江ノ島電鉄302編成

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貴重な貴重な保存車です。

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1957年に東洋電機・東洋工機の手によって改造されたときの銘板が残っていました。
東洋工機はほかに、旧501Fの製造や、日本鉄道自動車工業時代に納涼電車の製造を手掛けていたりします。

この電車の改造車は初のボギー車101と102で、1929年製造。
1997年に引退するまで、68年間走り続けました。

ちなみに双子の303Fは冷房改造されて、2007年くらいまで生き延びます。


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特徴的な改造車の連接部が残っている300は唯一の存在ですね。
他車に流用できる部品は部品取りとして撤去されたようです。
ただ、パンタグラグは片方だけ残してあったり。


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最後の旧型電車となったためか、足回りは吊り掛けモーターを含めて残されています。

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軸受についているのは速度計
空転すると測れないので不随台車についています。


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連結器はNCB-2
京浜急行電鉄で使用されたのち、譲り受けたものだとか。
230形が装着しているやつですね。
晩年には江ノ電の連結器が密着自動連結器になり、302も交換が検討されたものの、
結局302だけを交換したので、晩年は鎌倉寄りにしか連結できるペアがいなかったそうです。

引退後、新しかった連結器は外されてしまいましたが、用のなくなった352の連結器は残してもらったのでしょう。



さて、たぶん皆さんが気になるのは車内だと思うので・・・

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まんま江ノ電って感じ。


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寝られるように板張りのスペースがついてるんですが、基本的には電車そのまま。
手入れもしっかりされています。

扇風機は稼働するので、ブーンという音が響きます。

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このアングルなら普通に電車でしょ?


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カーテンの代わりに鎧戸。
タンコロにもこういうのがついてますが、結構これが重い・・・

この一段降下窓が重くて、ハメなおすのも大変で・・・
303は冷房化の後、さらにこの窓を上下2段にする改造を施されたのですが、
そりゃこれだけ重かったらそうしますよね
106~110は下段上昇窓で、304とかはその方法をとっていますし、305はバス窓なので、この機構もユニークなものです。

もちろん運転台にも入れます!せまい!

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303とかと似た雰囲気があります。

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502とかこんなマスコンついたまま保存されてますよね


結構部品が取られてすっからかんなんですが、みなさん私物の部品を持ち込んで再現してましたね・・・


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内装もある程度はそのままにしてあるらしいです。

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今はなき江ノ島電鉄不動産センター


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旧江の島水族館のみなぞうくん

もうご存じない方も多いと思います。
ミナミゾウアザラシのオスで、体重は2トンくらいあったんだったか
あっかんベーをするアザラシとして有名になったんです。
新江ノ島水族館になって数年後、私が小学生の頃に急死してしまいました・・・。

今は六会の日本大学生物資源科学部の博物館で骨格標本として保管されています。

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室内灯が点灯するので、夜になると幻想的。

というか普通に夜の石上駅とかこういう雰囲気だよね・・・

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手元に江ノ島駅しかなかったので、今度取材に行かないと