上総牛久駅から移動して、笠森観音へやってきました。

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観音なのでお寺ですね。


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バス駐車場から石段を登ります。


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うーんりっぱな切通し。


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傾いた木ですが、子授楠というもので、幹に穴が空いていてここを潜り抜けると子宝に恵まれるとか言わらているらしい。


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やっと門が見えてきました。


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手を洗ってお堂へ。



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四方懸造という構造をした観音堂です。


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懸け造というのは要するに清水寺のように崖の上に柱を立てたようなステージ状の建物を指します。
この建物は盛り上がった岩石の上に浮かぶように建っているんですね。



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階段から見るとその構造がわかります。
昭和の大修理で大岩はコンクリートで補強されているらしい。

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こんな木組のお堂初めて見たので、人が登れることに驚いていました。


登ってみると見事に平たい千葉の山々を見ることができます。

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房総半島って全体的に山が多いように見えて、その標高は揃っているんで高い山がなかなかないですよね。鋸山だってたいして高い山ではないです。


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なので1028年にここに建物を作ったころは貴重な高層建築だったのだと思います。
国の旧国宝、現在でいう重要文化財に指定されています。


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門も小さく見えます。
お堂自体はそんなに大きくないように見えますが、階段が急なので随分高いところに登ってきたものだと思いました。

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高貴なところにしっかり擬宝珠です。



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広々しています。

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下を…やっぱ見てみないとねぇ?
コンクリートで固められていますけど本当に岩の上に乗っかっているだけだったときのお堂はもっとこう、スリルがあったんじゃないかなぁとか思います。

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では降りていきます。

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昭和の修理では他に、防火装置としてスプリンクラーの設置などが行われています。




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全景です。
参道は対称に灯篭が置いてあったりして。
19世紀にこの全景を歌川広重が浮世絵として発行しています。

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出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」 (https://rnavi.ndl.go.jp/imagebank/)

だいぶ縦に誇張しているようにも見えますが、形状はとても正確というか、
人間の目で描いたとしたらこれくらいの迫力は確かにあると思っています。

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さらに門のそばには洞穴があり、
そこには松尾芭蕉の句碑があります。
「五月雨に此笠森をさしもぐさ」とあります。歌の意味はすみませんググってください……。


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いそいそと石段を下りていきます。
ちょっとこの後の予定が押しているんですよね……。


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ここからバスで養老渓谷駅へ向かいます。

養老渓谷も台風で大きな被害を受けてしまいましたね。

小湊鐡道に沿って養老渓谷駅へ向かい、
養老渓谷駅発車ギリギリに列車に乗ることができました。

車体の写真がなくて申し訳ありませんね…荷物抱えて急いでいたもので。


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里山トロッコです!
屋根は天窓、悪天候を想定した密閉車です。


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家庭用っぽいエアコンを搭載しています。


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客車でありながら車番はクハ101。
JR北海道の観光列車「釧路湿原ノロッコ号」で使用されるオクハテ510とかと同じ解釈ですかね。
開放型車両はハテ101という車番がついていました。
メーカーは、起動用モーターカーや保守用機械の製造で知られる北陸重機工業です。


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養老渓谷の眺めがキレイですね。

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そして深い谷底にビビります。

真夏日でとても暑かったですが、トンネルに入るとスッと涼しくなります。


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前面展望を楽しみつつ、お弁当を食べます。

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こちらがお弁当。
お寿司をメインに、地元野菜をたくさん盛り込み、さらにはブルーベリーのお餅など個性的なデザートもあります。


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そして開放客車に行きました。
わぁーーー風が涼しいーーーー。

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デッキからの風景です。
里見のあたりのダムですかね。



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田園風景の中を進みます。
足元も風が抜けるスタイルです。


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酷暑というような天気ではありますが、
なんとなく風が通るとさわやかですね。


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木漏れ日の模様が天窓に照らされながら遠ざかっていきます。


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おや、味わい深いパチンコのネオンみっけ。

列車は上総牛久に到着。
前回の記事で紹介したように、里見~養老渓谷・上総中野はスタフ閉塞という閉塞を使っていて、1列車しか走行できません。したがって養老渓谷方面に向かった列車はすみやかに里見に戻ってこないと、次の列車が走れません。どうやら一部の列車が上総中野に行かず養老渓谷に引き返してしまう理由はこの折り返し時間が関係しているらしいんですよね。里山トロッコは速度も遅いので、養老渓谷駅に着いたあと、速やかに里見駅に戻って対向の上総中野行き列車に線路を明け渡す必要があるため、上総牛久まで引き上げていきます。なお平日タイヤのトロッコは1往復らしいので、速攻で折り返すダイヤとなっています。

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ということでクハのお顔。
ペンデルツーク式の客車です。


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記念撮影の子供たちが多く大人気でした。


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キハ40で五井駅に戻れるようになっています。



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機関車のサイドも。


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外吊式のドアです。


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先頭側。

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そしてキハ200です。


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朝、こんな窓見た気がしますね。


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ここからはキハ40に乗ります。
国内でも実績豊富なカミンズ製エンジンに換装されているためかこちらは単行でした。


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はい、五井駅に戻ってきました。


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入換で機関区に戻るようです。

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JRとは線路が繋がっているようで繋がっていないんですよね。

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まじまじ見ていると面白いですよね、こういう風景。
時間とって眺めたいな……。


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五井駅の前には小湊鐵道らしいポストが配置されています。

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社名、サボ、標識灯などきっちり作り込まれていました。


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あ!くねくねするタイルじゃないですか!
記録しておかねば。と思ったのに、これしか写真がないーーーー!!!