郵便局を眺めながら、路面電車をちょっと撮影。
モ780
何やら古そうな銀行建築と、やたら多いブロンズ像。
公会堂の脇を抜けて進みます。
モ780の車内を覗くと、補助席なんかもあるんですね。
名鉄の通勤ラッシュ輸送の名残でしょうか。
営業所にはモ3500系が1両寝ていました。
本当に駐車場みたいな感覚で寝ているので面白いですよね。
赤岩口に行く前に、ちょっと時間があったので岩原電停に来ました。
直進して赤岩口に向かう電車。
しばらく待つと、運動公園前行きの電車が来ます。
運動公園前に向かいます。台車がおかしな方向向いてるんですが、写真で撮るとこの迫力伝えにくいですね。
オーバーハングの長い路面電車ならではの、車体の張り出し方も凄いですよね。
で、運動公園に電車がいる間に赤岩口から折り返しがきます。このように単線ですが並列運行によって本数を実現しているわけですね。
在線と方向を検知するためのトロコン2つ。
路面電車用の信号機たち。
赤いモ780系です。名鉄とは違ったテイストですが、これはこれでオシャレでいいですね。
この電車で赤岩口へ向かいます。
ワンマン締切、電球が切れてしまっています。
スカートがついていますが、もともと名鉄時代にはここに連結器がついていました。
さぁ、赤岩口車庫に来ました!
早速電車たちがお出迎えしてくれています。
特徴的なステップです。
モ3203がいます。
この車はもともと名鉄で走っていた電車です。
豊橋に来てオデコライトからヘソライトにされ名鉄というイメージはあまりありません。
なのでここの車はほとんどが名鉄からの車なんですよね。都電4両と新製のほっトラムくらいですかね例外って。
毎年冬に運行されるイベント列車「おでんしゃ」の装飾です。
最近まで3両いたのですが、福井鉄道からモ800を買い足して2両が廃車解体され、1両が残るのみとなった古典的なトラムです。
車内はこんかいの待合室となっていました。
これがおでんしゃの車内。
ほんとうにおでん食べる専用になっていますので通常の運用には入りません。
運転席もチラリと。
この車ももともと3扉だったこともあってか、運転席は中央に配置されています。
シンプルな制御系統にいろんなサービス機器が後付けされている感じが面白いですね。
直接制御車のようで、主制御器は日立製作所製となっていました。
どんな走りをするのか、ぜひおでん片手に乗ってみたい1両です。
今回運転を体験したのは、モ3500でした。
モ3201と違って間接制御なので、このレバーは低電圧の比較的安全な構造になっていますが、
しかし手動進段なのでモーターに流す電流は運転士が速度に合わせて調節してあげる必要がある、まだ人力で動かす余地がある構造の電車です。
レバーを倒すだけで全部やってくれるわけではない、まさに運転体験にうってつけという感じ。
私は素人ですゆえ電車の運転免許は持っておらず、スタート地点から車庫の奥の土手に向かって運転体験。逆向きは、本線に繋がる向きので動力車操縦免許を持った人が運転してスタート地点に戻し、これを何往復か行いました。
ベテラン運転士にレクチャーしてもらい、手を添えてもらって運転、そして自分で指示を受けながらチャレンジしました。
ブレーキを最後に抜く、という動きが必要です。
おそらく自動車の運転での、徐々にグーっとペダルを踏み込んでいく方法に慣れている方には想像しにくいかもしれません。
電車のブレーキは、ブレーキパッドを空気圧で押し込む仕組みになっています。これは速度に比例するので、高速であればあるほど強いブレーキを、低速であれば弱いブレーキをかけるよう適切に調節する必要があります。
今回は、「1段制動2段払い」という方法を教わりました。つまり、ブレーキをグッと200kPaくらいまで込めて電車の速度を十分に落とし、150kPaくらいで調整していきます。最後の最後は本当に微弱な力で止めないとガクンと大きな制動が生じてしまうので、50kPaくらいまでに落として止めます。
(小田急とか特に最後のブレーキングが強いのでよくやりますよね)
では、その様子をどうぞ。
色々やゲームをやったり、機器の仕組みを勉強したつもりでも、難しい!
あとレバーを正確に操作するのもかなり難しいですね。
本物は違いますね。
まず、初めて自動車学校で実車教習をやったときにも感じた、大きな塊を動かす怖さがあります。
あと、手動進段って加速時の衝動こそあれど、1ノッチから2ノッチの衝動ってそんなに感じないんですね。
そしてブレーキ。直通ブレーキという古典的な仕組みですが、1両編成の電車なので空気がシリンダーまで伝わる速度が早く応答がとてもいいです。キュキュッと止まってくれますが、先ほども言った通り初めての教習の怖さもあってブレーキを早く投入してしまい、想像より前に止まってしまいました。
次は電車の洗車体験です!!
しかし赤岩口車庫に洗車機なんてものはありません。
そこで
……あれ?
なんか、想像してたのと違くない?
