神戸海洋博物館です。
この中にカワサキワールドという川崎重工の博物館が併設されています。


マリタイムミュージアムと聞くと横浜のアレが思い浮かびますが、そうです。仕掛け人は同じあのひと。

主にエントランスは帆船が中心。


リーフデ号じゃないですか!



館内の一角にあるのがカワサキワールドです。

ここにも。

川崎造船所のシンボルと言われていた戦前のガントリークレーン。


航空母艦なども並んでいます。

こちらは潜水艦。

こんなジェットスキーなんかも展示されていました。

プラント開発のコーナーの模型です。
いいですね。大好きです。

T-4

BK117、後部のドアが観音開きなのでドクターヘリに使われています。

新幹線!
国鉄時代の模型は質が高いと感じます。

個室グリーン車です。いい時代ですなぁ。

こちらもBK117

観音開きが見事に再現されています。

カワサキと言ったらバイクを浮かべる方も多いようです。


きうじ、バイクの見分けはつかない……。
このあとカワサキ限定のかえるのピクルスが出てきたので、いつか服を着せて行きたいですね。

カワサキワールドには、ウエストひかりカラーの0系がカットされて展示されています。


台車もドンと置いてあります。

座席は3+2です。



運転席にも座ることができます。

ボンネットに登るのが大変です。
これでも当時は先進的だったんだなぁと。

モーターを眺めます。


そして航空機。
あの川崎バートルKV-107の民間仕様が展示されています。



後ろから機内に乗ることもできます。

1987年にバートルがボーイングに買収され、
尾翼のロゴは川崎ボーイングになっています。
KV-107という名前で自衛隊に導入され、CH-47やSH-60の前の世代として哨戒、空輸、救難などに活用されました。
また軍用機としてはCH-46という名前で、オスプレイが出てくるまで在日の米海兵隊が使っていましたね。
ほかに警視庁や関西汽船が旅客輸送用に導入するなどしていました。

機内には座席が並んでいます。

こちらが座席。振動とか大変じゃないのかな。
私ヘリコプターって乗ったことないんです。
チヌークとか乗ったらわかるんでしょうか。

コクピットへの入り口。先頭にもドアがあります。

コックピットです。ヘリコプターの操縦席のユニークなところは床下が透明なところですかね。地面に向かって降りることを想定した作りといえます。

そとからコックピットを見た様子。

逆側です。

中にはHOジオラマがあります。

怪しい列車が走っていますね。

あー、なんか見たことないのに見覚えのあるような風景。
海洋博物館に戻ります。

謎の空間。元はプールかな?


碇が徐に置かれています。

大型客船。

飛鳥です。


神戸らしく古い和船の資料が充実。
日宋貿易。平清盛が大輪田泊を整備したものですね。
この辺、横浜は弱いんですよね。それだけ黒船の影響がでかいってことなんでしょうけども。


弁才船もよく並んでいます。

観光丸です!
開国博Y150で横浜に来ましたね。

明治期の汽船。こういうのも私大好き。

関西汽船のくれない丸。

見本市船、さくら丸。
世界を回って日本を宣伝し、あるときは貨物船としても使うという変わった船です。

南米移民船、ぶらじる丸。

フェリーせと!
阪九フェリーのカーフェリー。


コンテナ貨物船もあります。

神戸の港のジオラマです!

やはり阪神高速が美しい。

港務艇まできっちり模型になっているところがいいですね。

帆船。新徳丸という船らしいです。
大正生まれの練習帆船で、そのご汽船に改造され活躍し、引退後も神戸商船大学で陸上保存されていたそうです。
東京で言うと明治丸みたいな存在ですね。
しかし阪神淡路大震災で損傷して解体されたそうな。

こちらは日本丸です。


こちらも貨物船の模型です。

浮ドックの模型です。これは珍しい。

帆船模型コーナーへ。

ビクトリーの断面模型です。
阪神淡路大震災で被災したなかでできることを考えて模型を作ったと言う、エピソード込みですごい模型です、ら

マラタイムシアターです。

映像よりもシアターそのものに興味があります。

屋上の屋根が面白い。

景気のいい建築だなぁと思います。
や、どちらか言うと一攫千金を夢見てボートに投じたお金が……。
お台場・船の科学館なき今、こうした船の歴史をきちんとやってくれるところはなかなか無いと思います。いいものを見た感じがあります。
こう言う博物館、なくなる一方なので頑張ってもらいたいですね。

おもむろに置かれたドックの船台。

自律型無人潜水機。
いわゆる「うらしま」のプロトタイプなのでしょうか?


ここにも碇が置いてあります。

謎のプールがあったところ、立ち入れませんが元は何があったのでしょうか。

レストランがあるようですが閉鎖されていました。

海上輸送コンテナを看板にするユニークなやつ。
近くにこんなところがあります。

阪神淡路大震災で崩落した岩壁が残されています。

ARで被災当時の様子を見ることもできました。
きうじは生まれる少し前、父の仕事の都合で池田市におりました。震災の少し前に横浜へ、今でいう里帰り出産というやつで移り、被災を逃れたのです。
あの頃の関西は、地震対策の重要性が関東ほど浸透しておらず、家具の固定具を買いに百貨店に行っても「ここでは地震なんて起きない」とあしらわれ、関東からわざわざ取り寄せて設置したくらいなのだそう。
家屋や高速道路が倒壊する様子はまさに未曾有の災害として多くの人々の記憶に残ったのでしょう。そうした災害への畏怖を強く感じる遺構展示でした。
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