラン17世の腐った時代は終わりを告げ、『畳と竹垣竹立て掛けた楯突くタテゴトアザラシ』政権がスタートしたのです。
…むかしむかし、ある所に、たいそうカツゼツの悪い王様がいました。
その王様は、勇気ある三人の若者…いえ、愛想を尽かした女王様によって滅ぼされ、今ではたいそう女グセの悪い王様がいます。
…めでたしめでたし。
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