あわしまマリンパークがなくなる
1月22日のことでした。
来月2月12日をもって閉園するという突然の知らせ。
水族館がなくなる時って動物の移動もあるし、せいぜい半年くらい前から告知あるものじゃないですかとは思ってたんですが、まさかまさかの1か月切り。
いや、実は9月に私訪問してるんですよ。おふね界隈で。ブログ書く暇なくて載せてないけども。
だけど大事な存在を忘れています。
あわしまはカエル館が日本一の規模というウリ。
身近のカエル好きを今度連れて行くって言ってたんですよ。
そう、うちの相方。

もともとカエルやカメが好きなんで動物園とかで両生類コーナーを見るようにはしているんですが、最近はかえるのピクルスにどハマり。連れ歩くぬいぐるみもみんなピクルスシリーズに。
だいだい色の"だいごろう"、黄色の"きいちろう"、ピンクの"ももこ"…とだんだん増えてきて、猫ミームなんか関係なく、蛙化現象まっしぐら。
で、これはカエル館を見ずして終わりとはいかん、ほっとけない…と、お名残訪問を試みますがなかなかうまくいかない。仕事もありますし休みを簡単には取れません。
なにより、油壺マリンパークの時とは勝手が違いすぎます。あちらは半年前の告知でしたからね。明日暇?みたいなノリでは行けないのです。
さらにこの水族館は、ラブライブ!の聖地として、水族館ファンのみならずラブライブ!ファンが多いのです。大規模コンテンツですから激混み必至。
しかも淡島は沼津駅からバスで30分、本数も毎時2本という立地。公共交通でもなかなか距離があるので、本当に辿り着けるのか…?
案の定、告知が初めて迎えた週末はバスの積み残しが発生するなど大混乱に陥り、午後には入場を打ち切る事態となりました。
そこで私が考えた計画はこう。
沼津に前泊して、開園1時間前に着くバスに乗る。
ということで、仕事が終わったら沼津へ。

211系に乗れました。

深夜までやってる中華料理店を見つけてご飯にします。

豚肉がゴロゴロ乗った中華そばです。

そしてシュウマイ。
ふっくらしていて美味しかったです。
朝4時までやってるって書いてありましたから、三次会とか全然行けちゃう、始発を待つための料理店という感覚でしょうか。いいところを見つけられてとても嬉しいです。

今回は沼津グランドホテルにお世話になります。いい文字。

立派な照明です!もう一部消灯してたけど。

少し古さを感じさせますが、手入れされていて綺麗なホテルでした。

翌朝、立派な照明を拝むことができました。70年台後期の空気があります。

8時半のバスはすでに大行列。
ラブライブ!デザインのエルガミオです。中型車にはとても乗り切れません。
その後ろに止まっていたのは、なんと臨時増発の車。

キュービックじゃないですか!

箱根登山バスの再編で東海バスに移籍したキュービックの最後の生き残り。
今は有料のマニア向けツアーで乗るようなバスにこんなところで出会えるとは。
私の少し前で乗り切れず、続行便に乗ってくださいとのことでのりこみます。
あーーのりきれないかーーこまったなーーーー。

年始などにマリンパークが終夜営業をやっていた時期があり、そのときに走る幕だそうです。

なかなか満身創痍といった雰囲気ですね。

このバスはツーステップで限界まで座席があるという観光車みたいな構造をしています。もともと箱根の山道を走る登山バスは、危ないので乗客に立って欲しくないんですよね。その構造が今回なるべく大量に移動させるというミッションに合致したのでしょうか。

次止まりますでライトつく車なんていつぶりだろう。

冷たい外気に曇った窓からでもはっきり見える大行列です!

かつて海上ロープウェイで行った
あわしまマリンパーク

うしろがラブライブ!タクシーというのもまた。

後ろ姿も眺めます。

コカコーラベンチがありました。おしゃれですね。

なんというか、校倉造を感じさせる建物。
うーん、この施設の美術センス、よくわからないんですよね……。

チケットを購入するのに大行列。
最後尾札を渡す、オタクしかわからないシステム。
後ろの方は三津の方に車を停めて歩いてきたそうで、私と同じ鶴瓶の麦茶を持っていてしばらくお話ししてました。

ラブライブ!関係のイベントなど、閉園を匂わせない各地の数々。

初めてこんなエリアまできました。

乗務員控室というのは観光バス関係の人なのか、あるいは船の運航スタッフのための部屋なのか……。

池がありました!ビオトープらしいけど何も見えません。

ホテルマリンパークの文字。
昔はここが宿泊施設だったようです。
淡島ホテルの高級路線に対をなすようなホテルでしょうか。昭和の遊園地あるあるです。

こちらはなんの建物なのでしょう。
あとで運営会社の事務所ビルとわかりました。

不思議なタイルが埋め込まれた建物。

ホテルマリンパークの入口がありました。
みごとなポップ体です。

いや、アパートでは…?
営業していないうちに宿舎にでもなったのでしょうか。

古そうなマリンパークロゴもありました。
やはり歴史ある施設ということと無人島という点でこう、色々ありますね。

かつてロープウェイ乗り場だったはずの建物。上は事務所なんでしょうか。

ホテルの作りには見えないんですよね…
下はお皿をデザインできるデコレーション工房。

ロープウェイの駅部分。ここだけ作りが違う……。

ラブライブ!自販機です。Aqoursというのはアイドルユニット名で、アクアと読むらしい。aquosはテレビ。

チケットを買います。
ラブライブ!づくし。

淡島の地図があります。本当に一角しかないんです。

チケット売り場になんと、
モーニング娘。20の山﨑愛生ちゃんと、
BEYOOOOONDS!の里吉うたのちゃんのサインが。
お二人ともデビューしてすぐの頃じゃないですか。なんのロケだったんでしょうね。

チケットとパンフレットをもらいます。
チケットは渡船のチケットで島内はフリーみたい感じになっています。パンフは割引券が切り取られていました、

チケットを買ったら乗船の列に並びます。

自販機もオリジナルのかわいらしいものが用意されていました。

船乗り場まではそんなに並んでいません。チケット購入列を制御している感じ?

