みなさんは、献血ってやったことありますか?


きうじは四半世紀以上生きていますが、献血をしたことがありませんでした。

というのも、きうじのキライなものワースト3にランクインするのが注射なのです。
きうじは小学生の頃、わりと珍しい病気にかかりました。そこで国立病院に紹介されそこで検査をたくさん受けることになりました。
経過観察の度に血液検査をして両腕に針を刺しまくった結果、腕が青アザのようになってそこにぶっとい注射器を刺すという経験を繰り返し、それ以来、大人になってから職場の健康診断でメソメソ泣いてしまうのでいろいろ迷惑かけてしまうし、献血も避けていたのです。


しかし、神奈川県の赤十字センターと江ノ電がコラボをして江ノ電クリアファイルをくれるというのです。

実はこのキャンペーン2回目なんですが、
前回は職場の異動やら成果報告会やらで、多忙な上に満身創痍なところに、さらに親に献血して具合悪くなったら大変だろうと吹き込まれていたので断念したのですが、

今回は親戚から「よく寝れば平気よ」と唆され、今回こそはとチャレンジしてみることに。

しかし今回、やり方が悪くてスムーズでなかったり、ご褒美アイテムが少なかったりしたので、
割と邪な理由ではありつつも献血に挑戦するオタクの後学になればと、私利私欲にまみれた献血レポートを残しておきます。


普段から夜更かし気味のきうじは、
当日のコンディションを見て献血ルームに行こうとしたのですが、
これが最初の誤算。
当日電話をしてみると
「予約がいっぱいなので合間に対応するが、相当待つことになる」
との回答がありました。

しかし江ノ電クリアファイルがもらえるのは10月末まで。
しかし10月には伊豆大島や山梨県など既に旅行予定がびっしりで、さらに仕事もツメツメ。もう健康かつ血を抜いても負担のない日などありません。江ノ電のため、待ってもいいのでいくことにしました。

ここが私の反省点(1)です。

意を決して、献血ルームに向かいます。


IMG_3718

クロスウェーブ湘南藤沢献血ルーム。

小田急百貨店脇の通りにあります。


IMG_3726

ふじキュンとけんけつちゃんのぬいぐるみがたくさん。

待ち時間は長いですが、
机にはコンセント完備でスマホ充電できるし、
紙コップ式の自販機が無料で飲み放題になっています。
血を抜く前に水分補給をしっかりしてくださいと割と口酸っぱく言われるので、飲んでいいというより飲んでくださいと言う感じに読み取りました。ということでコーヒーを飲むわけですが普通に利尿作用が…と思って途中からココアとかに切り替えました。あれ、糖分が……。


血圧を測って、身分証明書など個人情報や生体情報を登録したあと、いくつかの問診を行います。
ようは海外渡航歴とか飲んでいる薬とかワクチン接種歴とかですね。
この辺は自己申告だし、献血は薬や輸血で提供されるので、感染症や薬の影響を受けている血を提供しないように責任ある回答を求められると言うことらしい。

次に医師との面談があります。
当日の健康状態とか、あとは消毒薬にアレルギーとかないですか?とか聞かれます。
私は問題ないので大丈夫と言いました。

問題なさそうという判断をもらい、
お昼ご飯からだいぶ時間が空いていたのでクッキーを渡されました。

よく食べてよく飲んで待っていてください、とのことでしたので、めっちゃ飲みました。


次に献血前の検査があります。
確認されるのは3つ
・注射針を刺せる血管があるか
・血液型は何型か
・ヘモグロビン濃度が要求値に対して十分か

この確認のために、指先に針を刺して血をちょろっと出し、この血を試薬に入れて検査をします。

さぁ、きうじは針が嫌い!大嫌い!
しかしすぐにプスッと針が刺さり……さしてしまえばなんてことはないんですけどね、心は無になってなるわけです。
これも江ノ電のため。でもキライ……とぼうっと眺めながら、検査スタッフの方は血をさっさと採取ケースに入れ、皿に何滴か垂らし、すぐに絆創膏を貼ります。

さらにはそれぞれA型、B型の血を入れると塊になる試薬があり、2つとも塊になればAB型、どちらも塊にならなければO型とわかるという化学実験を目の当たりにしてオオーーと感激しました。

ヘモグロビン濃度もバッチリなので400mlお願いします、とのことで。じゃあベッドが空き次第始めるのでロビーで待っていてくださいとのこと。


ひたすら水を飲んで待ち、
やっと順番が来ました!
ちなみに待ち時間をお知らせしてくれるのはポケベルみたいな端末で、フードコートのアラームみたいなサイズをしています。
ただバイブ機能はなく音だけなので、ポケットに入れてしまうと自分の端末が鳴っているのかわからないので注意が必要です。


