館山航空基地の航空祭に行ってきました。
中学生の頃、横須賀にいるしらせの搭載ヘリコプターの発着基地(だった)ということで、
いつか行ってみたいと思っていたのですが、もう15年くらいたってしまったでしょうか。
海上自衛隊のUH-60Jが引退するということで、
いてもたってもいられず、足を伸ばしてみることに。

18切符を買って、夜の内房線をひたすら走ります。
宿泊するたびですが、藤沢から立山まで片道3000円、余裕で回収できます。
千葉、遠い……。

横須賀線で品川から千葉まできたは良かったんですが、
木更津、君津までがまず遠くて、
乗ったのは209系ですけど、もはや房総の主力ってE131系、2両編成の世界なんですよね。

ドアカットして交換待ちをしながら、撮影。
奥の車両は電車の振動で下降窓が勝手に開いてしまうガバガバ仕様で、
いよいよ209系も満身創痍という雰囲気があります。

交換の131系。名所案内も残っていて、国鉄の香りというか、まだJRになり切れないというのか……。

館山駅に到着です。
京浜東北線から撤退して以来、伊豆急ぶりの209系。
ガツンガツンと車体をゆすりながら飛ばすあぶなっかしい走りは健在ですね。
なんというか、この頃の軽量簡易車両ならではの乗り心地と言いますか。
205系とかはなんだかんだずっしり走るじゃないですか。
根岸線のカーブを飛ばしてると飛び跳ねてばらけるんじゃないかってくらい揺れました。懐かしいです。
そして走行中の揺れで窓が勝手に開いてしまうので蜘蛛とかとなかよしになりました。ひえー。


ココにも名所案内。
暗いけど、明るくなると忙しくて撮り忘れるからね。
駅前のホテルにチェックイン。
外国人が電子タバコの使い方がわからんとフロントに聞いて困ってたので、マニュアルを英訳してやったらちゃんと動いて、感謝されました。

翌朝。
綺麗なスパニッシュ調の駅舎です。

シャトルバスに乗って会場に行きます。

初便なのですが、大盛況でした。
割と最初の方に乗ったんですけど、
通路側の人が急がないタイプの人でどんどん道を譲っちゃったので
降りるのが最後の方になってしまいました……。

警察ヘリが送り込まれたのも準備が間に合わず。

合同開催ということで、自衛隊の船も展示されていました。

こちらは航空自衛隊のUH-60Jです。
こちらは引き続き活躍するとのこと。
どうやら、救難機任務は海上自衛隊から航空自衛隊に集約されたみたいなんですよね。
数万年ぶり(※約10年ぶり)に飛行機撮るので気にしてなかったのか、
なんかファインダーのゴミがものすごく目立っちゃってますね……つら。

百里救難隊からやってきたようです。

自衛隊前という入口。早速列ができていたので並びます。

この看板も見納めなのでしょうか。

エプロンエリアは、飛行展示が進むにつれて段階的に開放される仕組みになって居ました。
ちょっと拝見。こちらは千葉県警のヘリコプター。
アグスタウエストランドAW139。

陸上自衛隊の偵察機OH-1。

今回の主役、UH-60Jはフライト準備中です。

さきほどの空自UH-60J。
空中給油をするための長い棒がついているのが特徴です。
飛行機から狙われたとき、海面に溶け込むよう洋上迷彩色となっています。

こちらは陸上自衛隊のUH-60JA。
UHというのは多用途ヘリに使う記号で、
救難とか訓練の支援とか割と何でも屋さんが多いのですが、
このヘリは演習とかで隊員を前線に運ぶようなシーンで登場したりしますね。

すこし海自のUHに近づいてみました。

デモフライトを待ちますが、
その間に会場をウロウロしてみます。

こちらは海上自衛隊のSH-60シリーズ。
SHは対潜(anti-Submarine)ヘリコプターを指す記号です。

こちらがSH-60J。
海自SH-60シリーズの最初の型。
どこにでもいるヘリコプターみたいな感じでしたが、
なんだかんだでもう残り数えるくらいの機数しかないらしい。
ということで、今回のヘリコプターフェスティバルにSH-60Jを持ってくるため、
わざわざ長崎県の大村航空基地にある第22航空隊から持ってきたんだとか。

