開港150周年の頃から記憶のアップデートが追い付かない、横浜みなとみらいエリア。
桜木町駅では、ロープウェイの建設が進んでいます。
しかし、桜木町駅周辺ではほかにも開発が進んでいて、
新たに新名所が誕生しています。
それがこのCIAL桜木町アネックス。
旧東横線桜木町駅の部分に、CIAL桜木町ができましたが、
アネックスはさらに南の、
旧横浜駅(横浜博覧会前に使われていたもの)の跡地にできました。
映画「コクリコ坂から」に出てくる桜木町駅舎のところですね。
横浜駅に行くときの桜木町駅前バス停って変なところにあるじゃないですか。
あれってバス停が駅から遠いんじゃなくて、
昔あそこに駅があったんですけど、改札の場所が変わってしまったんですよね。
で、その跡地にできたこのビルは、
旧横浜駅にまつわる資料を展示した
「旧横ギャラリー」という施設を有しているのです。
このギャラリーがすごいんです。
なんと、青梅鉄道公園で展示していた
110号機関車の実物を、鉄道開業の地・桜木町にもってきてしまった!
教材用車両として生き残ったこの機関車は
中の構造が見えるように一部の部品を切り開かれていましたが、
この度補修されて、1両の機関車として切開部を埋めたうえで、
明治時代に近づけるよう復元がされています。
青梅時代に撮影しているので、今度比較したいところですね。
また明治時代の時代考証になるべく近づける工夫がされているようです。
後ろに客車が連結されているのですが、
この際限も素晴らしい。
(周りに人がいて後で撮影しようと思ったら撮影しないまま帰ってしまった)
車内は木造です。入れませんが覗くことが出来ます。
ちゃんとスプリンクラーとか仕込んであるんですね。
ガラスもちょっとゆらゆらしてる古そうなやつ。
ネジ式連結器で連結しているこだわり。
足回りは再現品、と思いきや、適当に再現したわけではないらしい。
見ると、作るのが難しいものは英国から古いものを輸入しているんだとか。
昔の鉄道と同じように輸入客車を後ろにつなげるんですね・・・。
信号機も置いてあります。
この汽車は毎時0分には発車の演出が行われるそうで、
どのようなことが行われるか、今回は予定がカツカツでしたが、
余裕があるときに見てみたいと思います。
展示パネルも充実していまして。
模型や複製品の史料を使って、明治期の横浜写真からわかってきた
初期の鉄道の特徴について説明しています。
鉄道開業時の政治、文化、人物にも触れていきます。
個人的に面白かったのはおもちゃのところ。
昔の人もペーパークラフトを使って遊んでいたというのがとても興味深くて
これ作って遊んでみたいなぁとか思ったり。
あと、浮世絵で見かける客車の絵って不思議なものが多くて、
現代からするとインチキそうに見える客車が描かれてたりするんです。
これは、和船がキレイにかけていても黒船が歪に描かれているように、
日本人が見慣れない客車を描くのに慣れていなかったからではないかと考えていたのですが、
どうやら写真で見ても本当に変わった形をした客車があるということが
海外の写真の発掘でわかってきたそうで、
彼らの観察眼は間違っていなかったのかと驚くこともありました……。
一度そこそこのところまで古い車両にさわったひとならハマる疑問を解消してくれたりもします。
レトロファンならぜひ行くべき場所です。
あとは旧横浜停車場のジオラマがあります。
明治初期の風景を資料から起こしたのだと思いますが、
立体化されていると改めて明治の横浜って文化がごちゃまぜで面白いです。
今では信じられないほど広大な土地に小さな駅があります。
簡素な給水塔も見えます。
こういうのが資料で分かってくるようになったんでしょうか。
夕景や夜景イベントもある作りこみよう。
やはり金をかけるといいものができるのだなと感じます。
アーチ橋と木組みの橋。
架橋技術の転換期ですね。
