ゴールデンウィークは中国地方に用があるので、
まずは叡山電車に乗りに行きました。 


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新横浜からののぞみが埋まってたので、
小田原ひかりのグリーン車で移動。


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京都市営地下鉄で烏丸御池へ。



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京都銀行の立派な建物です。
もとは日本銀行の旧京都支店だそうで。
背後は増築でしょうか?
やはり京都は昭和初期から時が止まっているというか、いい建物が多いですね!


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六角堂というお寺を曲がると道案内にあり、
これもご縁とお参りしていくことに。


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なんと、裏に立派な水景設備がありました!


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鯉もいるし、白鳥もいました。


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石垣から水が出てくるという壮大な水景庭園です。

宿に荷物を置いて、出発です。


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三条と〜り、という鳥のキャラクターらしい。

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京都のバスはなかなか乗る機会がないのですが気になってはいます。


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三条の橋です。

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京阪の三条駅はすでにミャクミャクとしていました。

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ちと電車を眺めます。

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3000系。


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8000系が来ました。これで出町柳へ向かいます。

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こどもの日なのか、鯉と恋するベンチ、という不思議な構造物がありました。

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今回のお目当て、デオ721系が来ました。

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もともと車体更新した車の番号から形式が決まっているそうです。
京福ってそういうの好きですよね。


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昔ついていたというワンマン表示灯の再現らしい。


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おおきな721の文字。
京福のモボ101シリーズと同じような番号プレートです。



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車内はシンプルな昭和私鉄電車の趣。

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シートは現代的に張り替えられていますね。


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運転台。
ブレーキが非常弁付きの直通空気ブレーキだそうで、配管が剥き出しなのは少し古い電車の趣を感じます。
函館市電では、冬季には車輪の雪を除くために空気ブレーキを少しかけながら走るようなことをやるそうなんですが、叡山電鉄も冬場の山道では雪の影響を受けるはず。どうやってるんでしょうね?

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叡山本線の八瀬比叡山行きです。
奥にいるのは鞍馬線、鞍馬行きの2両編成です。


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デオ810形「こもれび」が発車していきました。


つづいて八瀬行きも発車。


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八瀬の手前、三宅八幡駅で下車。
折り返しを待ちます。
路線区間が短いので、3両でぐるぐる回しています。


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新緑の山を背負って走ります。

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対向はひえいでした。



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奇抜な電車ですね。


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京都バスが電気バスを導入していて驚きました。

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お食事処なる看板を見て、入ってみました。


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ハンバーグランチ、800円。


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いやーボリュームすごいし、ポトフついてくるし、それでこのお値段て……!

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鉄道電話の箱です。いずれ貴重になるのでしょうか。
京都電燈は物持ちがいい。


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721。日が当たって来ました。


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このベージュとマルーンの2色、
今はなき京福電鉄福井支社のカラーリングに合わせたものなのだとか。
京福電鉄から叡山電鉄が分社化されたときに、嵐電と同じ緑のカラーリングから脱却した色なのだと。
そんな京福カラーを纏う電車もこのデオ721とモボ301、そして電動貨車2両を残して、それぞれのオリジナルカラーを纏うようになっていきました。


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ひえいに乗って八瀬へ向かいます。


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デオ732は、先ほどの721とほぼ似たような電車で、車体更新の度合いによって改番されているだけなのですが,観光列車として大改造を受け、2019年にローレル賞を受賞しました。
プラレールにもなっちゃう凄い電車です。


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‰会に入っているだけあって本線も結構アップダウンがあります。


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八瀬比叡山口に到着。

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新緑の山です!