いよいよ、献血の時……

歯医者さんにあるようなリクライニングチェアに座ります。
なんとテレビモニターがあり耳元から音が聞こえます。
きうじは左利きなので右腕を差し出します。

針は通常の血液検査より太いということで、
たしかにこの針が刺さってくる感覚が込み上げてきます。キャーー。いや、刺さったしまえば大したことはないのだ……。

そのまま7分ほど安静にすると、ゴム製のパックの中にパンパンに入った血!
400mlって結構な量なんですねー。自分の体内からこんだけ抜き取るのってなかなか大変だと思います。

そしてしばらくベッドの上で安静に。
お水を飲みつつ、エコノミークラス症候群にならないようにつま先の運動をします。

「江ノ電ゲットですね、おめでとうございます!」と言われましたw

ということで

IMG_3722

ばーーん!!!
勲章です。



IMG_3725

そして17アイスもご褒美にいただいちゃいました。
ちなみにここで赤十字のTwitterの投稿をRTするとキャンペーンで江ノ電の切符を模したシールがもらえるのですが、
なんと申告し忘れました!!不覚!!!!
これが私の反省点(2)です。

クリアファイルは2種類あって、対象期間は2ヶ月間。2週間間隔でできる成分献血と、男性の場合年3回までできる400ml献血を繰り返すとギリギリ貰えるスケジュールになっているようです。レベルが高い。

成分献血というのは、血漿や血小板といった血管の修復に係る成分だけを抜き取り、赤血球をドナーの体内に返すというものらしいんですが、
体に戻すってどういうことや…と思っていて、普通に血を抜くのと比べると字面で聞くとビビっちゃうんですけど、どんなやつなんでしょうか。来月末にはできるようになるとのことで、話だけでも聞いてみるべきか、悩み中……。


献血カードをもらいましたが、ラブラッドアプリに取り込んで電子化することができたので、電子化してしまいました。

カード類、最近紛失しがちなので()

アプリに会員登録したところ、さらに輸血バッグの形のキーホルダーを頂きました!

IMG_3736
ツイッターでめちゃくちゃバズってたやつ。
これ、献血するとアプリにポイントが貯まり、ポイントでさらに交換ができるとのことで、皆さん血液型を揃える方もいるとか。


メリットは他にもあって、
今回献血した血液は成分検査に回されるので、血液検査をしてくれます!
結果はアプリで確認することができるので、
酵素とかコレステロールとかの数値を教えてくれます。
糖尿病や脂肪肝のリスクがわかるわけですね。
きうじは会社の健康診断に引っかかっていろいろ検査を受けさせられたことがあるんですが、保険で3割負担になったにせよ、けっこうな金額を持っていかれたんですよね。
そういうのの予防が無料でできるということですから、これは便利ですね。

じつは今年の健康診断をまだ渋っておりまして、そろそろ受けなきゃなぁ……って思ってました。
そしてメール通知が来たのでアプリで確認してみると、早速悪い数値が出てる……うーん、検診行きたくないよーーー……一年の中でやせてて睡眠が取れてて健康なタイミングっていつなんだろうか……。


それでは今度は、今回の反省点を2つ振り返ってみましょう。


反省点(1)予約しなかった

初めての献血でもともと時間がかかるとは聞いていたのですが、14時に向かい、18時に終わるという4時間コースとなりました。
とにかく待ち時間が多いです。
初めての人はどうしても時間がかかるとのことですが、2時間くらいで終わることもあるらしいです。予約しましょう。

さらに、献血のご褒美プレゼントのなかには、予約して来場した人を対象としたプレゼントがあります。

たしかに予約が少ない日に血液を提供した方が、そりゃ喜ばれますもんね……。

ラブラッドアプリでプレ会員に登録して、前日の17時までにアプリで予約をしておく、というのが一番ベストなやり方のようなので、
江ノ電オタクの方は今からでもアプリにプラ会員登録をして予約ができる状態まで持ってきておいても損はないのかなと思いました。


反省点(2)キャンペーンの申告忘れ

完全に注射の恐怖と江ノ電クリアファイルのことで頭がいっぱいだったので、ほかのキャンペーンが完全に頭になかったんですよね。

ツイッターRTするともらえるとか、
申告するともらえるとか、
色々あるんですが、把握して自己申告しないと貰えないっぽいので、
トミカだとかシールだとかそういうのは紙に書いておくなりしておかないと、忘れちゃいますねw



ということで、
・アプリのプレ会員になる
・献血ルームを前日までに予約する
・欲しいものがあったらメモしておく
ということをお薦めしたいな、と思ったわけです。今度またキャンペーンでトミカとか江ノ電とか貰えるようなら、よく寝てチャレンジしてみたいと思います。

それでは皆さまよい江ノ電…じゃなかった献血ライフを。

IMG_3715

近くで見かけた、ギャラリートレイン2022。