こちらがその改良型、SH-60K。
翼がウィングレットのようになっていたり、窓の数とかも少し違ったり。
ほんとはグラスコックピット化とかいった違いもあるらしい。
ちゃんと内部まで見ておけばよかった。
これは館山の第22航空隊の飛行機みたいですね。

こちらはSH-60L。
操縦支援などの改良とステルス性能の向上を図った最新鋭機で、
昨年末から配属が始まったばかり、ということで、
量産1号機にあたる2番機がやってきました。
これは厚木の第51航空隊の機体らしい。
地元からはるばる……
でもこっちが内房線でノコノコ走ってきたところを、ヘリなら東京湾をピュンと飛んでいけるんだもんな。

任務に就いての説明も書かれていました。
新型機ならではというか、海自ってこういう説明資料の時、
雰囲気すごく海自っぽい絵みたいなのありますよね。フォントがそうさせるのか?

ちょっと格納庫も見に行きましょう。

明るい笑顔 いいですね。
クラシカルなカマボコ格納庫。

隣のクラには用途廃止になったヘリコプターたちが並んでいました。

もう使っていないとはいえ、ピカピカに整備されています。
ところどころ養生テープが張られていますね。
部品取りになって居たのでしょうか。

お疲れさまでした。

こっちのSH-60Kはどういう状態なんでしょう。
整備中だと思いたいのですが……。
後ろの機体はエンジン抜かれて軽くなっちゃってるんですかね?

海上自衛隊の基地内の地上支援車です。
いすゞエルフ、4代目のお顔です。
ちょっと前にいすゞプラザが所蔵していなくて探していたお顔だったような。
調べたら確保できたみたいですね。
こういう車本当に物持ちよくて、かつて下総航空基地にもYS11の周りにこういう古い車が何台かいたのを思い出します。まだ元気にしているだろうか。

トーイングカーたち。
ヘリコプターにも必要な存在です。

こちらは管制塔。
その奥に消防基地。

日野レンジャーですかね。

リアビュー。空港消防車ということで、シンプルです。

隣にあった消防車。こっちはいすゞ車みたいですが、
なんとも自衛隊らしい大きな足回り。色褪せ具合も渋いです。

出来る限り後ろから。

こちらが空港化学消防車。
厚木にもこういうゴツイのが居ますね。
やはりここも護衛艦艦載機のベースとあって色々良いものが置かれているのでしょうか。

電源車たち、ここにも。

先ほど用廃機たちがいた格納庫の裏手です。

エスコンの映像みたいな写真が撮れました。

さあ、デモフライトが始まります。

最終飛行ということもあり、隊旗を持った隊員が並びました。

始動準備が進みます。

2機並んで滑走路へ。
館山基地はヘリコプター基地ですが、滑走路があります。
ヘリコプターも滑走路に移動して離着陸する運用になって居ます。
他の航空基地でも、例えば入間とかだと、UH-1みたいな車輪の無いヘリは、
ホバリングして滑走路へ向かってから離陸を始めるみたいな動きをするパターンもあります。
「Gメン75」というドラマで滑走路を一列に歩くシーンがあるのですが、
そのロケ地になったところらしい。

ここでローターを回そうとシャッタースピードを遅くしたのが敗因。
この後殆ど写真がぶれています。ヘリコプター速いんだよ……忘れてた……。

離陸!!

1機が救難デモを行います。

地表から出る赤い煙。
要救助者を発見しました。

通り過ぎた後、転回して戻ってきます。



その場にホバリングして、救助します。

2機並んで着陸。

短いフライトでしたが、
これでUH-60Jのフライトが終了しました。

消防車が虹のアーチを作ります。

初めてです。こういう虹のアーチで退役機を出迎えるのは。
民間機でもこういうのをやるらしい、と月間エアラインなどで見たことがあるのですが、
それこそJALが旅客機の大量削減をやっていた頃の風物詩でしたよね、
ラストフライトツアーとかでこういうのやってもらっている写真よく見てました。
あのころ私まだ高校生とかで、飛行機のツアーなんて気軽に参加できる年齢じゃなかったんですよね。
今の年齢で「A300のお別れツアー乗りませんか?」とか言われたらホイッと乗っちゃうんですが。

2機がくぐってきて、エプロンへ。

多くの人に見守られながら、エンジンを落とします。


すると隊員があつまってきました。
そして増槽を乗せたトレーラーがやってきました。

式典の会場へ移動します。
(見知った顔が陣取っていて、ツウは違うなって思いました)

