
室堂ターミナルから、美女平を目指してバスで移動します。

ド雨です。
なんも見えません。

ときおりトロリーバスが止まっているらしいですが、今回は見れませんでした。

この辺りは高原道路という自動車専用道路になって居ます。
冬になると雪が積もって壁の中を走るやつで有名なところです。

ぐっすり寝ていて断片的な記憶しかありません。

ここに称名滝という高い滝があるらしいのですが、見事に何も見えません。

うつらうつらしていたら美女平に到着です。

少し古いセレガがいます。
以前からここは環境保護のためにハイブリッド車を入れていることで知られていました。
かなりたくさんバスを持っているんですね。

入換っていうのかな?

ピンクと紫があるみたいです。
なんだかティッシュ箱みたいな感じ。

ということで、美女平駅です。

さっそくケーブルカー資料館になっていました。

トロバスと並んだ写真も。
整備工場へはトレーラーに積載して輸送しますが、室堂駅構内であればバッテリーで走行できるので、引き出したのでしょうか。

過去のチョロQたち。一時期こういうご当地チョロQすごく流行りましたよね。

ケーブルカーの模型がありました。
かつては高原バスを輸送していたんだとか。
今では並行する道路を経由して自走してきています。

HOゲージでお馴染み、カツミの作品です。

なんといっても特徴的なのが貨車です。

こちらが客車です。

箱根登山ケーブルカーのような、いかにも汽車製造が作りましたという風合い。

高原バスの先祖、色の資料はなかったのかグレーになっています。

開業時からパンタグラフは一つのようですが、
京急のような誘導無線アンテナがついています。
架線を使って無線にしていたのでしょうか?

こちらは雪の大谷を再現した模型。

古すぎないセレガです。

こんな高い壁の中を走るんですね。

広告類も展示されていました。

かつての写真。
あまり歴史は出てこないので貴重だなぁと思います。


さて、ケーブルカーが来るそうなのでホームへ。

いい文字です。

反対側はキレイ。

かなりの急斜面です。

車両が来ました。

なんというか京王バスを思い出します。

珍しいなと思ったのはブレーキ弁です。
下の場合は乗務員は貨車に乗ることが多いので観察できませんが、2両連結ゆえに空気ブレーキでも装備しているのでしょうか。
箱根登山ケーブルカーとかもギーセライベルン式の制動装置を使っていましたが、ボタン操作だったような……仕組みが気になって仕方ありません。

手ブレーキとかは非常にケーブルカーらしい感じではあるんですけども。

雨粒なのかトンネルの地下水なのかわかりませんが窓ガラスからかろうじて見える外の景色を楽しみます。

急斜面に線路を敷くとずり落ちてしまうというのが有名な話ですが、この辺りはどうやって対策しているのでしょう。ガッチリ押さえ込んでいるのだとは思うのですが。

トンネルに入り、出るとそこは交換場所。

上りの車両とすれ違います。

貨車の配置がわかりやすいですね。

となりに線路が見えてきました。
有名な立山砂防軌道がこの斜面を登っていて、スイッチバックのための線路がここに張り出しているのです。

立山駅に到着です。
長い旅でした。


貨車を眺めます。
暗くて、黒いのでよくわかりませんが、バッファのついた棒連結器で連結されているように見えます。

大阪車両工業製。

先頭が貨車なので、乗車ホームには乗車禁止の看板があります。

このように貨車を用意している鋼索鉄道、今どき珍しいのではないでしょうか。
かつて日本に鉱山がたくさんあった頃は、坑道に向かうためにこうした斜坑が掘られていたのでこうした技術があったようですが、今ではそうしたものは新たに作られることがなくなったのでノウハウも無くなってしまっているのでしょう。

降りる便は乗務員が運転席にいるそうです。なんか窮屈そうですね。

駅の階段をケーブルカーに見立てる。

喫茶があったので一休み。

そばおやき。
立山は駅そばがあったり、そば文化なんですよね。
西日本だと、たとえば氷見に行くとうどん文化じゃないですか。
やはりこの辺りは信州とのつながりが大きいのでしょうか。

