突然ですが、
山万ユーカリが丘線に乗ってきました。
事の始まりは4月の頭。
最近いろんな事業者がツアーで車庫見学を開催して稼いでいるんですが、
そのビッグウェーブに乗らねばと色々調べていたんです。
そのとき、
Twitterを見ていたら、こんなメッセージを受け取ったのでした。
ユーカリが丘のココ&ララ@life_in_yukari#拡散希望 《残りわずか🤭》
2021/04/07 17:54:40
【1日2室、金・土限定】車両基地見学付!山万ユーカリが丘線大満喫プラン🐨🌿
◆ウィシュトンホテルでヤママンを眺めながらご宿泊🚃👀
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◆1日乗車券&… https://t.co/8F8QNI1C3C
ホテルの宿泊式プランに、車両基地見学付きのプランが登場というしらせ!
山万ユーカリが丘線、といえば。
今から半年前、2020年9月にあったこんな活動で注目された電車として有名です。
1週14分で街の中をぐるぐる回る電車に20時間乗り続けた乗り鉄の耐久チャレンジ。
応援が盛り上がって、地元でもネットでも応援してチャレンジは達成されたのです。
それで公式ツイッターのフォロワーが増えたり、知名度が爆上がりしました。
ユーカリが丘のココ&ララ@life_in_yukari#山万20時間耐久
2020/09/07 15:43:36
ユーカリが丘へおいでよ🐨
公式ツイッターは、キャラクターのコアラ、ココとララのアカウントです。
前から図鑑で見ていた新交通システムでしたが、なかなか乗る機会がなく、
気になるだけで終わっていました・・・。
ユーカリが丘のココ&ララ@life_in_yukari(抜け目ないコアラだ・・・)あ、フォローしてココ!🐨✨
2020/09/07 15:56:56
ユーカリが丘の説明についても、ココララのツイートで説明してもらいましょう。
ユーカリが丘のココ&ララ@life_in_yukariバズってるので宣伝するよ📢ユーカリが丘は京成本線にあって通勤特急が停車して都内50分圏内、成田空港までわずか26分!都心38キロ圏内は千葉駅や八王子駅と同じくらいだよ🚃 https://t.co/kVUDyQCVFh
2020/09/07 20:04:37
ユーカリが丘のココ&ララ@life_in_yukariその街づくりのひとつが #山万20時間耐久 で話題の新交通システム・ユーカリが丘線だよ🚃交通渋滞や排気ガスが問題になることを見込んで環境に優しいものを採用しただけじゃなくて、街のどこに住んでもユーカリが丘線の各駅まで徒歩10分以内… https://t.co/ilTHzwM6ot
2020/09/07 20:16:33
町のどこに住んでも駅から徒歩10分、そんな街を作るために
不動産屋が電車を作ってしまった、という成り立ちからユニークな電車。
計画時には運輸省とかなりバトルしたようですが、
開業から40年が経つ今も住民の脚として、無事故で走行し続けています。
このユーカリが丘、山万という不動産会社が、開発しつくさずに少しずつ開発することので、
いわゆる「団塊世代」のような年齢の偏りを避けているんです。
さらに、開発を急がず、緑を残して自然と接しながら暮らすという、
他の不動産屋にはない特徴的なコンセプトでユーカリが丘を開発していて、
鉄道ファンのみならず、街歩きが好きな人にも注目のスポットなのです。
まちづくりの教材として、ぜひ一度視察に行ってみたい・・・!
ずっと思っていたんです。
ユーカリが丘のココ&ララ@life_in_yukariそんな日本で類を見ないステキな街にみんなおいでよ!!🥰ってコロナのせいで大きな声では言えないけど、ほどほどに?来てね!!マスクと消毒とソーシャルディスタンス、それから大切な住民の方々に配慮することがお願いだよ🥺🙏🏼
2020/09/07 20:35:31
あ、もちろん家買いにきてね😊😊←
ユーカリが丘のココ&ララ@life_in_yukariみんなもう家買った??
2020/09/07 21:33:52
(かわいい顔して抜け目のないコアラ・・・)
で、1泊2日でユーカリが丘線を満喫できる機会があると。
しかも日本唯一の中央案内式新交通システムの車庫を見学できると。
行くしかない・・・!
御徒町に来ました。
三千里薬品ってネオンまだ点くんですかね。
点くなら見てみたいんですが・・・。
久々の東京なので、
気になるところに行ってみます。
ちょっとアメ横の表通りは人が多いですね。
路地裏にある小さなとんかつや、「まんぷく」
残念ながらこの日はお休みだったみたい・・・。
上野方面へ向かうと、
キッチン台栄というお店が。
洋食屋さんと聞いて入ってみることに。
やっぱこういうときは唐揚げとハンバーグですよねw
洋食だけどゴハンとみそ汁がつくのが東京の料理店って感じで好きです。
ドレッシングも自家製なのかいろんな種類が並んでいて、
塩コショウで唐揚げに香りをつけたり、レモンと醤油でキャベツに酸味を加えたりして頂きました。
上野駅へ向かいます。
ココの景観の変化も気になるところですが、
私の胃袋は一つしかないのだ・・・。
カレー専門店クラウンエースが奇跡の営業再開。
いつの間にか、なかなかキレイな外装になっていて驚きました。
ソメイティの姿。
本当にやるんでしょうかねぇ、オリンピック・・・。
パンダさんパワー全開のイラストを発見。
スカイライナーはガラガラ。
成田空港までしか行かないので、利用する人がいないのも頷けます。
私はこの快速電車で津田沼を目指します。
ここにもパンダさんが。
かわいいんだかかわいくないんだか分からない感じ。好きですねぇ。
津田沼からは各駅停車に乗り換えます。
何かもっといろんな種類の電車が居ると思っていましたが、
車種の統一が思った以上に進んでいますね。
有加里丘と書く中国語表記、斬新・・・!
