
朝
函館空港の飛行機を眺めます。

朝から710を舐め回します。
マスコンの動きを見たいんですが難しい。

市電100周年の札をつけています。


駒場でしばし撮影。


五島軒の723。金太郎デザインがいい感じ。

エアドゥが飛んできました。
朝は北海道を目指す人がいっぱいですね。

電車と飛行機。

さぁ、函館市電2日目。
前回に続き、函館市電運転ゲーム「TRAMCITY」のイベントです。
この日は運転体験会がありました!

どうやらこの布目の8010が運転体験に使われるようです。

7001、8002は待機中。

更新車たちもかっこいいですねぇ。

箱館ハイカラ號が出庫準備中。見学させてもらいました。

ササラ電車の足回りをベースに、
車体を復興新造した車両です。

オシャレな電車です。

車内も舐めるように見学。

落ち着いた内装です。

カノピースイッチがたくさん並んでいます。

運転台です。
手ブレーキを模したレバーもありますが、直通空気ブレーキ完備です。

こちらも泰平電機の制御器です。

反対側もあちこち見ていきます。
イカすロケという位置情報サービスが展開されているのですが、おそらくそのためと思わしき電子基盤がチラリと見えます。


札幌交通機械というのはJR北海道の関連会社で、車両整備などを手掛けるメーカーです。苗穂工場の中にあります。
浜松工場にある東海交通機械などに通じるものがありますね。
運転士名札の横に車掌名札もあります。
函館市電唯一のツーマンカーです!

二軸電車が、休日ですが定期運行する路線は貴重です。
保存運転の明治村や梅小路公園のN電のほかは、
広島電鉄の100、150、200形(定期運用なし)、
土佐電気鉄道の維新号(定期運用なし)、
などなど、とにかく残っていても乗る機械が限られる電車なのです。
毎週のように時速40キロでかっ飛ばしてるのは、この台車だけなのでは?よく観察してみましょう。

湯の川側にはブレーキシリンダーと抵抗制御に使う抵抗器があります。

真ん中には車軸に吊り掛けられた主電動機、そして真ん中に大きな箱がありますがこれがコンプレッサーです。

ブレーキは踏面ブレーキを一つのブレーキシリンダーとテコで制御するものです。

さぁ、まずは501号で運転のお手本を見てみましょう。

今日もお世話になります。


501は直接制御で、間接非自動制御の8000とは少し感覚が異なるのでしょうが、しかしプロは腕力も必要というか、片手でよく運転できるものだと思いました。




そう、右側のトングしか動いていないのです。
さらに右側トングレールとガイドレールが密着しています。
そして左側にはトングレールがなく、その代わりレールの溝が浅くなっています。
つまりここは右車輪はトングレールとガイドレールに挟まれて、左車輪の突起、フランジを使って通過するのです。これを片トングポイントというのだとか。

530の中も見学させてもらいました。

灯油ヒーターを使った暖房なんて今時ないですよね。


ホリタのロゴは無くなりましたが、
看板はクラシカルです。

車内の様子をじっくり見れるのもこういう場ならではです。

その奥にある電車も見せていただきました。

木造車庫の美しさ。
剛体架線になっています。

ささらちゃんでーす!

ブルーム式排雪装置です。
札幌市電のものとは寸法が少し違うらしい。

うしろにも二軸の花電車。

こちらが旧300形の二軸台車です。
軸箱の周りが点検できるようになってそうですね。
住友HK20Lという台車だそうですが、この辺りの構造だけでもブリル27Eとは違うのがお分かりいただけるでしょうか。
花、雪、ハイカラと、合計で6両もの二軸車を保有する函館市電。
高知や広島に南鐐かありますが、ここが最大規模なのではないでしょうか。

抜き取った台車を点検するために工場内を移動させるときに使うトラバーサ。
かつてはブリル21台車なら丸々1両乗るらしいんですが、
ボギー台車だと1つが限界だということで。

この駆動部。面白いですよね。
いかにもなダイレクトコントローラーがついています。

電動機の取り付け部分です。
わかります?バネを介して棒でつながっています。
これ、吊り掛け駆動。しかも二軸台車の流用品です。

裏に主抵抗器そのまま流用してて、こんな機械が存在するのかとびっくりしちゃいましたよ!