逆転の発想と言いますか…しかしこれ、地味に人気らしい。
ということで、電車をゴシゴシ洗う体験でしたw
今回は体験用に家庭用洗剤を使って車体を洗っています。それでも結構汚れているものでバケツの水は茶色くなっていました。
まぁ線路も削れるし架線の煤もつくし、江ノ電見てると電車の汚れとかもやはりつくものですから、日々の洗車って大事なんですね。
つぎにポイント転換体験です。
転換するのはこのダルマポイント。
こんなふうに進路開通表示灯がついています。
これ、名鉄では踏切反応表示灯として機能しているものらしい。
切り替えるとこうなります。
ダルマポイントは、白く塗装されているほうを定位と呼びます。白いのは定位、つまりまっすぐ進む方についています。
黒い方は反位とよび、分岐方向に向かうことを示します。これを確認して電車は正しい方向に進んでいることを認識しているのですね。
ちなみに豊橋鉄道ではほぼ全てのポイントが手動で転換する仕組みになっているそうです。
ただし1箇所、井原電停だけは自動転換です。
電停の安全地帯にある蓋の下にメカが入っているのでしょうね。
そんな感じで体験が終わり、運転士に質問などをするコーナーがありました。
豊橋鉄道は、市内線と渥美線を両方持っている鉄道会社です。今回私たちを担当してくださった2名の方のうち、1人は市内線一筋、もう1人は渥美線の甲種動力車免許と市内線の乙種動力車免許を両方持つ方でした。
ブレーキ性能などについて感触を伺いましたが、路面電車は応答がいいらしい。同じ電車でも全然違うのですね。いつか鉄道線サイズの車両も運転してみたいですね。たとえば近所だと、岳南電車とか。
また「路面電車の運転士は、普通の電車と違ってお客様と直接接する仕事です。乗るお客様におはようございますと挨拶する、そういう電車は他にはない」という話が出てきたのは印象的でした。
というのも、江ノ電界隈でもそういう話聞くんですよね。昔は運転台に柵なんかなくて、運転士さんも車掌さんもみんな顔見知りだった、とか。地域と繋がっている乗り物ってこういうところが大事なのだろうかとか考えさせられますね……。
ということで、車庫を後にします。
とても興味深い仮台車たち……。
軸受はすごいけどこれ台車枠は手作りなんだろうか……。
今回お世話になったモ3503号です。
ブラックサンダー号は本日お休みでした。
洗車担当、モ784
モ3501
赤岩口車庫から電停へは直接入れず、道路上の引き上げ線へ進んでスイッチバックで行き来する構造になっています。このポイントは手動式で、転換するためには道路の真ん中の蓋を開けてレバー操作をするんだとか。
電車が来ました。
ありがとうございました!
いつかまた運転したいです!
発射前に信号周りをチェック。
停止だけ切り離された構造も面白いですね。
そして井原に戻って再び電車鑑賞です。
今度はインカーブで記録してみたんですが、
電車が急カーブを曲がるんで停止線がだいぶ手前に来てるんですけど、
三河ナンバー、停止線より1台分前に止まるんですよね。なるほどこれが名古屋走り……。
関東の撮り鉄が来たら、おいー!何やってんだよー!って怒っちゃいますねw
そして再び運動公園のほうへ。
張り出し方、やっぱおかしいですよね。
停留所を観察。
紅葉の時期です。
銀杏はもう終わっちゃってますけども……。
さぁ、ここでカフェを見つけて寄ってみます。
西洋茶店とありますが、店舗は和風な感じ。
入ってみると、なんと
オシャレ!!
メニューもアルバムみたいで分厚いです。
アイスクリームワッフルを注文しました。
スナック菓子もついてきます。
コメダの豆菓子にも通ずるというか、これが名古屋の喫茶文化かと。
そして結構でかいんですよね。
しっかり食べさせる感じ。
関東のカフェメニュー小さすぎじゃないですかね?
ドアのマークが綺麗だったので記録。
そして屋根をちょっと記録してみます。
豊橋駅ビルでお土産探しを。
豊橋といえばピレーネ、らしいということで、
買ってみました。やわらかいスポンジにフワッとクリームが入っていてあっさり美味しかったです。
そして
ヤマサちくわのおでんしゃセット。
家族へのお土産ですよ。家族への。
後日、これで母におでんを作ってもらいました。
まるでソーセージのようにこりっこりで美味しかったです!
そしてJRで豊橋駅を出ます。
ちろっと飯田線ホームを覗くと、2ドアの213系が止まっていました。
そして名鉄線がやってきました!
買収の関係で、飯田線と名鉄線が線路を共有しているんですよね。
掛川行きの東海道線でかえりまーす。
でも新所原で降りました。
トップナンバー編成だったんですね、気づきませんでした。
ばいばーい。
今回のフリーパスが私鉄も利用可能ということで、ただでは帰らないのがきうじです。
次回、天竜浜名湖鉄道のりつぶし!!
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