岡田港からバスで、愛らんどセンター御神火温泉へ。



ここで朝風呂です。
1986年の三原山噴火によって湧き出した温泉。

スーパー銭湯という言い方が相応しいのか、
ぬるめの湯にじっくりつかるもよし、
ジャグジーでボコボコと泡に打たれるもよし、

さらには打たせ湯なんかもあって頭にばちばちと刺激を感じるもよし…と面白い温浴施設です。

通常は朝9時から営業ということになっていますが、夜行便の客船が運行される日は船に合わせて早朝から開館しています。たぶん早朝というのは、季節によって5時着のときと6時着の時があるからでしょうね。

離島というのは船がカレンダーであり時計なのだなぁと思いました。


さらに、レストランでもモーニングトーストを売っています。




どーん、卵もあるしコーヒーもお代わりできて、アイスも売ってる。
随分と優雅な朝食。




アイスは売店で買えます。
まずトーストを食べましょう。




太ったオタクが飯を食べているシーンは省略。






食べたら、眠い……。
しばし意識を飛ばしてゴロゴロ。

ちなみにこの建物、簡単に調べると1999年に開館したらしい。
ということで、やはり平成初期のシンプルな思想で建てられていると感じます。

しかしところどころに趣を感じてしまうわけです。たとえば……。




バンダイのカプセルマシン、BVM2002。
軽く調べると、100円/200円の切り替え機構を搭載した最初の自販機らしい。

そしてやはり気になるのがお手洗い……



おお！デリシアシリーズじゃあありませんか！
バブル期に開発された、デザイン重視なモデル。
観光地の公共施設やプチ贅沢な飲食店に配置されていましたが、やはり便器にデザインを求めていないんでしょうか、近年数が減っております。
まとまった数が並んでいるのはレアですね。


そうこうしているうちにバスの時間！慌てて飛び出してやってきたところ、バスが来ない……。




そう、大島の路線バスは船がどの港から出るかによってバスの時刻が違うのです。
現在時刻は9:00、きょうは岡田港から船が出るので、バスは9:50発となります。

あーーーやらかしたーーー。
寝ぼけていると全然ダメですね。


ということで元町港ターミナルを巡回しましょう。





夜祭りのステージが行われているようです。
宿泊しないと遊べないイベント。日帰りだけじゃないんだなと思いました。





にぎわいマーケットという看板があります。
そういうのをやってる日もあるんですね。




外を眺めると、三角形の利島が見えますね。





海のパン屋さんがあります。

オープンは10時、大島公園行きのバスは9:50発。
うわーーーっ。残念ですがまたの機会に。






さて、9:50が近づきました。




バスで大島公園へ向かいます。




バス停も椿テイストです。




今回は、最初に大島公園の動物園を覗いてみることに。というのも、園内にはコインロッカーがなく、代わりに動物園の事務所でキャリーバッグを預かってくれるというのです。




毎度無料で入れます。



ロバです。
なんというか、世界的に有名なぬいぐるみのキャラクターってロバをかなり忠実に描いてるんだなって思うんですよね。





ブタです。

家畜になってる動物もいろいろいます。




ちょうどごはん中のレッサーパンダ。




夢中で食べていたかと思えば、
飼育員さんの足音を聞くと建物の中へ一目散。




中には別のレッサーパンダが。




おー食ってる食ってる。




可愛いですね。




ゾウガメたちもごはん中。




日が当たって、質感が面白いです。



こっちは割と凹凸がある甲羅のグループ。




ラクダです！
人がラクダを見ているようで、けっこうラクダも人をよく見ています。こっちきます。



ラマです。今日はおとなしかったですね。




遠くに見えるのは房総半島です。
珍しく良い天気。




ラクダの足。




ラマの頭




エミューもいました。

野鳥の施設は毎度いろいろあって見学できませんね。いつか行って見たい。




ひたすらカメを見ていた気がしますね。静かな空間に大きな亀がたくさん。それをじっくり見れるのも大島ならでは。上野じゃこうはいきません。




オニオオハシがカツカツと忙しなく動いていました。



こちらはバーバリーハープ。密ですねぇ。




そういう季節なんですね、はい。

でもこれ、うまくいかない。




うまく行かないうちに、他のオスがメスを先頭に行列を作ります。
群れの中でも体格のいいやつがこれなんで、ワンチャンあるんじゃないかって期待してくるんでしょうか。強く生きてほしい。




