横浜に久しぶりに行くと、
新しくバスが色々と走るようになっていました。

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青い水玉模様のピアラインというバスです。


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あかいくつ号は値上げとかしながらも
大型車が増えて観光の顔として定着した感じがしますね。

そして、都内の一部路線で走行していた
燃料電池バスまで走るようになりました。

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2009年くらいでは、燃料電池バスは実証試験中で、
ブルシチを改造した日野の車が展示走行するような感じでしたが、
思えばあれから10年、十分に実用化できる水準まで技術が進化したのですね。

さて、最近入った新しいバスがもう一つ。

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連節バス「横浜ベイサイドブルー」です!

千葉や厚木で有名な連節バスですが、
これまではドイツのネオプランやベンツの車両を輸入し、
日本国内用に改造して使用するという方法が取られてきました。

しかし、運転手不足などの問題からニーズが増加し、
いすゞ自動車が国産連節バス「エルガデュオ」を開発。
その導入一例目として、横浜市がオリンピックの開催に向けて大量輸送システムとして導入に至ったのがこのベイサイドブルーなのです。

路線は横浜駅東口から山下ふ頭まで。
あかいくつ同様、行きと帰りで経由地が変わるようになっています。

この日は船になったので、山下ふ頭からバスに乗ってみようと思ったわけです。


……が、

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山下ふ頭行なのに山下ふ頭から入れないという罠・・・

しかたないので、氷川丸のある山下公園側に歩いてに行ってみると、

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確かに、前はフェンスがあって入れなかったふ頭の土地に開放されたゲートがあります。

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貼り紙を見ると、
バス利用者以外進入禁止と書いています。
まぁ輸出入とかで結構センシティブなものを運ぶエリアなのかもしれませんが

ここまで書きますか・・・。

バス停には出発時刻が書かれています。
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バスは折り返しのお休み中
構造上届出をしていて、
渋滞すると迂回ができず遅延まっしぐらなので、
余裕を持って待っているのでしょうか。

写真奥のフェンスで隔てられた向こう側が、奥がさっきの罠看板のあった道路です。


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あらゆる場所に警備員が立っているなか、
プレハブの待合所があります。
要はここで待っていろということですね

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中はこんな感じ。

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みなとぶらりチケットの販売機もあるようです。

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ここも港湾局の管理みたいですね。

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あくまでもここは立ち入り禁止区域だが、
バス利用者に限って認めてやる、
ただし、余計なことをしたら捕まる。
ということでしょうか。
まるで空港にいるようなセキュリティ。

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バスが動き出しました。

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真ん中のバス置き場から、
周回コースに入ってきます。

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そして乗り場に。

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最初の乗客は私含め3人。
みんなスマホなりカメラを構えています。

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バスが出発します。

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山下行きとすれ違います。
埋まっている線路は、かつて汽車道とつながっていた山下臨港線のものです。

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中華街あたりで人が増えて、
そこからもちょこちょこ乗ってきます。

乗客はどんな人たちかというと
・連節部をスマホで撮影する
・今日はこれに乗りたかったんだと得意げに話す

わざわざ乗りに来た人ばかりだ・・・!

パシフィコ横浜ではバス乗り場に入るため、途中Uターンをするのですが、
まるでプラレールのUターンレールのような急角度で突っ込みます。
車窓右手をご覧くださいって言えるくらいには
運転士さんもプロドライバーとしての誇りがあるんでしょうね。
これはめっちゃしびれる。



まぁここでタクシーが止まっていて転回できなくてしばらく止まったりして、
やはりこういうインフラが連節バスありきで作られていないと運行が難しい様子。

それ以降はバスは順調に横浜駅へと向かいます。

まだ綺麗な座席も記録。
床は木目調でフローリングみたいな柄のシートが貼ってあります。

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復路のバスは、
横浜駅改札口前が終点です。

いつも言っているんですけど、
みなとみらい・関内エリアから東海道線や京急線に乗るとき、
横浜市営バスに乗ると横浜駅改札口前って停留所で下してくれるんです。
これがポルタに行くエスカレータの上で、すごく便利なんですよ。

みなとみらい線や地下鉄に乗ってしまうと、地下から這い上がらないといけないので、
私は行きこそ電車でも、帰りはバスで横浜駅に戻ってくることが多いのです。


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しばらく車内点検で停車。
プチ撮影会でした。

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回送車とありますから、滝頭に帰るのでしょうか。


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歩道橋から眺めるとこんな感じ。
周りの車が豆粒に見えますね。

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後ろの車体とつなぐケーブルが伸びていたり、
普通のバスよりもゴチャっとしています。
それをカバーで下からは見えなくしている感じ。

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ばいばーい・・・。

隣に普通のバスがいますね。
連節バスは関節がついていて曲がりますが、
トレーラーではありません。
実は後ろの車体に動力が付いていて、
引っ張っているのではなく押しているんですね。
つまり、牽引する構造と牽引される構造と有していないので、トレーラーとは別物の1台の車として登録され、牽引免許は法律上は必要ないです。
が、実態として形は同じなので、トレーラーの免許証を取った上で運転させている会社もあるそう。
横浜市は交通局の中で研修をやっているそうです。
やはり普通のバスよりも慎重に運転する必要があるようで、普通のバスとは違ってかなり落ち着いた乗り心地ですね。


あとちょっと面白いのが、このバスの所属が滝頭車庫ということ。
横浜駅に近い営業所であれば、浅間町や保土ヶ谷、
山下ふ頭に近いエリアであれば本牧営業所などがあります。

しかし前述の通り連節バスというのは特殊な車両なので、
連節バスが運行可能な道路を選定して車庫からの回送ルートや運行路線を指定してあげる必要があります。

連節バスを保管するためには広大な土地が必要で、
その点本牧などを使いにくいということが考えられます。
また、大型のエルガの最小回転半径が9.3mなのに対し、
エルガデュオの最急回転半径が9.7mあります。
横浜市内の道路は山道で狭く、大型バスが無理して走っている道路もあります。

その知識を前提として、
豊橋鉄道のにある路面電車の最も急なカーブが半径11mであることを考えると、
かつて横浜市電が走っていた線路はこれに対して余裕がある曲線半径をもっていたと考えられます。

つまり、横浜市電が走行可能だった道路ならば、
連節バスでも走破可能な余裕ある道路のつくりが出来ている可能性が高いといえます。

そして航空写真で見ると、滝頭車庫は広く、連節バスが回れるようなルートが用意されています。
これは回送バスが滝頭へ向かうところを見てみたいというか、乗れるようにならねえかなとも思いますね。
でも路面電車に合わせる仮説が本当だとしたら、電車は道路の真ん中を走っていたので、
連節バスも追い越し車線を走らないとカーブが急すぎたりするのかもしれませんね。

だとしたら通常のバスが使っているバス停は使えないですよね。
いっそ市電保存館直行バスにしてしまうのはどうでしょうw


まぁそんな感じで、ベイサイドブルー乗車の記録でした。
ざっと今のところの注目ポイントを漁っておくと

・横浜初の連節バスが登場
・日本初の国産連節バスに乗れる
・プロドライバーのスキルが見られる
・横浜駅改札口前が地味に便利

という感じで、このためだけに乗る価値ありな存在です。
こういう乗り物が長続きするかどうかも利用率が絡んでくるので、みんな乗ろう!!

あと、市電保存館が最近土日限定でバス見学コーナーを設置しているらしいので、
それも近いうち訪問したいと思ってます。