お盆休み、諏訪湖の花火大会に行きたいという勝田名人のリクエストにこたえ…つつ私の信州に行きたいというところで旅程をこねくりまわし、信州をぐるっと回る2泊3日の旅をつくりました。
今回用意した乗車券です。
途中下車をしやすくするために旅程を作りました。
出発地は藤沢ですが、中央線へ向かうにあたり、小田急で町田へ向かいます。
帰りは東京から東海道線です。
行きはあずさで諏訪湖へ向かい、花火の後は松本へ。さらに長野へ向かって新幹線で東京へ戻ってくるルートです。
鉄道の運賃は距離が長くなるほど単価が下がるので、単純な往復割引よりもできることが増えたりするメリットがあります。
他にも、塩尻からしなので名古屋に向かうルートも考えましたが、名古屋は駅前でできることが限られてしまうのでやめました。
町田駅。
東急ハンズはカインズ傘下になっても、まだ手羽先。変えるの大変そうだもんね。
横浜線でまったり八王子へ。
ここでお弁当を購入。
特急かいじで甲府へ行きます。
E353系です。
お座席です。お初となります。
ヘッドカバーはロゴ付きです。
きました!
シウマイ弁当です!
被せ蓋方式の東京工場製です!
中身はちゃんと経木の折箱に入っています。
食べたら車内を巡回。
宇宙船みたいな形をしたビル。
三田の会社の工場らしい。
だんだん山の中に入って耳がツーンとなるとともに、山は雲を被っていきます。
J-TREC(総合車両製作所)横浜で作られた車両です。
乗った車両の番号です。
列車は9+3の12両が組めますが、この列車は9両編成です。
では水回り観察をば。
多機能な感じです。
小用は最近の鉄道車両には標準的に装備されてるタイプのイメージですが、だいぶ状態が悪かったです…というのもこの車、山道を車体傾斜を採用している関係で、車体がぐわんぐわん揺れるんですよね。多分それで狙いを外す方が多いのではないかと思います。
信州色211系がきました。なんというか首都圏を離れてきた印象があります。
石和温泉駅です!モモズキン懐かしいですね。
海沿いにいることが多く、山の方に来ることは普段あまりないので、
なんか新鮮な風景です。
自由通路には街頭ピアノがあり、鬼滅とか演奏してました。
駅前にはイオン!
モーリーファンタジーもしっかりあります。
降りて宿に向かいます。
お昼過ぎ。
郵便局で風景印がないか聞くと、ないとのこと。
とりあえず現金が足りないのでゆうちょATMに。
なんと、スマホアプリが通帳になってて、物理的な通帳を持ってなくても資金が手に入りました…ありがたや。
通りがかりに第一アイス屋発見。
クレープも饅頭もある!
珈琲白玉パフェ。
ソフトは太いものを一本どすんと乗せる豪快なもの。
苦味の強いコーヒーゼリーにコーヒーシロップ。
しらたまも乗っかってもちもち食感。豪華です。
クラッシュされたラングドシャの層があり、ふんわりクリームがきて、最後にサービスでアイスクリームが追加されていました。
温泉に浸かってこのアイス食べたいなぁ、
しあわせです。
お店を出ると、なんと豪雨!
なんか屋根のある公園がありました。
渡りに船!!
ざーーーーーーーーーーーー
って雨の音に支配されています。
まぁ、来てる人が来てる人なので想定内です。
石和温泉病院なるいかつい建物がありました。
料理を提供する人たちが魚を供養するために作った観音様らしい。
温泉地という感じの光景が並びます。
水路が見えてきました。
橋の下には鯉がいっぱいいます。
広縁を作るために外に張り出した建物。ユニークですね。
こちらが今回宿泊するお宿。
ホテル八田さんです。
入口車寄せには立派な鳥の像。
案内されたお部屋はこちら。
外見からしたらかなりモダンな雰囲気。
リノベされた空間なんですかね?
テレビも囲われていますが、もとはブラウン管を収めていた感じでしょうか?
