門司港トロッコが発車します。

背後に見える建物が九州鉄道記念館です。
機関車は運転台が片方に偏った、いわゆる半キャブ。貨車を入換するための小型機関車です。

潮風号という愛称がついています。

この路線はもともと関門大橋の手前まで伸びていた貨物線で、長らく休止となっていたものを廃止させず、観光路線として復活させました。

小樽の手宮線のような、JRらしからぬ街中にポツンと溶け込んだ鉄道です。
運行は福岡県が運営する第三セクター鉄道、平成筑豊鉄道が行っています。
すこし門司港駅周りを見学。

駅前のバナナの叩き売り発祥の地記念碑

駅舎と改札の間の通路。
東京駅も、駅舎とホームははっきり分かれていたようで、今みたいに一体化するのはいつ頃からとか、どこが走りとか、そういうのあるんですかね。

車輪が保存されています。小さいですね。
貨物用の9600とかでしょうか。

門司港駅の側線には留置車両が。

国鉄建築ぽい詰所群。

旧JR九州本社ビルを眺めながら移動します。

生首が並んでいます。

新幹線の工事柵
奥にはC59です。

やはり九州ですね。北海道はどこでもユキちゃんだったりします。

大型の旅客蒸気機関車です。
C62ってイメージがありますが、C62はボイラーが大きいので、こちらの方が好きって声もよく聞きます。

屋外保存ですが、びっくりするほどつやっつやです。

EF10形電気機関車
関門トンネル開業用に製造された電気機関車です。
ここは現在も直流電化なので、415系の仕事場となっています。

その後、北九州エリアが電化されていくと、交流電気機関車が登場。
ED72って

キハ07
国鉄の機械式ガソリンカー(ディーゼル機関に換装)の貴重な生き残り。
同様の機械式気動車にはキハ04なども挙げられますが、
いずれも後年の改造で重連運転のしやすい液体変速機に交換されているのです。
この車はクラッチ式の機械式変速機の機構を残す最後の1両らしいのですが、
しかしどこを見れば機械式変速機が見えるのかよくわからず。
外観写真にとどまりました。詳しい人、教えて……。

クハ481-603
九州の標準的な交直流特急電車です。

……標準的、なのか……?
この窓割。もともとはクロ481として製造された車を格下げしたものなんだとか。
要は九州特急の短編成化に伴って、需要が変わっていったのでしょう。
うーん、凄く標準的な顔して怪しい車を乗せてきましたね。

行先は門司港です。

クハネ581-8
こちらも貴重な寝台電車581系の生き残りです。
583系との違いは交流電源の周波数らしい。

車両番号です。

博多~新大阪を走る夜行寝台特急「月光」の雰囲気で保存されています。
でも窓ちょっと不思議な形をしていますね。
車内を公開している場所も少ないです。
貴重な寝台電車の内装を体感してみましょう。

……あれ。あれれ。
なんでロングシートが……。

窓もなんか二段窓になっているし……。

この583系という電車、寝台列車と座席列車の両方に利用できる電車として登場したものの、
新幹線が開業すると昼は新幹線、夜はブルートレインという体制になって早速余剰化したのです。
しかし国鉄の税金で造られた車は簡単に不要にはできない。そこで、
近郊型電車715系に改造することとなったのです。
北陸では419系という電車がいましたね。あれは北陸本線の交直流電車でしたが。

ということで、もとのプルマン型寝台の座席をそのままに、
上段の寝台は使用できない状態にして残っているようです。

こういう国鉄の財政難の象徴というか、
邪道みたいな近郊型改造車を保存する勇気。すごいですね。

こちらは14系客車。
さくらと書いてありますが、富士・はやぶさで2009年まで活躍していた車両だそうなので、もしかしたら大船で目撃しているかもしれません。学校に行くとなるとちょっと遅刻しないと見れない列車だったのが残念でしたね。

こちらが本館。

旧九州鉄道本社、登録有形文化財です。
ここも門司税関と同様に、壁面を残して館内の構造物は作り直されています。

早速二軸客車とマネキンが出迎えてくれます。

ジオラマもあります。
九州は、大宮の鉄道博物館よりも前にこういう記念館を作っていました。

上の階の床にのぞき窓があってジオラマを見れるのも面白い。
穴はメンテナンス用のもので、客が入ってみるものではないらしい。

かつて九州新幹線が新八代までの開業だったときに、北九州方面へ向かうリレーつばめと対面接続を撮っていた頃の模型。この頃の記事は良く鉄道ジャーナルで読んでいました。
結局本物を見る機会はなかったですが、あーあのことねと幼き日のことを思い出します。
とうとう自分は本当にあの頃憧れた九州の土を踏んだのだなと思いました。

タブレット閉塞などニッチな展示もきちんとあります。

ソニックのネズミシートがありました。

壁面に連動制御盤の板が貼られています。色々苦心してこういう資料を残そうとした人がいたのでしょう。

記念乗車券を見れる引き出しもありました。鉄道の旅の魅力に迫るなど、当時まだ鉄道博物館が未熟な時代に試行錯誤をしていたことが窺えます。今の博物館ってこういうのあまりやらないですけど、景気がいい頃に自治体が作ったタイプの鉄道資料館は割とこういう展示に頼っているような感じがあります。どちらかというと廃線の資料館とかを参考にしたのかな?とか思いました。

タブレットのクルンクルンするやつです。

さっきの二軸車を跨引きで見てみます。
けっこう狭いので撮れるところが限られています。
そしてレンガ壁を支えるフレームの重厚さ、わかります?

板ばねと、昔の鉄道車両ではお馴染みの松葉スポークです。

鉄道院時代の柱も保管されていました。

休憩コーナーには、かつて787系についていたカフェカウンターが流用されています。こういうの好き。小田急のロマンスカーミュージアムに一番期待していたのがこういうやつでした。


庭園にミニ列車が走っているので乗りました。

色んな車両が走っています。
面白いのはこの路線、単線区間と複線区間があるんです。
マスコンとブレーキがついていますが、マスコン入れっぱなしで、パターンに入れて走れというお達し。なんかあったんですかね。

スマホを持ちながら運転できます。あぶないですね。
この後スマホをポケットに入れたら車内におっことし、捜索してもらい大変ご迷惑をおかけしてしまいました。スタッフさんすみませんでした。

ミニ列車駅舎を離れます。
入口の生首置き場を観察。

こちらはEF30の運転台。

そしてこちらはED76の運転台。

こっちは485系。
これも見学できます。

この手の電気釜とよばれる電車は保存された数が少ないうえ、車内も見せてくれるケースは少ないので貴重な機会となりました。結構前見えづらい気がします。まぁ高速走行するものなので、信号と踏切が見えれば多少はって感じなのでしょうか。

ED76の頭を眺めてみる。
電気機関車の変圧器にはPCBなどの有害物質が使われていて、機器室の中身を空にする工事などを行っている車は多々あるようです。保存が生首になったのもそうした対応の一環でしょうか。
さて、一通り見たところで、列車の時間が来たので次の目的地へ向かいます。
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