Zパンタグラフ。
Zパンタは今はどんどんシングルアームに交換されていますが、
これを使い続けるメリットとして、鋼管があれば加工して補修が効くというメリットもあるらしいんですよね。

お次は教材室。
教習のための教材があるのですが

直接制御、ワンマン機器、そしてブリル21。
なんてことだ……。

この台車が稼働状態で展示されているなんて。

W.A.B.Co wilmerding paの文字。
Westinghouse Air Brake Companyですよ。
米国ペンシルバニア州ウィルマーディングにあった工場で、
江ノ電108号にも刻印が残っていますが、
2024年7月に閉鎖されたそう。

電車のブレーキはかつてハンドルを回してチェーンを撒きとってかけていましたが、
WABcoの直通空気ブレーキが登場したことでレバーを回せばプシューっとブレーキがかけられるようになり、安全性が向上したのです。
その原始的な空気制動の部品が稼働状態で残っているなんて。
こんなの、部屋丸ごと大宮の鉄道博物館にあってもおかしくないような、
電鉄ちう言葉の涙ぐましい歴史が詰まった空間ではないですか。

せっかくなので別アングルから

おそらく空気を供給するであろうDH-16コンプレッサーもあります。
500形の床下のほか、全国の路面電車でまだまだ現役です。

元空気ダメ。

様々な部品が並んでいます。

案内看板や、チンチン電車の由来になったベルの部品もあります。

かつての柏木町に車庫があったころのサボでしょうか。
丸井今井のロゴがあります。

電車の電気の流れを説明すると思わしきプレートです。
こういう教育、もっと一般的な人にもしていきたいですよね。

上の幕は動作します。
よく見たら上にあるのはトロリ線ですね。なんかお宝が多すぎて視界がパンクしています。

いらっしゃいませ明るい売り場~ロマンとセンスの~ボーニモリヤ♪
こういうのもよく遺しています。

最近まで万葉線で減益だった円筒形の両替機なども。
残した人のセンスが凄いです。

やはり北海道の泰平電気の制御器です。

西部・テーオー前
ガス会社回り線とか呼ばれていた今の廃止になった系統の行先です。

かつては五稜郭駅まで路線が伸びていました。
では、運転の順序が回ってきましたので運転します。
以前、豊橋鉄道で電車を運転したことがありますが、
感覚としてはそれに近いです。
今回も、2ノッチくらいまで入れて、留置車両の隣にあるコーンを目標に停止するというもの。
実物を運転すると2ノッチでもスピードがあると感じます。
でも結構いい感じに停まれたんですよ。
始動してくれた方が凄く褒め上手な方で。ミラーを使って位置を把握するとかも難しいですけどできるとすごく楽しいですね。
いつか脱サラして市電運転士になるか…なんてw
これははこだてカルチャーナイトで操作した530のものですが、
2kgf/cm^2というのは198kPaくらいなので、200kPaくらいで粘るとぎゅーっと止まれます。
このブレーキの操作感覚。体で覚えていると運転が楽しいですね。

ちなみにこれ、片トングポイントです。
こちらの車輪は踏面というよりフランジを使って走行します。

こちらがトングレールになっていて、
レールとガードレールの間にフランジが収まります。
こういう、なんかちょっとケーブルカーのようなポイントレールみたいなのもあったり。
色々と勉強になりました。
そのあとは解散して、ハイカラ号に乗って谷地頭へ。
ガチャガチャと揺れて、Zパンタが離線する様子をお楽しみください。

折返しです。

さっきの貸切電車のように、営業列車をやり過ごします。

さあ、発車。

山を力強く昇っていく二軸電車。いいですね。

あーーーっっ車車車ーーー。
……はい。
次は函館観光です。
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