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ここから少し歩いたところに叡山ケーブルのケーブル八瀬駅があります。


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ちょうど逃げられたので30分待ちます。

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パンタを観察。

この路線、叡山ケーブルと言ってすごく「ひえい」みたいな色をしていますが、
叡山電鉄の路線ではありません。
ここは、正式には「京福電気鉄道鋼索線」といい、
叡山本線の分社化の際に分社化されずに京福が持っていた路線なのです。
鉄道事業法で運行されているので、嵐電に完乗した後のこる京福電鉄の区間、最後の砦。

比叡山を挟んで反対側、琵琶湖の方にも坂本ケーブルというのがありますが、
こちらは比叡山鉄道という京阪系列の会社が運営しています。

京福電鉄も京阪の子会社ですが、
完全子会社の叡山とは違って筆頭株主なだけなんですよね。

この辺り、京阪グループの関係って難しいなぁと思います。



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猫がいました。餌付けされているらしい。


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ケーブルカーが降りてきたので乗ります。
通り雨がザーッと降って大変でした。


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なんかくらくらするような勾配。
高低差561mはなんと日本のケーブルカーの中で一番なんだそうで。

この路線、もともと京福電鉄のルーツとなった京都電燈という会社が威信をかけて作った観光路線だったのでこの辺りは当時としてもかなり気合が入っていたのでしょう。


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発車すると早速不思議な車両が現れます。
フランジの形を見ると左右に違いがあります。

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横取り装置のような線路もあります。
どうやら貨車として使っているらしい。どうやって使用するんだ……?


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対向とすれ違い。


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ケーブル比叡駅に到着です。


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機械室が目立ちます。


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叡山ロープウェーが発車するとのことで乗ってみます。


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この車両表記! 嵐電によく乗る方ならお分かりいただけると思いますが、
なんとも京福電鉄というフォーマットではありませんか?



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通り雨の雨粒で全然写真が取れませんでしたが、かろうじて。


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短距離のロープウェーですが、
かつて不要不急路線として一度撤去されたロープウェーはもっと長かったとか聞きます。
しかしその痕跡を今辿ることは非常に困難なんだとか…。

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比叡山頂駅に到着です。
山の字体に惚れます。

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京都方面のロープウェイのりばとあります。
この先進めば滋賀県に向かうのでこういう書き方なのでしょう。
今回滋賀にはいかないので、戻ります。


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いい文字です。


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ロープウェイ比叡駅に戻ってきました。


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木造の看板がいいですね。
よくみたら駅の隅っこに古い機械が展示されています。索道あるある。

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ブレーキハンドル。
ロープを巻き取る滑車を止めるためのもののようです。
今は全電気ブレーキで止めることが多いようですが昔はこうやって止めていたんですね。


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主電動機。
交流220V 75kWのモーターだそう。
流線型で可愛らしい感じもあります。
奥にあるのがおそらくクラッチに相当するもので、これをボルトで滑車に繋いで動かすのだと思います。

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かわらけ投げがあったのでやってみます。


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あそこに投げればよいようですが、うまく投げられません。
おそらく皿を逆さにして、フリスビーの要領で投げるのがいちばんうまく行くかなと思います。

大山ケーブルにも似たようなものがありますね。


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ケーブルカーが登ってきました。

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ロープウェーの駅を後にします。


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ケーブルカーの駅の方を見ます。

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これまたいい看板です。


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随所にレトロ感を残しています。




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駅舎の入口の段差もいいですね。

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切符売り場があったのか、今は塞がれている窓口。


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でか看板です。


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旧運転装置が置いてありました。
青山ではまだ現役そうな主導運転台です。

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計器も丸くてレトロです。


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テオドルベルと書かれた巻き上げ滑車の覆いです。


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ケーブルを飾るのもあるある。


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主電動機は外にありました。

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こちらがクラッチですね。

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柱のタイルもモダンで美しいですね。


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では、下山。


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ケーブル比叡駅を降りまして

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八瀬駅に戻ってきました。


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721に乗って出町柳へ戻ります。


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直通ブレーキの音や、コンプレッサーなど、賑やかな電車です。

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新緑を映すボディ。

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じっくり味わって山を降りていきます。

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折り返しを見送りました。


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宿へチェックインに戻ります。

今回選んだ宿、素晴らしいんですよ!


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ロビーに水が流れております!

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茶室から水が流れて、

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ロビーを周り、



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最後は外の石庭に流れて滝のようになるという仕組み。
階下には大浴場があり、そこからは滝を眺めることができるという仕組みになっております。


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こちらがお部屋。

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ダイヤル式の内線電話!
今時なかなか見かけないですよね。

素晴らしい宿でした。同じ値段で大阪のビジホ取るよりいいよなぁと。

しかしながら、ここでまた夜のお出かけに向かいます…