姿見もマウントされています。
広縁はオープンな空間になっています。
外は石和温泉の温泉街の通りですが、
生垣もあってあまり見えないようになっています。
この旅館の特筆すべき事項として、
ルームキーを2本くれました。
基本的に旅館で鍵って代表者に1本渡されるわけじゃないですか。
こういうのって温泉行く時だと性別が一緒ならいいんですけど別だと待ち合わせとかが発生してめんどくさいんですよねぇ。
このシステム、偉大。全国に流行ってほしい。
裏面です。
こちら水回り。
蛇口が下向きについている、昭和仕様です。
ロビーへ戻ります。ここにもプチ枯山水!
渡り廊下は小川を渡ります。
廊下にはキラキラの飾りガラスが採用されていました。
綺麗な晴空を見せました。まさかこれが最初で最後の晴れ空になるなんて……。
MC-3Pが置かれていました。
さてさてさて、これが私の気になっていたロビーの風景。
一面ガラス張りの石庭です!
立派な石碑もあります。
そして、
ホテルのロビーに水が流れています!
屋外と屋内の池は水面下で繋がっています。
つまり魚は入って来れても、虫は入って来れない仕組みになっています。
潜り抜ける鯉たち。
ワクワクが止まりません。
すみっこはこんな感じ。
見てください!柱を避けて池になっています。
私が建物を設計するなら柱は池から外します。
昔の人はいいものを作る…!
鯉の餌を購入できます。
もうパクパクしていますね。
寄ってきました!
ばちゃばちゃばちゃばちゃ!!!
鯉が餌を吸い込む コポッコポッという音も響きます。
あまりにがっつくのでびびっておりました。
いやぁ迫力。
ゾワっとしちゃいました。
えさをぽーんと撒いては
ばちゃばちゃばちゃばちゃばちゃばちゃ
こぽこぽこぽこぽ!!!
いやーたのしい。
鯉の餌やりがこんなに楽しいとは。ときめいちゃった。
コイをいたしましょう……!
車に花を乗せる豪華なオブジェです。
7階はワイン風呂になっています。眺望の良い空間です。
東館、岩風呂は石和温泉で最大クラスというとても巨大な岩風呂です。
なんというか、池泉回遊式庭園をすっぽんぽんで出歩いているような不思議な感覚を味わえます。
バーがあるらしいです。
藤沢の絵もあって立派でした。
日が傾きはじめるとともに、ロビーに照明がつき始めました。
なんともいい影の作り!
なんとも素敵なライトですね……!
今回、お夕飯は豪華なプランに致しました。
膝掛けもホテル仕様。
どーん!
オレンジジュースは別料金だけど
温泉宿で飲むオレンジジュースってのは特別ですよ! この感じがいいんですよね!
お肉を焼く!焼く! 数十秒でじんわり…!
富士山麓牛のやわらか焼肉です。
砂糖をまぶしてありますが、これブドウと山梨県の形をくり抜いています!!
大浴場の入り口には富士山のソファがありました。
広縁で食べるお茶菓子。
こういうひと手間。
シンプルな軽い食感の焼き菓子でした。
夜のロビーです。
水面を照らす蛍光灯!
素晴らしい近未来感です。
鯉も泳ぎがゆったりしています。
柱も照らされて。おしゃれーーー。
コンクリートにシダが茂っています。それもちょっと映えています。
消灯が後ろでは進んでいますが、鯉見てます。
「もうここに布団敷いて寝たら」とあきれられておりましたが。
うーーーーん、すばらしい。
そして水面下に外繋がっているスリット上の穴があるの分かりますかね?
ローカルCMで目を覚ます朝です。
朝食はおとなしく、ラーメンほうとう、パン、お茶漬け。
あと快腸のためにヨーグルトとゼリー。
じつは農園から持ってきたという桃をゴロンと提供してくれていたのですが、
丸ごとひとつは食べ方わからなくて……断念……。
こっちも朝ごはんだよー
おとなしいかと思ったらそんなことはなく。お名残りエサやり。
わーーーーッと群がってきて。
ばしゃばしゃばしゃばしゃ
寂しいですが、鯉たちともお別れです。
ああ鯉。すてきな鯉。だいすき鯉。鯉……。
人生の大きな転換点になりそうな鯉との出会いでした。
朝は天気も良くないので、石和温泉駅までバスで送り届けてもらいました。
バスはチェックイン時点で予約して利用します。
バスの窓から眺める宿の全景です。
こちらがお宿の車。
少しイオンで時間を潰して、普通列車で上諏訪を目指します!
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