そういう群れをじわじわと見ておりました。




さて、次は椿園に向かいましょう。




バスが止まっていました。

この日は観光バスも4台くらい集まって、黄色も貸切車になって大活躍していました。
まさに繁忙期という感じ。



つづいてマルシェがあったので寄ってみます。



フォトスポット。味わいあっていいですねぇ。
大島は観光産業が主力の島。
まさに観光地に来た！という気持ちが昂ります。





からあげを購入。
片方は青唐辛子を入れているとのことで、かなりスパイシーでした。ヒーヒーしつつも美味しかったです。




さらには明日葉おにぎりに、べっこう寿司。
青唐辛子醤油で漬けた寿司です。
しっかりランチを食べて、このあとは椿園へ。



たくさん椿が咲いていました。まさに見頃という感じ。




赤白が混ざった花とか。



色形さまざまです。
そして葉っぱもツヤツヤ。




日が当たってきました。



白くて大きな椿



小さい椿



赤い椿




これは葉の色が明るいですね。
金魚のようにいろんな種類があります。








温室も見ていきましょう。



黄色いのもつばき。



フリフリしてるやつ。




白の比率高め。




暗い色の花、



砂糖菓子のように並んでる花びら！




赤いふわふわした花。





再び外に出て散策します。



つやつや〜〜〜




引きで撮ってみます。

光沢！！




椿だとわかるように花を入れてみましたが、
背後の森のきらめき！



木陰に整ったお花。

全然関係ないけど、
稲場愛香さんの卒コンのドレスを思い出します。

↑これ。



まだつぼみの残る白い花。


さて、このあとは椿資料館へ。

ドライフラワーが館内に並んでいます。



ものすごいコレクションです。



花と葉がセットなのが大事なんですねぇ。




一番よく見るオーソドックスな感じ。




品種も名前があれこれついてていいですよねぇ。




さっき見たような、小さな椿もありました。
きっと似て非なる別品種なんだと思いますが……。



なぞ顔出しプレート。





メジロのステンドグラス。






椿と大島桜が共に咲く風景。
もう少ししたら綺麗なんだろうなぁと思いつつ、行きたい行きたいと言っていたら忙しくてなかなか島に行けませんでした。

椿園だけでなく、椿資料館にも温室があって、この季節だけ公開されています。




小さい花が並んでいます。




まだらで小さい花。




花びらの縁が白い赤い花。
ここまで綺麗に模様を出すんですね。



こちらも模様が美しいです。
お茶碗とかにしたら良さそうなデザイン。

出発が近づいたので、動物園に荷物を引き取りに行きます。




バーバリーシープ、まだやっておりました。
がんばれ……。




頂点に立っているのは初めて見ました。
海を背景に立つヒツジ。いいですねぇ。




バスに乗って戻ります。
奥にあるのが貸切バスです。



電子基準点なるものが置かれていました。




GPSがここを検出することで大島の位置を基準にみんなの居場所がわかるんですね。




このあたりには桜が咲いています。




大島バス、大漁くんでした。どたばた。




インスタ映えと有名な切り株の道で徐行してくれました。




時間を見つけて降りてみたいですなぁ。

バスはすいすいと岡田港へ。



ちょうど東京行きの橘丸が入港していました！！

……ではなく、これを見るためにわざと一本前のバスに乗りました……。
chu! 急かしてバスに乗せちゃってごめん…