JR東海道線、新所原駅。
ここからかつて二俣線という路線が分岐していましたが、国鉄の合理化によって天竜浜名湖鉄道(通称: 天浜線)に転換されました。

跨線橋を渡るとホームがあります。

シン・エヴァンゲリヲンの舞台のイメージの一つとして利用されている関係で、コラボの企画がどんどん立ち上がっているようです。

人類乗車計画。なるほど……。
天浜線は新所原から浜名湖の北岸を走り、途中西鹿島で遠州鉄道と接続し、新幹線の止まる掛川駅へとつながり、基本的には新所原と掛川の全線を走行するのですが、夕方になると金指行きという、どっちにも辿り着かないやつがあります。どうやらそれにあたっちゃったらしい。
まぁ、次の列車を待つよりさっさと移動しちゃいましょう。

黒い花のラッピングなのですが、流石に夜遅くて何も見えませんね。
感想ですが、あのー真っ暗で何も見えなかったです、はい。たまに浜名湖の脇に道の明かりを映してキラキラしてたとことかありましたが、想像力で楽しむなかなか高度な旅でした。
草木がだいぶ線路の際に茂ってるようで、たまに列車にガサガサバキバキと当たります。乗客も3人くらいでしたかね。

ということで、金指駅に到着。
ホーム上屋が木造でとても素敵。

構内踏切を渡って駅舎へ。

リコー看板が生きています。

乗車券は食券販売方式です。
江差線やのちの道南いさりび鉄道でも見たことがある

駅舎はとてもクラシカルな雰囲気。
閉まっていますが国鉄時代の出札窓口も残されています。

後続列車がやってきました。
エヴァラッピング編成です!

内装もゴリゴリ装飾されています!



なんだかんだキャラクター増えましたね……。

車額もエヴァで満たされています。

対向はまた激しいのがやってきました。

音街ウナというバーチャルボーカリストの装飾車両だそうです。
この辺りになると高校生がたくさん乗ってきました。

西鹿島に到着です!
ここで列車を降り、遠州鉄道で浜松へ向かいます。

天浜線のホームは棒線駅となっていて、ホームの向かいはもう遠州鉄道の線路になっています。
しかも駅ホームというよりも隣接する車両基地の線路という雰囲気。
この駅、かなり遠鉄と天浜線が近いんですね。どちらかというと元は国鉄二俣線に接続する駅というスタンスだったのでしょうか。遠鉄が電気機関車を持っているということは貨物取り扱いもあったはずでしょうし……
なぜかだらんと置かれた片割れの電車。

TH2111という車番らしい。

掛川へ行くそうですが、私はたらたらと浜松へ。
めちゃくちゃ悩んだんですが、夜なので都市型電車に乗ろうと。

なかなかエモい看板類。昼に来たい!

フルーツパークをやたら推しています。

よすぎるんですよねぇ。

またもやフルーツパーク。新所原ではなくフルーツパーク。

ここにもエヴァがいっぱい。

シン・ハママツ方面への乗り換えです。

遠鉄電車のように○○電車という呼び方、関東私鉄だと浅草の東武電車くらいであまり定着していないんですが、中京、近畿あたりでは浸透している表現のようですね。
岳南電車は分社化してからついた名前で、あとは静鉄を静鉄電車と呼ぶかどうかによって、東限が決まるのではないかなと思います。

天竜二俣も劇中に登場するらしい。

ということで地下通路はすごいことになっていました。
遠鉄のタッチ決済を終わらせて、車内清算の天浜線に乗り継げるようになっています。

始発電車がやってきました。

新浜松行き。今どき方向幕というのも珍しいですね。

出口看板もクラシカル。
ぜひ降りて外の様子を眺めてみたいですね。

駅名標はそこそこ新そうな感じでした。

車庫には青い電車が止まっていました。

緑色のラッピング編成もあるらしい。
暗くてすっかりボケてしまいましたが……これも昼間に観察してみたいですね。
冬コミで遠鉄電車のすごい分類本を買ったんですけど、全部同じと思われる車両たちですがみんな微妙に違っているという驚き。時間をかけて味わってみたい……。

ということで車内へ。

なんですかこのキノコ型貫通路は!!(歓喜)
かつては営団6000系、札幌市営地下鉄などでも採用されたという形ですが、いずれも難燃化の関係で失われたと言われる広々とした貫通路です。
外は雨まで降り出してあまりよく見えませんでした。

電車は新浜松へ。

家康くんが居ます。

遠鉄電車という記載もありましたが、
あかでんという略称もあるようですね。

いい字です。

昇り専用とありますが、1文字だけ入れ替えられるようにできるみたいですね。

出口表記は割と国鉄リスペクトなやつを単純に自社CI化したようなデザイン。やはり面白い……。

検査表記は車体脇にありました。

向かいのホームには留置車両が。始発駅で対向式ってのも意外ですね。

ということで、電車を見送ります。

ばいばーい。

留置車両をちょっと撮って移動します。

ラッチ台にIC端末というなかなか凄い組み合わせ。東海エリアはあまり機械化にこだわらなかったみたいですね。

なぜかシンカリオン。

いい絵です!!

会社名は遠州鉄道表記です。

大きな駅で驚きました。やはりこのエリアは金がある!!

ということでJRの方の浜松駅です。

家康くんの植え込みがありました。

あっちに見えるビルには展望トイレがあるらしいですが今回はパス。

駅ビルにはこれまたいいプレートがありました。
大店法プレートと呼ばれるやつです。

みどりの窓口には、ガラス壁を利用したフォトスポットがありました。顔出しパネルにできますね。

そしてお気持ち表明。静岡が日本経済を握っているのであると。
改札に入ると、スズキのお膝元浜松駅の自動車展示コーナーが。

スズキアルト、かなり古い車に見えますね。

後ろも可愛い。


ラパンです。
今の車ですかね。

もうあとは新幹線で帰るとなると、だいぶ安心感があります。鈍行で家に帰るにしては静岡は遠いところで……。

ホームではミル挽きコーヒーや冷凍自販機が現役。

ここも駅弁屋さんが閉まっています。
東海圏内はこういうのが多いなと感じます。

N700が出ていって、

N700がやってきます。

浜松駅でお弁当を買っておきました。

鶏です!!!
えびも入ってとても豪華。
N700って、aとAで男性用トイレの扉の形がちがうということに最近気づく。

あっという間に熱海。

電車を見送ります。
とても濃密な2日間でした。
ほんとに楽しかったです。
豊橋の周りには他に、竹島水族館とか、渥美半島から出る伊勢湾フェリーとか、魅力的なものがたくさんあるということで、また新幹線乗って遊びに行きたいですね。




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