これもポップ体ですなぁ。

アワシマ16
島へ渡るための唯一の手段です。

隣に船がやってきました。

こちらはアワシマ13号です。

こんなデザインですが、淡島ホテルのチェックアウト送迎に利用されていたようです。
このエリアにはこうした小型の観光船がたくさんいます。千鳥観光汽船などですね。みんな前から乗船する構造になっているのが特徴です。もともと漁船がそういう構造だったりするので、使い勝手がいいんですかね?
あと、満潮なのか船の前に踏み台を設置していますね。岸壁が段々になっているのがわかりますか?
これは潮位が変動した時にその高さの差を吸収できるようになっていて、高さのあった場所に船を繋げることで乗り降りしやすくしているのです。

そうこうしているうちにアワシマ16は行ってしまいました。
そしてあわしまマリンパーク公式Twitterがこんなことを。
あーーーっ!!!【入園規制について】2/4
本日、現段階でこれよりの入園ができない状況となりました。
ご来園予定だったみなさまには大変申し訳ございません。
何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。 pic.twitter.com/kvxJc3QKSl— しまたろう【あわしまマリンパーク公式】 (@A_shimatarou) February 4, 2024
ギリギリ行けるのか?行けるのか??

ふたたびアワシマ16がやってきました。

乗れました!淡島に行けます!

上に乗ってみました。

隣にはアワシマ13号。ピストン輸送しています。
ホテルの乗客は、荷物もスタッフに持ってもらってロビーに移動していきます。もう水族館の客とは格が違う。
今の運営会社的にはホテルさえあればいいんだろうな。

特徴的な船体です。

潮位の変動を吸収できる浮き桟橋です。
あるのに使ってない理由はなんででしょうね。

ロープウェイ乗り場がよく見えますね。
そして服を脱ぐ少女の像、あれは一体なんなんだ……。

切られたケーブルがだらりと垂れています。

全景です。本当にこの建物にホテルなんて入っていたのか?不思議な建物です。1階には中華料理店の残骸もありました。

淡島水族館が見えてきます。マリンパークと名がつく前は淡島海洋公園でした。

あちらに見えるはカエル館。

そして生簀に面している海上レストラン離宮。
なんとも昭和な遊園地です。

上にロープウェイ乗り場が見えますが、アクセス用エレベーターが撤去されているため立ち入ることはできません。

ウミガメコーナーのある建物。屋根が大きめなのですが、これがロープウェイ乗り場へのエレベーターがあった施設の根元の部分なのだという。

つきました。
まずは土産屋が必ず混むので先に行きます。

クリアファイルとショッパーを入手。

つぎに海上レストラン離宮へ向かいます。

イルカプールとなっている生簀の端にあります。
前から気になっていたんですが訪問できずにいたんです。

離宮の門です。

磯料理とありますが海鮮丼の店になっていました。

淡島ホテルのプールを釣り堀にしている時期があるようで、釣った魚を捌いてくれるプランもあるようです。

メニューです。まぁでかいのをね、ドーンといきましょう。

椅子にカエルぬい。

窓の外には船が浮かびます。

サメとか面白いものが転がっていますね。

照明がちょっとおしゃれ。昔の建物はこういうところに気合が入ってていいですね。

ラブライブ!一色のコーナー。

みかん箱にもサインが書かれています。

いろんな方が来ているんですね。

ランプのデザインが気になってしまったので。

掘り炬燵ところや座敷など、団体旅行にも対応してそうな雰囲気。

そして生簀があります!
もうぬいぐるみ置き場だけど。
ここに魚というか、ウニとか海老とか活かしてたんですかね?
生簀は水景の一部な気がするんですよ。水を抜いてもまぁ魚は食べられるじゃないですか。

「プラチナ」2300円、
まぁ観光地だから。

オーシャンビューの席は取れなかったけど。
こんなかんじらしい。イルカのジャンプとかも見れたんだろうな。

外から見るとこんな感じで、生簀のあった場所は白い壁。この生簀にも繋がっているように見えますが、果たして……。

そして対岸へ。
イルカのショー……ではなく、公開トレーニングがあります。
以前からここにいたイルカが亡くなってしまったそうで、公開トレーニングをしていたのです。

でも器用にジャンプ!

ボールを投げ返し、

輪投げをくるくるして、泳ぎ回ります。

動画も撮りましたのでどうぞご覧ください。
スタッフさんは真ん中のステージまでボートで移動するのですが、
その時もイルカたちはついてきます。

その後もしばらくは生簀の中でトレーニングしていました。
お次はカエル館に向かいます。
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