基本的に朝食はつける派。
とはいいつつ控えめな朝。
カレーは飲み物。
自動的に手袋をすっとつけられる装置(右利き用)に驚きました。
これが仕組みを説明する注意書き。
左利きは逆手にすると良いらしい。
さて、豊橋の朝です!
少し散歩します。
こういうささやかなアーケードがあるのいいですね。
明治チョコレートの看板が味わい深い。
やはり町屋建築がちらほらあります。
最初に向かったのが豊橋市こども未来館。
モ3702が保存されています。
もとは名古屋市電が1927年に導入した、日本初の半鋼製ボギー電車です。
モ3702は1963年に豊鉄へ移籍した4両のなかで、1977年から2007年まで最後の1両として活躍した車です。
「レトロ電車」としてカラーデザインは茶色を基調としたものになっています。
曲線で運転台が張り出さないように先頭をすぼめるスタイルは函館市電500形でも見られます。
とても似ていますがこの車がその元祖に当たるわけです。
真ん中はバンパーになっているようで、さらに連結棒を差し込めるようになっていて緩衝器としての役割もするように見えます。
車内からすぼまった運転台を眺めます。
左右対照で3扉が使えるようになっているのは、その昔車掌が乗務していた時代の名残でしょうか。
制御器は東洋電機のライセンス品のようです。
右手にはドア開閉などの部品が並びます。
車内を眺めると、中扉脇にスペースがあります。これが車掌の立つスペースだったのかは分かりません。詳しい人教えて欲しいですね。
床下は透明な蓋に交換されています。
しっかり吊りかけです。豊橋鉄道と名古屋市電はともに1067mmゲージなので台車はそのまま使えたはずですが、電気品はオリジナルのドイツ製なのでしょうか。
反対側の制御器です。こちらも東洋。
ベルがいい味してます。
ドアスイッチ。
圧力計だけで運転できるのが軌道。
2007年くらいならまだこれだけで運転できたんですね。
本職の人に話をきいてみると、前方を監視しないといけないのに速度計を見る暇なんかないんだから速度は体感で覚えるのだとか聞いたこともありますが、軌道法に設置義務はなくてもつける事業者も増えてきました。
スイッチ類ものこっています。
非常停車ボタン、これはいわゆるドアコックですかね?もともとは車掌弁かなにかだったのでしょうか。
照明器具が美しい。
もともとは両開きドアだったようですが、今は片開きに改造されています。
路面電車のステップは急すぎるので、手すり付きの緩やかなステップが増設されていました。
集電装置はZパンタです。
が、昔の再現でトロリーポールもダミーで設置されています。
なのでこんな感じになっています。
床下を覗いてみるとDH-16っぽいコンプレッサがあります。三菱のライセンス品でしょうか。
スポーク車輪と吊りかけモーターです。
透明カバーで隠れていますが、タンコロによく似た台車だなと思います。
外観。
もともと片側の運転台はシミュレータとなっていたようですが今は動いていないらしい。
再会のための資金集めをしていました。
こんな料金箱が残っているのは、すでに現役を退いているからこそなんでしょうな。
よく見たら、前灯はスイッチで切り替えるスタイルですね。江ノ電108(1931年)も、こうやって前後を切り替える方式でした。
隣には豊橋駅をイメージしたジオラマがありました。
かつては噴水があったんですね。
JTCネオンもいい味してます。
渥美線はこのあたりですかね。
引きで見るとこんな感じでした。
他にも昔の建物を再現したコーナーなど、郷土資料が並んでいました。
電車を見るだけなら有料ですが怪しい風には見られないのでぜひ会いに行ってみてください。
短時間の訪問でしたが、電車に乗りに行きたいと思います。
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その車両には乗った覚えがあります。