増槽には、感謝の「ありがとうございました」のひとことが書かれました。
引退前に飛行機の機体に寄せ書きをするのはよくあるやつ。
砂漠に置かれた日本の旅客機たちにも書かれているものがあるらしいです。
なるほど、予備の燃料タンクでこれをやるのですね。

式典のコメントはちょっとスピーカーが遠くてしっかりは聞き取れなかったのですが、
どうやら機長?も今日がパイロット生活最後のフライトになったんだとか。
自衛隊の装備品というのは、基本的に一度も使われないことが美徳と言われる中、
災害や急病人の搬送など多く活躍の機会があるという救難機。
その25年の活躍がここで締め括られました。

記念写真の脚立に乗るときはヘルメットを着用するのが自衛隊らしいなと思いました。

ほんとだ!三等海佐のラストフライトの記念撮影ですね。
水掛けたりしないんですね。式典だからかな??

晴れやかな記念撮影です。
さて、再びの格納庫。

ローターを保管するための台車があるんですね。

60Kです。これは整備中の機体でしょうか。

記念撮影用の護衛艦。

なんというか、ゆるキャラがブームになる前は、こういうキャラよくいましたよね。

こちらはイージス艦です。
構造を見るに、山車みたいに動かすこともできるようになってるのかな。

しっかり艦載機を乗せています。SH-60Jですね。

さきほどの増槽です。
この後落書きができるようになっていました。

私も。
さあ、この後は館山基地の目玉イベント
「プレミアムボディ」が始まります。
プレミアムボディというのは、要するに自衛隊のボディビル大会。
しかもこれ、陸海空合同で横浜でイベントやるくらいの大規模なものらしい。
その基地ローカル版と言いますか。
参加者の仲間の隊員も詰め掛けて、異様な空気の中で始まります。
アイスブレイクに、ファッションショーが始まります。

自衛消防隊とか、

誘導する人の服とか、

パイロット、潜水士、

制服もピシッときまっています。
そしてプレミアムボディがスタート。

おああーーーすげえ

腕の太さ……!
歓声がすごいです。

並んでポーズをして、声援で審査するスタイル。

敬礼も決めます。

10人から決勝戦に残った4人、最終審査です。

ムキムキからぽっちゃりまで様々です。
たぶん鍛えている方なんだと思うんですけど、
自衛官の人って厳しい訓練でみんなこんな感じになるんですかね……??

有償商品のプロテインが贈呈されて、記念撮影。

基地キャラクター「ろくまる」と一緒に記念撮影。
「国民の皆様に安心してもらえるよう目指してまいります」というコメント。
屈強……頼もしすぎる……。

さて、ヘリコプターを見に来たのでヘリに戻ります。
(実は30%くらいはプレミアムボディの謎が頭にあったんだけれども)
飛行を終えたUH-60Jの周りの規制線が解除され、近寄って観察できるようになりました。

大きな文字。ハイビジとよばれる目立つ外観はいま自衛隊機から失われ、
敵機から狙われにくいロービジ塗装が主流になりつつあります。
分かりやすいカラーリング、好きだったんですがね。時代の流れと言いますか。

吊り合げ用のウィンチです。増槽との間に収まっています。

UH-60Jの最後の職場は硫黄島航空基地。
ここは米空母へ離発着するパイロットの訓練場となって居る島で、
だいたい初夏になると厚木基地から硫黄島へ飛行機が飛び立って騒がしくなるのです。
そんな無人島に滞在して何をするのか。
もちろんこうした米軍機の有事に備えるというのもありますが、
太平洋上で遠洋漁船で病人が出たときに出動するという任務もあるそう。
ほかに、硫黄島の属する小笠原諸島の島々で急患が発生した時、
固定翼航空機が発着できる最も近い飛行場が硫黄島なのです。
急患が発生すると、硫黄島からUH-60Jが急患のいる島へ出動。
その間に、厚木からP-1が硫黄島に向かいます。
そしてヘリが硫黄島でP-1が急患を引き継ぐんだとか。
なるほどそういう任務もあるのですね。
あれっ、小笠原の急患って厚木に常駐しているUS-1Aが飛んでいくんじゃなかったの……。
時代は変わっていきますね。

