ことしも台風被害で千葉県が大変なことになっていますね。

7月の終わりに小湊鐡道・いすみ鉄道を訪問しましたが、どちらも甚大な被害を受けてしまいました。
復旧されたらまた訪問したいと思います。

さて、この日は旅行会があって、五井駅に向かいました。
戸塚から横須賀線に揺られること約2時間。グリーン車のホリデー料金でまったり移動して、五井駅へ。


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いい看板ですね。”味のまち えきひろ”ですが、検索した感じ情報はヒットしません。
かつてここにあった飲食店の名称が残っているのでしょうか。

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五井駅です。


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駅前には飲食店もいくつかあります。



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パン屋さんで朝食を食べます。

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そして反対側へ。

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連絡通路からは、小湊鉄道の五井機関区を見ることができます。
もともと予備車の多い小湊鐡道。午前中は機関区にいる車両が壮観です。

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里山トロッコ、キハ40、キハ200などが並びます。

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お初のコンビ。



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集合場所が「こみなと待合室」の前でした。
ここは小湊鐡道の本社敷地にできた施設で、
カフェスペースになっていて、列車やバスを待つ間に食べたり、お土産を買ったりできます。
何年か前までは、小湊観光という旅行代理店の、まぁ地方私鉄らしい木造家屋が立っておりました。


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にゅっと顔を出してきたのは、里山トロッコです。


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2015年に新造されたトロッコは、トロッコ列車の開放的な窓だけでなく、
天窓や、壁も柵にするなど通風や眺望にこだわっています。
まるで江ノ電の納涼電車みたいですね。

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こちらがディーゼル機関車。DB4といいます。
ほかのDBとつく保守用車からの続番となっているのが面白いですね。

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編成がホームに据え付けられました。



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私たちは先発する普通列車で上総牛久へ向かいます。


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五井駅構内に連絡改札があるので、JRの改札で小湊鐡道に行きますと伝えて有人改札を通り抜けます。

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車両整備で一時運休して、運行再開した時の表示が残っているようですね。


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小湊線の看板は見事な角丸ゴシックです。

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こっちはまたちょっと違ったフォント。民営化の時に交換したのでしょうか。



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なんというか、この時代感。

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キハ200です。
夏はオーバーヒートしやすいため運用に入りにくいと言われていますが、
今回乗車が叶いました。


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サボとK.T.K.のロゴ。Kominato Tetsudo Kabushiki Kaisha だそうな。
江ノ電にもEERみたいなのついていますよね。昭和中期にはどこの会社でも流行った表記です。
STK Sagami Tetsudo Kaisha とかと近いネーミングですよね。



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となりのトロッコも観察。

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2両がこの開放型の車両。

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もう2両は密閉型で、2軸客車4両の構成になっています。



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SLをイメージしたディーゼル機関車です。汽笛だけは保存されていた実物のSLから流用したものを使用しているとのこと。
車輪にロッドがついていたこともありますが不都合があったようで撤去されました。


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これで機関車あわせて5両。


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謎の台車たち。



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反対側の連絡階段は封鎖されていました。


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キハ200が発車します。


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田園風景を走り抜けていきます。


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もう水田は一部実り始めています。

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駅舎もなかなかクラシカルなものが多いです。

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近年のキハ40の導入に伴ってか、1両残る非冷房車は休車状態のようで、
冷房がついているものの、あまり力がないので窓を開けて風を取り入れて走っています。




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またまた古そうな木造駅舎です。


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キハ211。日本車輌が昭和50年。(1975)に製造した車両です。
意外と江ノ電の1000よりちょっと古いくらい。
初期車は1961年とからしいんですけどね。

五井~上総牛久間 禁煙という文字があります。 いつの文言だこれは……。
昔はどこでもタバコが吸えたらしいですね。

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分かりやすいところに手ブレーキなどもあります。


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連結部分の運転台です。




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もう片方。

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あれこれ観察します。

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小さな窓の外はキレイな景色です。




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扇風機もガンガン回っていますが、首振りが壊れているものもありました。

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大きな送電線鉄塔です。


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上総牛久駅ではタブレット交換が行われています。
これは票券閉塞という方式で、江ノ電でも1971年まで使われていた方式です。
通票もしくは票券という券をこのタブレットキャリアという輪っかに入れて運転士に渡すことで、これを通行手形に里見駅まで運行します。
タブレット閉塞とは少し違って、票券を発行することで通票を持つ列車以外に複数列車を続行運転することが可能となっています。
このようにして物理的な通行証を渡す方式は、「非自動閉塞方式」と呼ばれています。
現代の列車位置から信号機を表示する自動閉塞方式に対してそう呼ばれているものです。

非自動閉塞方式は鉄道の歴史とともに考案された手続の仕組みですが、
人間が触るためどうしてもヒューマンエラーのリスクがあります。
いっぽうで、自動閉塞式の場合は機械故障のようなトラブルも考えられます。

小湊鐡道の場合、五井から上総牛久までは自動閉塞を使っているのですが、
この先、里見まで票券閉塞、里見から終点・上総中野まではスタフ閉塞という閉塞を使っています。

なので、上総牛久から上総中野までには信号ケーブルの類が一切なく、駅員を2人雇えば信号の代わりとなるという仕組み。列車本数を考えると、機械をメンテするために保線員を何人も抱えるより安いのかもしれませんね。


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対向列車はキハ40。
2020年導入の新型車両です。

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小コイ など国鉄の電報略号に合わせた演出も。



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上総牛久駅は主要駅。
SL時代の煙除けのギザギザも現役で、硬券も買えるからと切符鉄にも受けています。


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ホームに留置されている車両。


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どうやらキハ40と交代で引退したらしいキハ200形が留置されていました。

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小湊鐵道は駅トイレだけはめちゃくちゃ現代アート的で、こんなふうに列車を眺めるトイレなんかが設置されていたりします。噂には聞いていましたがびっくりしましたね…。


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駅前にタクシー乗り場などもある小さいですがターミナルの風格を持った駅です。

ここからマイクロバスで笠森観音へ移動します。