住吉大社駅から住吉大社方面に歩いていきます。
こんな住宅地の中の駅なんですね。


なにやらありました。
かつてここに、住吉公園駅という駅があったらしいのですが、バスで言えば免許維持路線のような本数で、近年廃止されたんですよね。

阪堺電車は歩いてくださいとのこと。

もういない駅長の威厳がありました。

少し歩けばすぐそこに電車通と住吉大社。

住吉大社の前の横断歩道で停止しながら客待ち。
信号が青になるのを見計らって、電車が出ていきます。
最初はここで旧型車を撮る予定だったのですが、予想が外れて全然違う方へ走っていってしまったのでスケジュールが狂ってしまい、
電車を待つ間、住吉大社へお参りすることに。

遣唐使進発の地だそうです。知らんかった……。

電車のある神社、素敵……鎌倉も昔はこうだったんだけどなぁ。

絵馬をかける巨大な建物がありました。

さらには巨大な太鼓橋。
登ってみると……

おおーーーすてきーーー
お参りのついでに撮っているという立場上、ど真ん中で撮るのはポリシー的にいけない感じがするんですよね。Twitterだとそれでバズってる撮り鉄とかもいますけども。

手水舎には何やら不思議なお顔が。
ちょっとミイラのマスクのように見えたんですが、うさぎとのこと。確かに言われてみればうさぎです。うさぎに縁のある神社なんだとか。

桜が咲いていました。花曇の朝ですね。

本宮がありますが、そっくりな建物が4つ並んでいます。
順不同とのことでお参りしていきます。
とても巨大な神社であることがわかりました。

オンラインゲーム禁止という書き方に現代を感じます。
位置情報ゲームの標的にされたんですかねぇ。

うさぎは住吉大社の神使だそうで。
撫でうさぎというのがいたので頭撫でてきました。
物忘れが減りますように…(笑)
そろそろ電車が来るので線路に出ましょうか。

ピンクに色づいた可愛らしい花です。

おじいさんたちがゾロゾロと参拝に。1日が始まります。
石柱もたくさんあって由緒ある神社のパワーを実感しました。

早速電車が来ましあああああ

あああああ……
まぁそういうこともあるよね、大きな通りだし。

制限解除標識がこんなところに生えていました。

古都だなんだと景観条例に振り回されることなくカラフルな電車が走れるのも大阪の寛容さでしょうか。

阪堺電車はこの先南側は専用軌道に入るようで、見事なトラスの架線柱があります。

よく見るとパンタもユニークですね。

シングルアームでもないこの感じ。初めて見ました……。Z型パンタグラフの亜種のようですね。なぜにこういうものが生まれたのでしょうか……。

きました!
モ162です!

落ち着いた背景に赤い車体。
筑豊電気鉄道とのカラーリングのコラボだそうです。

併用軌道を抜けていきます。

実はこの時、車の方が私の撮影が終わるのを止まって待っててくれました。
深々と一例。ありがとうございました!!

すぐ対向のオレンジが来ました。

目玉が明るくていい感じ。

さらにさらに電車がやってきます。

住吉大社と。
さて、ここにいると怪しい音がスピーカーから流れてきます。
「もっちーもちもちーーもーちーもーちー
もちもちのもちもちのもちもちのもちもちのもっちもちーーもーちもちー チョコもあるよ」
縁起焼というお菓子を売っているお店があって、そこのスピーカーがこんな音を流しているのです。頭ぐるぐる。気になって仕方ない。
モ162が折り返してくる前に買って食べてみようとしたのです。

赤あん(という言い方をすること自体驚き)がもちもちの饅頭の中に入っています。
電車と記念撮影。
って、あれ?

さっき撮影失敗した野村證券の電車ですが
その後ろに……

あれれ?!? モ161??
土日の特別運行は一両では??

なんか回送の札を掲げて突然現れた最古参に大混乱。

客扱いせず、そのまま発車。
シャッタースピードを間違えるやつ。

しかし整った姿をしていますね。
後で知ったのですが、この日は阪堺電車でブライダルトレインが走ったとのことでこの送り込みだったそうです。お幸せに!

ということで食べます。
もっちもちーーー

電車が来ました。

大きなところですが拡幅が難しいのか安全地帯はとても狭いです。

素敵なお顔です。

車内はこんなかんじ。

早速つりかけのやさしい音を響かせて走ります。
あまり爆音って感じじゃないです。

工場 川崎車輌会社 昭和3年

つぎ・とまります のポチがいいですね。
男児はみんな笑顔になってしまうようなチンチン電車という呼び名。ちん電という愛称でも呼ばれているらしいです。

専用軌道に入る電車。インターアーバンという印象を受けます。

南海電車の上を阪堺電車がオーバーパスする変わった光景。おまけに築堤にホームがついています。
京成町屋駅を思い出します。あれは上下が逆なんですけれども。

立派な木造のホーム構造物を備えた駅などもありました。物持ちが良いですね。

吊り革のポールはどうやら木製?
金属が主流ですが、木の方が頑丈なのか、金属供出の結果なのかはわかりません。

シンプルな駅ぁあって家の隙間に電車という構図。

そしてまた道路に出て、大阪シティバス(旧大阪市バス)との共演です。

ここでコンソールを紹介。
もともと連結運転対応車として製造された経緯から、間接非自動制御が導入されていて、この時代の電車にしては驚くほどシンプル。
巨大な制御器に支配された豊橋の電車名なだとは違うゆとりを感じます。

この電車の特徴に警笛があります。
床から空気のパイプが伸びていて、右側に四角いペダルがあります。これがおそらくタイフォンのペダル。
そして左についている丸いボタンのようなもの、
これが阪堺電車をチンチン電車と呼ばせるフートゴングというもの。つまり鐘が付いてて、ここを踏むとチン!とゴングがなるのです。
今回は鳴るところは見れませんでしたが。

綺麗なセンターポールの区間へ来ました。

終点に到着。
改札口があるので全扉から降りられるとのこと。
とりあえず記録程度に車内を。

いやーー素敵な旅でした。
迫力があるわけではないけどもワクワクする電車ですね。特別運行ということで忘れがちですがこいつが走り回っている風景がとてもいい。江ノ島や箱根でも昭和末期まで見られた風景でしょうか。

ということで、天王寺にやってまいりました。
本当はここで通天閣やら何やら見ていこうと思ってたんですが、電車の予想がずれてすでに大幅遅れ。早急に京都に行かねばと完全にスルーしてしまいました。

恵比須町方面にも乗りに行きたいですね。
また来るぞ!ちん電!!
ということで御堂筋線ホームへ。

何とも立派な蛍光灯シャンデリア!
これが噂の豪華な内装ですね。影の出方もとても綺麗。
改装が進んでいて見れる場所も減っているみたい。

とにかく閉鎖的な地価空間を広く明るく見せようとしているんだということと、こっちは電力が潤沢なんだなぁということを改めて実感。

新大阪行きの電車が来たのでこれで動物園前へ向かいましょう。
そう、実は最初から天下茶屋から堺筋線に乗れば京都にはいけたのである……。
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