湘南よみもの市2が終わりました。
サークル、一般来場者の皆様、
ありがとうございました。

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実は「同人誌即売会を開催している、開催しようと思っている」という方も何人か視察に来られました。
そこで色々情報交換をさせてもらったりして、学びもありました。

今回はそんな中でやったこと、うまくいったこと、うまくいかなかったことを簡単に振り返りたいと思います。

と思ったんですが、だんだんくどくどとお気持ち表明になってきてしまいました。

アンケートでも色々言われているんですが、
湘南よみもの市にはいわゆる運営会社とか準備会みたいなものってないんです。
わたくし、きうじが1人で会場交渉から当日準備までやっているんです。
まぁ、プロ組織がやってると思われているのだとしたら、ごっこ遊びがそれらしく見えたのだろうとポジティブに考えているのですが、

いま、よみもの市は存亡の危機です。

サークルでは来場も多くて、来場者からも楽しかったと良かったコメントを多数いただいて、
その点で言えば成功かなと見えるのですが、

責任者という立場からすると、
イベントが大きくなった結果、
ひとりで解決できない問題を抱え過ぎてしまいました。
なのでアドバイスをくださる同人関係者を募集してます。たすけて……。
というお気持ち表明です。

来場者の傾向について

入口で配布していたカタログの枚数をカウントしたところ、来場者数はのべ150人となりました。
前回120人ほどでしたので、30人ほど増えたことになります。
時間帯の傾向を見ると、最初の2時間に約半数が来場しています。そこからは毎時10人くらいと前回より低調な来場と数地上は見える感じです。

しかし面白いことがありまして、既にカタログを持っている人が夕方以降再入場してくるという現象が起きていました。

つまり朝イチで目当てのものを買い、喫煙所や喫茶店などで休憩したり、買い物をしたあと、帰り際にまた会場に来てサークル主とおしゃべりしたり、本を物色して帰っていくのです。

これは自分たちがやりたいと思った即売会の理想に近い、ゆっくり滞在できる即売会の形態を実現したのかなと思っています。


なお、アンケート回答数は1月18日時点で20件です。
個人的には前回よりも回答率が低いことを気にしています。
いやアンケートなんてそんなもんなんですが、よみもの市の準備が忙しすぎて自サークルの新刊を落としたもので、ようはこの即売会そのものが私にとって新刊みたいなもんなんですよ。
物書きならその意味がわかるでしょう? ぜひご回答ください。よろしくお願いします。



課題

時間があるのに準備が進まない

これは「同人誌即売会の開催を志す人」向けに私の屍の上を踏んで歩け、という意味で書くものです。
前回の、湘南よみもの市1と呼んでおきますが、これがパッとうまくいったのは、はっきり言って博打がうまく当たったのと、知人の皆様の協力のおかげと考えております。
コミケでの敗因を探り、8月下旬に企画して9月中旬には開催というスピード感で作業をしていました。
その拡張でサークルが集まって、そのサークル目当てに来てくれた方々のおかげで120人くらいの方が来訪されました。

今回は冬コミ合わせということで、9月時点で準備を始めまして。
部屋が10月からとれたのでそこから動き出すのですが、準備が遅々として進まない。
3ヶ月に伸びたことで、仕事もリッチに膨れ上がっていくのです。これは個人としては避けていたのですが、幹事が忙しいからと手伝いに入ってくれた人たちの善意で迂回路が舗装されてしまったと思っています。

一例を紹介しましょう。
ポスターデザインを作業分担することになりました。しかし担当者がwebデザイン畑で同人誌作成の経験がなかったため、デザインはできても印刷物に仕上がらないのです。



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↑今回のデザイン(制作期間2ヶ月)

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↑痺れを切らしたきうじが2徹して作った、本当に欲しかったやつ


今回のよみもの市も、1人では決めきれない事項がたくさんありました。情報が変わりゆく中で、情報がコロコロ変わる。なのでポスターも、10月時点で配るものと12月時点で配るものでは、情報の粒度がアップデートされる想定で準備をしていました。そして、配布できる場所もわからない。発行数も読めないので、印刷屋に発注する数も難しかったのです。そこで

・急遽モノクロコピーしても潰れない
・背景をなくしてフチあり印刷に対応
・記載事項が増えても最悪手書きで押し込めるように余白を残す

とかそういう実利重視のデザインを求めていたわけです。そして記載内容が正確であることが重要です。
問題はきうじが、これを宇宙の常識だと思っていて誰にも伝えていなかったことでした。
(加えて、立ち上げメンバーならこういうのが必要って分かってるでしょ、という驕りがありました。)
なのでデザインが出てきた時に、直すところだけ指摘し続けたのですが、そもそもこの根本の設計思想を理解していないので話が通じるわけもなく、これで体力の8割を使い尽くしました。