機内は広々としています。
後継のSH-60Kの救難モデルは、これより少し狭いんだとか。

コックピットも見ることができました。
とにかくスイッチが多いですよね。これを理解して飛んでいるんだからすごい人たちです。

機内に置いてあったパッチの数々。いずもとか、空自のパッチもありますね。

模擬店に可愛いマグネットがありました。

記念に買っちゃいました。

陸海空のUH-60Jがそろう最後の集いです。ここにひな壇が作られていました。

お昼はジビエ。
館山で罠にかかったイノシシだそう。

オススメという黒酢をかけて食べると美味しかったです!
基本は豚の親戚ですけど、でも歯応えがあるところとプリップリに油の乗ったところがあって、それで黒酢でスッキリと味付けられてました。
お次はSH-60Kの飛行展示です。
ローターの始動です。ヘリコプター特有のサウンドが発生する仕組みを見てください。

ブレてますけど機敏に飛び回っています。

UHの上に。

そして低空に戻ってきました。

着陸。


と思いきやこっちを向いてお辞儀。

姿勢制御も器用にできるんだということを見せつけてくれました。

終わったら、館山湾の塩気を抜くために水洗いをした後、メンテナンス。

ぱっかり開けられて調べられています。
これが終われば、もう少しで帰投の時間。

目立ったものは百里救難隊。ホバリングして、そこからがばっと移動開始。

見事に旋回しながらご挨拶。豪快!さすが百里基地!戦闘機には負けません!

お腹を見せて帰っていきました。
こちら拙いですが動画版。

そしてグルグル回った後に離陸していった陸自OH-1。
展示飛行は多くはないけど、久しぶりの航空祭!ワクワクしました!
横須賀基地のサマーフェスタによく救難デモンストレーションで館山から来てくれていたUH-60J。
基地上空をぐるりと回っていました。
懐かしいですね。
そんな私の青春が終わった夏でした。

帰りのバスは混んでいたので、歩いて館山城へ。

里見氏が築いた城です。
天守は南総里見八犬伝など里見に関する博物館になっています。

飛行場を遠くに眺めます。

山の下に博物館もあります。
中の写真は撮れませんでしたが、
里見資料の他、古民家を再現した展示がありかなり気合い入ってます。
なぜかこういう山って裸婦像多いですよね。

ふもとの茶屋でお団子を食べます。
抹茶と箸休めの塩昆布。歩いた後には嬉しい塩分と糖分と水分の組み合わせ。
ここから日東交通のバスで館山駅へ戻ります。
電車、なんと毎時1本と言うハードモード。


駅前にカード専用公衆電話がありました。
MC-5PDとかいうやつですかね。

館山駅、立派な駅舎でしたが、
しっかり関東の駅百選に選ばれていました。
このプレートもすっかりくたびれましたね。
国交省の景気いい頃の試みと言いますか…。

やってきたのがE131系。2両編成です。
座れたものの、これで房総半島をゆられるの、結構大変。

海沿いを走っていきます。

房総半島は米の産地というの、乗ってみて初めて知ったんですよね。
いすみ鉄道もすごいですけど、こう言う景色は明るい時間に改めて乗ってみると綺麗だったなと思います。

ということで浜金谷駅で下車しました。
普通にsuicaです。

夕焼けです。

ここで対向待ち。
こんな感じでゆったりのんびり走って、木更津までトコトコ走るようですが、
その間に東京湾フェリーで久里浜に向かうことができます。
減便ダイヤなのにですよ。
チーバくんの股から首元までどんだけ長いんだ房総半島……。

普段はそうなんですが、今日は1時間待ちます。

しらはま丸の舵が折れちゃったので、
2時間間隔の1隻体制で運航しています。駐車場は大騒ぎ。
1時間ほど待って、きました、かなや丸。
くりはま丸があればなぁ。

徒歩乗船のここで待つの新鮮です。
この一本前が納涼クルーズなのでそこは人がいたのかもしれませんが、
普通の徒歩乗船の人は連休ほど乗ってないみたい。


フェリーの形のチョコクランチを売っていたので買うことができました!欲しかったんです。
そしていつものコーラフロートをすすり、
ソファにどっかり座って一休み。
だんだん空が暮れていきます。
いやー、東京湾フェリー、だいすきだ……。

無事に久里浜に到着。本当にラクでした!
大切にしていきたい航路ですね。

帰りに何故か相模線が走っているのを見ました。
TK出場は旅客線だったような…なんなんでしょうね?
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