鉄道は、人、馬、船と連携しながら物を運んでいたことが分かります。
こんな感じで、商業施設の一部ですが、
無料で見れる面白い歴史展示です。
ホテル併設なので、7時から23時と夜遅くまで開いているのも特徴です。
夜に行くとまた違った姿が見られるのでしょうか。
さて、桜木町といえば、ということで。
明治時代から昭和時代へタイムスリップして、
歴史の生き証人を紹介しましょう。
ぴおシティ の看板
桜木町ゴールデンセンターというビルの愛称です。
このビル、横浜市営地下鉄ブルーラインの桜木町駅の真上に立っている駅ビルで、
みなとみらい21地区がまだ造船所だった頃は、
ここが桜木町駅で一番大きなビルだったのだとか。
上のフロアはオフィスビルになっているので、
私は地下鉄直通の地下フロアに向かいます。
地下2階まであります。
ここも23時まで営業となっています。
地下鉄駅直結なので、ここで酒を飲んで地下鉄で帰るなら
その辺がかき入れ時なのでしょうか。
では、ビルに入ってみましょう。
上の方は行ってみたことがあるんですが、
割とスカスカで中ちょっと入る気がしないんですけど、
地下は地下鉄駅と直結しているので人もそこそこいます。
公立の学校のような薄暗い階段を下がっていくと、そこには和菓子屋など小さな店の並ぶ地下商店街がありまして、
さらに階段を下ると、地下二階に飲食店街があります。
そんな中に、ありました。
本日のお目当て、喫茶花壇です。
周辺は立ち飲み屋が並んでいて、
昼間からじいちゃんたちがたーのしそうに酒を飲んでいます。
私は酒を飲まないのでこっち。
もうショーケースがあるというところでキュンとしてしまう私。
地下鉄駅のような青い線に看板が仕込まれているのも横浜らしさを感じます。
とはいえ船に乗っていたので飯を食い損ねている。
まずはボリュームのある飯が食べたい
ということで、ハンバーグミートソーススパゲティ。
パスタも結構分量がありますが、
そこに肉!熱々のハンバーグをスプーンで一口サイズにして、
甘酸っぱいミートソースをたっぷり絡める。
肉をかみしめながら、さらにパスタを頂く。
炭水化物と肉を満足いくまで食べるしあわせ。
そしてメロンソーダでキューっと冷やし、
周辺は立ち飲み屋が並んでいて、
昼間からじいちゃんたちがたーのしそうに酒を飲んでいます。
私は酒を飲まないのでこっち。
もうショーケースがあるというところでキュンとしてしまう私。
地下鉄駅のような青い線に看板が仕込まれているのも横浜らしさを感じます。
とはいえ船に乗っていたので飯を食い損ねている。
まずはボリュームのある飯が食べたい
ということで、ハンバーグミートソーススパゲティ。
パスタも結構分量がありますが、
そこに肉!熱々のハンバーグをスプーンで一口サイズにして、
甘酸っぱいミートソースをたっぷり絡める。
肉をかみしめながら、さらにパスタを頂く。
炭水化物と肉を満足いくまで食べるしあわせ。
そしてメロンソーダでキューっと冷やし、
パラパラと観光パンフレットをめくります。
とりあえず、逸般観光客である私は、みなとみらい線で元町へ向かい、そこからベイサイドブルーで横浜駅改札口前を目指すことに。
一般人の移動なら、そんなことをしなくても、
地下鉄桜木町駅が真下にあるというのに…
さらなる開発が進む桜木町。
みなとみらいの前と後で風景の激変を伝える文章は残っていますが、
こういうビル一つ一つにドラマがあると思うと、
小さなストーリーを少しずつ集めていきたくなりますね。
さらなる開発が進む桜木町。
みなとみらいの前と後で風景の激変を伝える文章は残っていますが、
こういうビル一つ一つにドラマがあると思うと、
小さなストーリーを少しずつ集めていきたくなりますね。
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