横浜市電保存館にある地下鉄シミュレータが8月末で運用終了するということで、
実は前回、市電保存館に初訪問したとき、整理券とかそこらが面倒で参加を見送ったのですが、2000形の名残が撤去されてしまう・・・ということで、
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いざ、大きなお友達として参戦


夏休みとあってガキンチョも多かったのですが、この暑さとはしゃぎようでは、午前中でスタミナ切れを起こしたのか、だんだんおとなしくなっていって・・・無事整理券をゲットし・・・
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地下鉄の映像はおそらく終電後に撮影されたものと思われ、乗客の姿もなく、もっと言うとホームドアもなく、電力規制など無縁の煌々としたホームに走行する電車の映像がこれまた新鮮と言いますか、関内駅にある山下方面からの分岐線跡などもあるのが面白いですね・・・。

さて、順番が回ってきたので乗ることにしましょう。
マスコンを入れます。電流計が動き加速を始めます。
距離や勾配がモニターに表示され、下り坂だとノッチを落としても勝手にスピードが上がっていきます。
そしてATCの制限速度60キロをオーバーするとブレーキがかかって速度が戻ります。
上り坂では原則が始まり、ブレーキで減速し到着。
ペダルを鳴らせば警笛がポーっと・・・


こいつはオモチャじゃなかった!!!

驚くべき高クオリティ・・・まぁ、日本がイケイケだったころのこだわりの詰まったシミュレータだったのか、あるいは業務用の転用だったのか・・・。
83年設置とありますから、2000形登場の前年に設置されているんですよね、となると、2000形の訓練シミュレーターと同型のものを発注して置いた可能性もありますね。当時の運転区間は上永谷から横浜まで。三ッ沢上町まで運転できますから、ソフトウェアはあとでアップデートされているのでしょう。

2000形もなき今、頻発する故障に対応しきれなくないこともあり、撤去が決定したそうです。
なお、9月からは横浜市電の運転ゲームが登場するとのこと。
3DCGで横浜の街並みを再現し、その中を路面電車で走れるような映像になるようです。

最後の最後に、自分の手で市営地下鉄を運転できたのはうれしかったです。
とはいえ、ゼブラ模様の地下鉄の名残が次々に失われていくのは、寂しい限りでありますなぁ・・・。

肝心な電車の話はまたの機会に。