駅名標もトロバスさよなら記念。

かわいらしいポストですね。

湧き水を飲むことができます。
雨だったので食べませんでしたが。

改札口にはラッチ台が現役!
と言っても塞がれたままですが……。
さぁ、乗る列車を撮りましょう。
特急じゃないので、14760系あたりが来るかなぁと思っていたら

……あれ。

えええええええええ
16010系です!
もと西武鉄道レッドアロー…と呼んでいいのでしょうか。
見た目はそうなんですけど、西武5000系の主要機器は後継の10000系に流用されてしまったので、地鉄は車体だけ購入してほかの部品を他社から購入。
JR九州から485系の走行機器を買い、
営団から制動装置を買い、
運転台機器は京急から買い、

もう何が何だかわかりません。

車内はワンマン化のためにデッキを開いています。

この回転クロスシート、回し方がわからず…。
座席を前に倒すと転換できるというのを隣の方に教えてもらいました。ありがとうございました。

電鉄富山駅に到着。
富山電気鉄道時代の名残です。

奥にいるのは左が10030系(京阪3000系)、右が14760系です。
わかりづらい番号ですが、
地鉄の5桁の車番のうち、上3桁は主電動機出力(馬力)で決まると覚えれば簡単。
147PSはおよそ110kW(英馬力)です。こういう半端な数字は昔の単位系の名残で、地鉄の自社発注車には147から始まる形式が多いですがこういう背景があるようです。
10030系は京阪の標準軌台車が使えないので、営団3000系の台車を使って100PS(75kW)。
16010系は国鉄485系の発生品で160PS(120kW)の高出力ですね。のちに10030系の一部も換装されているようです。

サッカーチームのラッピングみたいです。


壮観です!ヘッドマークがずらりと並んでいます。

手書き看板は素晴らしいですね。

こちらもさまざまな行き先ヘッドマーク。

日本海みそ、ラジオでよく聞きます。

宿に寄ります。チェックイン。
富山地鉄系列のホテルということで市内線の優待チケットをもらえました。

駅前にあったガラス工芸の寿司。

さぁ、デ7010が来ました。

パトカー電車です。

とにもかくにも路面電車が入り乱れる素敵な街です。

旧富山ライトレールの車ですね。ポートラムと呼ばれています。

南富山まで来ました。
たまたまこれだけ低床車でした。

また16010系です。これで不二越まで行きます。

立山発とは異なり、上石というところで折り返してきたローカル列車なので、静かな車内です。


ちなみに富山地鉄は市内線だけsuica系列が使えて、郊外電車は使えないので、南富山では切符を買って改札を通ります。
食券機のような券売機でしたが、地紋のある切符が出てきます。


不二越駅前にスパ銭があるので行きます。
やっぱりビジホの小さい風呂じゃ疲れは癒せないぜ、と。

入り口。車がひっきりなしに出入りします。

噴水がありました。
カード会員になると、初回300円だけどソフトクリーム無料券がついて実質タダ、というキャンペーンをやっていました。しかし何度も行くわけではないので…。
さぁ、帰りの電車はもうすぐ来ます。
中国人観光客に富山駅への行き方を聞かれました。英語が話せるようです。
Next one, follow me.と伝え、take number ticket like this! などと整理券をとります。

転換クロスシートの14760系でした。
きのうアルペンルートに行って富山観光してたのだと。日本でも有名な中華ゲーム開発をしているとのこと。友達がやってるけど私はやってないんだ、ごめん……。

かっこいいですねぇ地鉄電車。すばらしい。


そのあとは路面電車を撮影。



どんどん来ます。
メヌエットのミュージックホーンが大好き。
ピーピロピロピーピッピー♪ ピーピロピロピーピッピー♪


駅前のゆうちょATMが遅くまでやってて玄関を確保。そして

ブラックラーメンをたべます。

さっきラーメン食べてたやないかって話は忘れてください。
クラッとするほど濃いスープ。そして天かすが結構パンチあります。肉体労働者を支える味。フルリモート勢にはかなりこう、血管を揺さぶる味でした。

宿に戻る途中、なにやら自販機を発見。

こうやってパックに入ったアイスが買えます。

あっさりしていて美味しかったです。
関東では南アルプスですが、
ほかに北アルプス、奥大山、南阿蘇の合計4種類があります。これだけ食べたら流石に血糖値があがって、あっさり寝てしまいました。
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