ということで次回は担当者に本を書かせることにしました。初めての同人誌なので印刷屋にバチボコに怒られて覚える印刷物制作のプロセスを推進して制作力の底上げをしてまいります。

教訓としては
・他人に作業を依頼するには一言一句指示をしないと伝わらない
・そんなことするくらいなら1人でやった方が早い

私は同人即売会のみならず、いろんなオフ会などイベントを企画して主催してきましたが、だいたいノリノリで作業分担したい人は要注意だと思っています。作業をお願いするときはしっかり見極めましょう。あとでリテイクして怒って怒って怒るコストを考えたら、最初に断るコストの方が断然安いのです。


できるけど、今言われてもできないこと

今回、一般参加者・サークル参加者の皆様から、いろんな企画の持ち込みをいただきました。
創作意欲が本の形にこだわらずに発揮されているものとして歓迎したいのですが、マンパワーがなく、当日や前日にお声がけいただいたものにはお断りしたものもあります。
せめて1週間あれば、なんか準備とかもできるんですよ。今回はそういう悔しい思いをする場面も多かったです。もちろんコミケに合わせてなので、コミケ終わってひと段落してから色々思い出すところはあるよね…というのも同意するものではあるのですが。


朝の待機組問題

今回の湘南よみもの市は、11時から開始するイベントでしたが、ビルの営業時間は10時からとなっておりました。


実はビル開館の10時の時点で、2名の待機者がいました。
会場の前はビルの喫煙所で、多くの方が利用します。朝に人が滞留するリスクをきうじが思いついたのは実は開催前夜でした。
今更ポスターを変えるわけにもいかず、SNSで11時以前の来場をしないように訴えました。

ところが朝10時、会場の鍵を開けると人が待っている。
直前まで会場以外の場所にいるよう、口頭でお願いさせていただきましたが、結果的に10名以上の待機列を作ってしまいました。

一方で、11時2分くらいに来ていただいた方も把握しております。ご協力ありがとうございました。

欲しい本があるからとのことでしたが、1人並んでしまうと列を作ってしまうという心理にも理解はしつつ、主催者が管理しきれない一般参加者を抱えるリスクをきうじは非常に甘く見ていたことに頭を抱えています。

正直なところ、これが一番「よみもの市3」の存亡を揺るがす大問題になっています。

あえて悪い言い方をすれば、ビル共用部をよみもの市参加者が占拠し、かつビル利用者の動線を塞いでしまっていることになります。
みなさんが勝手に並んだとしても怒られるのは私なので、どうしたらいいものか協議していますが結論が見えてきません。この重大さをどうか一般参加者の皆様にもご理解いただきたい。

湘南よみもの市では、本を読みに来る方のことは「一般来場者」という呼び方をしています。
来場者というのは要するに客ではなく、よみもの市の「書き手」と「読み手」というイベント構成要素の一つであると考えているためです。
なので、自身の振る舞いが周囲にどう見られているかを自身で考えて、その上で正しいと思う行動をとっていただきたいのです。
主催がこう言ったから、とかではなく。


なぜこんな地方のゆるゆるイベントで、いわゆるコミケの徹夜組問題のような問題を抱えなくてはならないのか。責任者という立場上、この1週間、胃が痛くてならないのです。

制度としては完全に主催者の落ち度ではあるのですが、主催者も1人でやってるので、半分は「それくらい自分が考えてくれないか…大人なんだからさ」という気持ちもあるのです。

湘南よみもの市は地域のためのイベントです。地域の皆様と良い関係でい続けるために、こうした行為に関しては待機ルールを決めるとともに、厳しく取り締まる体制を作ろうとあれこれ考えています。
しかし閑古鳥イベントしか経験がないので、やはりない袖は振れずにいます。有識者の知恵を求めております。


今後に向けて

次回、湘南よみもの市3は5月開催を目指し、
会場を抑える準備をしていました。


会場さえ抑えれば開催できると思っていました。
しかし、整列待機させるノウハウもなければ人員もない。性善説頼みの運営をハックされてしまって、予約開始日までに課題解消の目処が立ちません。
このビルの歴史に爪痕を残したい思いでやっていますが、泥を塗っては元も子もありません。

サークルの皆さんのお知恵をお借りしていますが、力が足りないのです。

事前登録とか、アーリーチケットとか、色々考えてみますが、結局それをやるのはきうじなので、膨れ上がる仕事を捌ける自信がないとでも言いましょうか。

でも夢もいっぱいあります。
どうか、みなさまの力を貸して欲しいです。


そして最後にあらためて



来場者の皆様、アンケートを書いてください!!!
よろしくお願いします。