やっと着きました。ユーカリが丘です!
噂に聞く通りあれもこれもユーカリとは。
さっそくユーカリが丘線に乗ってみることにしましょう。
ココがユーカリが丘駅の券売機です。
200円均一で1週まで乗車できます。
私は窓口で一日乗車券を購入しました。
静かにこあら号と呼ばれる電車がやってきます。
突然やってくると言われていますが、本当に接近放送もないのでびっくりします。
顔出しパネルにはココとララとその家族が居ます。
反対側にはこあら3号の顔出しパネルが。
こあら号は全部で3編成。
平日ラッシュ時には2編成が出ますが、
土日は1編成のみで2編成は休みです。
この日は9時台の車両交換からこあら2号がずっと走っています。
味わい深い看板です。
車内はこんな感じ。
古い電車にしてはキレイに整備されていると思いませんか?
昭和55年、1980年の製造。
江ノ電1000形が1979年の製造ですから、結構ご高齢。
隣の「地区センター」で降りてみます。
降りてみた感想としては、
ちょっと階段が多いなと言うのが一つ。
色褪せた運賃表がまた味わい深い。
このタイプの改札機、昔横浜市営地下鉄で見たような。
Suica非対応の山万ではこういう古い自動改札機がなんと現役で生きています。
少し散策してみましょう。
地区センター駅はビルの上にあります。
なんと、ビルが橋脚を取り込むスタイルです!
以下にも都市鉄道らしいスタイル!
コンクリートの橋の上を電車は走ります。
建物の青い壁の部分は電車の橋脚がある部分であることが読み取れます。
町あるある、開いたところにベンチ置きがち
こっちにもこあらが並びます。
ここに住むとコアラに囲まれそうですね。
起動桁の種類やスパンがバラバラです。
実証実験駅意味合いでアレコレ設置されたのでしょうか?
下があいていて丸見えだったり、箱型だったり、形状も異なります。
ちょっとドリーム交通を思い出しちゃうな。
中央案内方式の軌条を下から眺められるってすごくないですか?
ユーカリが丘郵便局です。
風景印はユーカリが丘線らしい。押して貰えばよかったなぁ。
郵便局の入口にある看板は郵政フォントです!
カタカナって珍しい気がしますね。
高架下をみると、
自由に使えているみたいです。
おっと…これは
公園駅のポイントレールです!
こんなふうに動きます。
見た目的にはピストンで動いていますが、動力はモーターでらしいので、ウォームギアかなんかで直線運動にしているのかな?
公園駅につきました。
階段のつき方がなんとなーく、1970年開業の湘南モノレールとかに近いものがあります。
1980年くらいじゃそんなに違いはないのかな。
保守用車でしょうか。ユーカリが丘線カラーです。実にいい。
公園駅には駅務本部があるようです。
司令室のほか、乗務員交代とかもここでやっているそうです。
ここ公園駅とユーカリが丘駅が有人駅で、回数券の販売も行っています。
注意書きも昭和感が溢れます。
この溢れ出る昭和感をだれか分析してくれ…
なぜ古く見えるのか…
江ノ電にもあったようなゴミ箱
手書き看板です!
ホームへは階段を上がりますが、ホームを延長してかなり頑張ってエレベータを整備したようです。
勾配標らしきもの。
7‰ですかね
側面に生えているものでびっくりしました。
これ、ATS地上子です!
ホーム延長部のエレベーター通路を眺めます。
信号は2灯でいたってシンプル。
ここから中学校駅まで1つの閉塞があり、
その間の女子大駅に車庫があります。
公園というだけあって本当に公園があります。
計画都市なだけあってちゃんと40年後も公園です。
鋼製の箱桁からコンクリート桁に変わる部分です。
実験的意味合いもあるのか桁の種類はたくさんあります。
公民館のような施設があり、遊具もありました。
野球場もあります。広大な敷地が計画されていないとできないことですね。
こあら号はここから反時計回りにループ線を走ります。
登って降りて、
また登ってその先が女子大駅です。
女子大→中学校→井野 と周回して、
公園駅に戻ってくる電車
具体的な速度は不明ですが、
公園駅のポイントは徐行が必要みたいです。
先頭にいるのはララちゃんです。
ここから井野駅に向かいます。
掘割の下を走るので窮屈な中を走って行きます。
運賃表
まぁ共通運賃なので変わりはない感じ。
統一されたデザインですね。
改札機。
この駅にも利用案内のプレートが。
次の電車はユーカリが丘線唯一のトンネルの中から飛び出します。
きました!
ヘッドライトはかなり眩しいものがついています。
ハイビとロービは付け替えられますが、あまり変わりがありません。どっちもキリリと光ります。
天候が悪化してきたので、
まずはこれでホテルに向かうことにしました。
ホテルやほかの施設も凄いのです。これはまた次回紹介するとしましょう。
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